アベノマスクがやっと届いた。
母にどうする?と聞くと、どこか必要としている人に送ってあげて...と。
一気に店頭からマスクが消えてしまい、なければ作るしかない!そう思ったのは誰もが同じことであろう。国会議員を始め、町のあちこちで手作りマスクを身につけている人を多く見かけるようになり、はじめのころは、ちょっと派出目かな?と躊躇していたが、そういうこともなくなった。型は『ベトナムマスク』と呼ばれる立体型が主流であろうか?
私もこの2ー3ヶ月、ロックダウン中時間があまりにもあり、ミシンがないのでチクチクマスクを70枚ほど縫った。未だ切るだけ切って縫っていない物も数十セットあるくらい。初めの頃は、プリーツ型を作っていたが、今はほとんどベトナム型。
カリタスジャパンを通じ、物資を送った某児童福祉施設が子供用のマスクも必要としていると聞き、小さめのマスクを児童施設へ、そして住民票がなくアベノマスクも届かないホームレスの方々を支援しているところに送った。
日本中からマスクの支援が集まり、今やマスク受付を停止しているところも多いと聞く。とはいえ、ホームレスの方々は、使い捨てのマスクがあっても、手作りマスクを取っていかれる人が多いようだ。マスクの寄贈は、「あなたのことを忘れていないよ」というメッセージでもあると思うのだ。気持ちが通じると思えば嬉しいこと。
また、ミラノの友人が、余暇に任せてマスクを縫いまくったけれど、行き場がなくアパートの入り口に「ご自由にお取りください」と書いて置いておいたら、あっという間になくなっていたという。
ところで、最終的にこの新型コロナウイルスは、飛沫感染、接触感染ということ。たとえウイルスが手についたとしても、そのウイルスが目や口から体内に入らなければ良いので、アルコール消毒や手洗いでウイルスを除去してしまえば良いということ。つまり、マスク、ソーシャルディスタンス、アルコール消毒、そして手洗い。
健康な人がマスクをする習慣がなかった欧米諸国でも、この新型コロナウイルス感染症の影響で人々がマスクをつけ始め、今や義務となっている。
しかし日本と同様に海外でも使い捨てマスクは品薄なため、あちこちのメーカーやブランドが布マスクを売り出しはじめ、利用する人も急増中のようだ。
しかし、気をつけなければいけないのは、これからの夏、熱中症に気をつけねばならないということ。
こちらは、100円ショップで購入したひんやりタオル。形状は一般的なタオルと同じであり、簡単に選択して乾かせ、ぬらして使うと冷たさが感じられる。だからといってびしょびしょにしてしまうと、意味はないが、通気性は非常によく圧迫感がない。内側にガーゼかさらしを使用したほうが良いと思うが、意外に顔を覆う大きなタイプでも息が出来ない、といった苦しさはない。
小池都知事のマスクを見て作ったという叔母が送ってくれたマスク。シルク製は通気性がいいが、レースでも内側のコットンやさらしが多く重なってしまうと、また顔にフィットする小さめの型は意外に夏は苦しいかもしれない。とにかく、気が緩み、また暑いとマスクを外しがち。第二波に備えて飛まつ感染を抑える意識を忘れないようにしないといけない。
マスクして我と汝でありしかな 高浜虚子
『我』と『汝』の関係。マスクが大事。




