Minaia 〜 収穫 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

ミラノに来てからここ16,7年、ワインは直接、生産者さんのところで買い付けているが、今朝も久々生産者さんのところへ出かけてきた。
 
ピエモンテはトスカーナと並ぶイタリア屈指の高級ワイン産地。あの『イタリアワインの王様』と呼ばれる『バローロ』もピエモンテ原産。 

私が個人的に、好きなのは、『ガヴィ』。コルテーゼという種類の葡萄で造られており、はちみつのようなフルーティで、ちょっと酸味のある味は、女性が好きな味。ガヴィは98年にDOCG(統制保証原産地名称)ワインに昇格している。 
 
収穫した白葡萄は破砕し、その後、プレスして葡萄の皮や果肉などと果汁を分離する。
 
こちらは、上記分離した際に使用されたブドウの絞りかす(葡萄の皮・種・果軸など)。それを蒸留させたものがグラッパになるのだ。
 
 

 
10世紀頃、まだワインが上流社会の飲み物であった際、ワインの原料となる葡萄を栽培していた農民は、自分たちの葡萄で造ったワインを飲むことができなかったという。そこでワインを造った時にできた葡萄の絞りかすを蒸留して飲んだのがグラッパの起源と言われているらしい。
 
ところで、年間60万本生産しているこの生産者Nicola Bergaglio。半分以上はイギリスに輸入しており、特に"Ciapon"(チャポン)という銘柄の樽で熟成させたものは、イギリスだけに出しているようだ。
 
「これはアビコのものだよ。」と言われ、どうも日本へ輸入なの?とは思ったものの「我孫子」?と思っていたら、検索したら、”AVICO"という業者があるようだ。爆   https://avico.jp/wine-cat/nicola_bergaglio
 
このBergaglioでの生産は、"Gavi di Gavi"と"Minaia"。飲み比べるとやはりMinaiaのほうが、断然おいしいし、値段も微妙に上。2017年と2018年ものを飲み比べてみたが、昨年のものでも上出来。
 
 
また、テーブルワイン用に造られている赤ワインの”Vino Rosso"(そのままやん!)を今回初めて試飲。普通に美味しい。
 
 
今回も8カートン購入。何ヶ月持つか???
 
 
「ガヴィ」
「Gaviの里を訪ねて」