ミラノは既に先週から待降節。
待降節とは、主の降誕(クリスマス)を待つ期間。ヴァチカンをはじめ日本のローマ典礼は次の日曜日から。ミラノのアンブロジアーノ典礼はローマ典礼より2週間長く、喜びをもってクリスマスを待つのだ。
ミラノでは、クリスマスツリーやキリストの生誕をお祝いするお人形のプレセピオを出すのは、ミラノの守護聖人である聖アンブロジオの祝日に出すのが伝統的。
そしてドウモ広場に設置されるクリスマスツリーが毎年話題になるが、今年のクリスマスツリーのスポンサーは、なんとコカコーラ。
「今年は、遠く離れていても近くにいることを学びました。 ドウモ広場のクリスマスツリーは、街の連帯の中心を祝うためのシンボルであり、共有の精神が今日さらに重要になっています。このクリスマスに困窮している人たちにとっても特別なものにするために、BancoAlimentare (食材のサポートプロジェクト)にぜひご参加ください。」と、コカコーラ•イタリアのマーケティングディレクター・ジュリアーナ・マントヴァーノ女史が語っていた。
ちなみ、ミラノ市は市内18ヶ所にクリスマスツリーを設置する。
イタリア人にとって大切なクリスマス。コンテ首相は、秋口に晴れやかな気持ちでクリスマスを...と言っていたが、このコロナ禍、まだまだ微妙な状況だろう。
日本も次の日曜日から待降節。なかなかミサにあずかれず。考えてみれば、クリスマスやましてやその翌日の「聖ステファノ」の祝日も休日ではないため、24日の夜(厳密には夕方?)か25日のミサの一回にでもあずかれれば、有効らしいので、参列したいが、全て仕事次第と言う悲しい現状。
有難いことに、ミラノの地元教会の司祭がビデオメッセージや黙想内容を送り続けて来てくれている。
こちらは11月23日、ミラノの写真家・Andrea Cherchi氏の画像。
この日のミラノの日の出は07:31、日の入りは16:48。やはり日本よりずっと北にあるのだなあと感じる。
私は個人的に最後の画像、Palazzo Reale・ 王宮の天使の風見鶏が好き。ドウモ広場へ行くたび見上げてしまう。
クリスマスまであと1ヶ月。日々の暮らしの中で、当たり前と思っていたことが、失くなった時、奪われた時、初めて人は「日常」の有り難さを実感する。
今年のクリスマスはある意味特別になりそうだ。







