柑橘類の中で一番香りが好きなのは柚子。甘いシトラス調にほのかな苦味のある香り。なぜか懐かしくなる。
シトラスの香りは、希望やポジティブな考えを与えてくれると言う。不安や悩みがある時に、嗅ぐといいかもしれない。
また、血行促進作用もあるようで、疲労回復にも効果的だそうで、冬至のゆず湯が良いのも納得する。免疫活性自律神経のバランスを整えてくれるのだそうだ。
とは言え、柚子そのものは、果肉を食べるのには不向きな『香酸柑橘』であるが、その代わりに非常に香りが高い果皮・果汁を持っており、特に果皮は果肉に比べビタミンCが豊富で、抗酸化作用が多くあると言う。
果皮には果肉の約4倍近いビタミンCが含まれており、そのビタミンCの配合量は、レモンのおよそ1.5倍。肌のコラーゲンの生成、老化予防、シミソバカスを薄くしたり、小ジワを防いだり、肌荒れやニキビの改善、アンチエイジングにも効果的。カリウム、カルシウムも多い。
また、柚子湯に入る時のるぬるぬる感が記憶にあるが、これは種の周りの、ペクチンと言う成分なのだ。
ペクチンはコレステロールの増加を抑えたり血糖値の上昇を抑える効果があ。また、善玉菌を増やしてくれる効果や、それによる便秘改善、そしてビタミンC同様、お肌にもよく、シミソバカスを薄くしたり、小じわを防ぐ効果があると言うのだ。
そんな種を捨ててしまっては勿体無い!この柚子の種とアルコールを合わせた化粧水をもう何年も愛用している。種と、その重さ10倍のアルコールと合わせ冷暗所(冷蔵庫)へ保管し、1週間ほどで出来上がり。
今回は柚子を使って柚子ジャムを作ってみた。
洗った柚子の果汁を搾り、種を取る。
皮はワタをスプーンで取るのぞき細切りにする。
苦味を取るため3度茹でこぼす。重量の80%の砂糖と煮る。
希少な国産サトウキビ・花見糖で自然な香りとコクを引き出す。
柚火皮と果汁、砂糖、お茶パックに入れた種を入れて煮詰める。
出来上がり。パンに塗り、柚子茶として飲んでもみたが、最高!
又、柚子皮と果汁を使ったシフォンケーキも作ってみた。
しっとりふわっふわ感がたまらない。柚子ジャムとの組み合わせも最高。
残った種と皮は乾燥させる。
食べてもよし、化粧水にしても、お風呂に入れてもよし。味よし香りよし!柚子シーズンど真ん中。柚子の香りを更に楽しみたくなった。








