ミラノは桜が終わり、藤が美しい季節となった。
また、そこらを歩いていて、ふと見上げると、どこのバルコニーにも意外と黄色い花が咲いていることに気がついた。セダムと呼ばれる多肉植物だ。
我が家にも、数年前上の階から落ちてきたセダムを挿したら増えだして、今年初めて花を咲かせた。
ちなみに現在、アパートの外壁及び各家庭のバルコニーも全て修復中。そういったアパートがミラノ中に多いのだが、どうも今年度中にすると、半額近くでできるという税金対策(Superbonus 110%・スーペルボーナス・チェントディエチ)なるものがあるらしいのだ。しかし、アパートの住民に反対者がいると、できないらしい。
それにしても、全てが壊され、各家庭のバルコニーが瓦礫の山。
植木を動かすよう指示されていたが、夫に頼んでいたのに、やって行かずの帰国してしまい、気づいたら、プランターは勝手に移動させられ、しかも花が植えてあるのに、全て重ねられ、中は灰だらけ。とはいえ、セダムもヴィオレッタも皆咲いていた。外のアパートの囲いの木の上にもプランターが移動させられており、結構いい加減であったが、移動していなかった我が家に問題があったのだから仕方ない。
そんな中、我が家で初めて、アボガドの種から根が出てきた。割れた種から芽も出ているのがわかる。
それを小さな鉢に植えてバルコニーに置いておいた。時々如雨露で水やりをしていたが、水がどっと出て、土から卵のような種の頭が見えていた。
今日も種に水をやろうとしたら、ない!えっどういうこと?バルコニー用のサンダルに履き替え、勝手に重ねられたプランター全てをチェック。しかし、どこにもないではないか!アボガドの種をいれた小さなは鉢はどこ?と思ったら、咲き終わったヒヤシンスを土からだして乾かしていたのだが、その3本を小さな鉢に無理やり埋めるように突っ込んであり、肝心なアボガドの種はどこにもない。どうして?
一鉢ずつチェックしていくと、芽が出始めていたシソの芽も全部抜き取られているではないか!えっどういうこと?もう頭が真っ白。私にとっては大事なものだが、わざわざ盗む人、いるか?しかし、たしかにシソの植えてあった土はシャベルで掘った跡がある。ありえないでしょ?誰がそんなことするの?猫のロメオがやって来て、持って行ったとか?いやいや、それはないでしょ?
じゃあ、誰が???
オペライオ(職人)がバルコニーにいたよ、と次男がいっていたが、西側と東側のバルコニーを同時にに箇所工事しており、我が家は小さめのアパートでそれでも8軒なのだが、アパートの正門近辺も工事しているため、常に10数人が出入りしているはずなのだが、どうも気持ちが悪い。ちなみに労働者のほとんどはアラブ系だ。
平日の工事をしている日は、雨戸は半分以下しか開けていない。
大切に育てていたものが、なくなり気分が悪い。どういうことか?誰かがとったのだろうか?では誰が何の目的で?家に植えたいと思うだろうか?
いずれにしても、どこかに捨てられたのではなく、誰かがちゃんと育ててるくれるよう願うばかりである。
とは言え、あーもやもや...








