車の排気ガス規制のために、”Area C”に加え、”Area B”が先月末に発足したミラノ。その割に、5月からミラノ市の交通機関であるATMは値上がるわ、自転車道路の整備は遅れているわ、なんか順番が違うんじゃないの?!という気がするのは私だけではないだろう。
2017年秋よりミラノで数種類のシェアバイクが利用されるようになったが、黄色のofoに関しては、どうもひどく扱われる様子があちこちで伺われた。特に近所では移民の小中学生が乗り回し、乗り終わればその辺に投げ棄てるわ、置いてある自転車は叩き壊すわ、彼らに一般常識、倫理というものはないのか?見る度に腹が立った。ちなみに私がオラトリオで怪我をしたのも、このofoで教会敷地内に乗り込んだ学生に対し、注意したことから始まったのだった。だから余計に気分が悪い...
もともと、ofoとは2014年に創業された世界最大級のシェアサイクルで、ofo創業者兼CEOのダイ・ウェイ氏が北京大学のキャンパス内で自転車が使われていないこと、そして自身が4度も自転車を盗難でなくした経験から、「シェア」をコンセプトに事業が始まったというが、その自転車が盗まれたり、壊されていては元も子もない。(ミラノでその量は全体の10%を超えるという。)
そして、昨年末ofoの倒産の危機が囁かれ、ついに打つ手もなく今月22日、ミラノ市より今月中にofo撤収が命じられた。
いずれにしてもATM運営の”BikiMe"があるので、必要な人はこちらを利用したほうが良いだろう。ちなみにノーマルタイプと電動タイプがある。WEB上で会員登録した上で、ステーション端末でレンタル手続きをする。
https://www.bikemi.com/en/homepage.aspx
ノーマルバイク
最初の30分が無料
その後30分ごとに0.5ユーロ
2時間以降は1時間おきに2ユーロ
電動バイク
最初の30分が0.25ユーロ
2回目の30分が0.5ユーロ
3回目の30分が1ユーロ
4回目の30分が2ユーロ
2時間以降は1時間おきに4ユーロ
再来週からはいよいよ”サローネ”(ミラノサローネ国際家具見本市)及び”デザインウィーク”が始まる。ミラノの周遊手段として、シェアバイクはいかがでしょうか?
BikeMeの利用の仕方はこちら
https://tabi-rin.com/archives/article/479
ミラノの日常「Area B発足」

