カルネヴァーレ 2019 〜 キャッケレと「女性の日」 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

ミラノはまだまだカルネヴァーレ中。明日がサバト・グラッソ。日曜日から四旬節に入る。

 

友人にカルネヴァーレのパレードについて質問された。...が子供が仮装に該当しない年齢になると、全く別世界。ミラノ市のHP見たら出てるんじゃない?と他人事...

 

とはいえ、やめられない、止まらない。一人でキャッケレ。以前キャッケレの作り方を紹介したことがあるが、オーブンで焼くのと、あげるのがある。私はこの揚げて砂糖を振ったのが好き。そのわりに、全く重たくなく、サクサク、ほんのり甘い。

 

ちなみにミラノでは「キアッケレ」(おしゃべりという意味)と呼ぶが、ピエモンテでは「ブジエ」(嘘)と呼ばれる。何れにしても人が集まると、おしゃべりやゴシップネタにこうじるからか?薄くてひらひらした形からヴェローナでは「ガラニ」(リボンのバラ結び)、その他多くの地方で「ナストリ デッレ ステレ」(尼僧のリボン)と呼ばれたり、トスカーナ地方では「チェンチ」(ぼろ布)、エミリアロマーニャでは「ラットゥーゲ」(レタス)と呼ばれたりしている。 このほか、トルテッリというパスタ生地にレモンの香りをつけて揚げたもの、揚げた生地にクリームを詰めたヴェネト地方の「フリットーネ」、中部イタリアの「ボンベ」、マルケやウンブリアの「チェルキアータ」という揚げた小麦を飴状の砂糖で固めた日本のおこしのようなお菓子も有名。とにかく、油まみれ、砂糖まみれ...

 

「三人寄れば文殊の知恵」というが、昨日は女友達3人でメルカートの買い物前に集まった。ことわざ通り、「女三人寄れば姦かしましい」。皆、吐く吐く吐く吐く、毒を吐く。心も体もデトックス。爆 かしまし娘、といったものだが、「かしましい」という漢字がまさに女三人、「姦しい」とは笑える。

 

ところで、今日は「国際女性の日」。

詳細は、下記のブログにすでに書いているので割愛するが、ここ数年この日に限ってストライキが行われる。女性同士出かけるのを阻止するのかー?!とさえ、感じるし、個人的には、せっかく四旬節前に心置きなく出かけられるのに、なんで???という落胆の方が大きい。そして、友人特製のミモザババロアケーキが今年も食べられないのがショック!

 

  

 

また、今日、「国際女性デー」に合わせ、自民党の女性議員の有志が議員連盟を立ち上げ、選挙で女性候補者を優遇する制度の導入などの対策を検討していくことになったと知った。確かに、日本はまだまだ女性議員をはじめ、女性の医師数も先進国のわりには少なく、遅れをとっている。

 

とはいえ、女性はまだ何をしても叩かれる傾向にある。それは男性優位な社会である限り、女性は下に見続けられ、女性を自分より立場の低い存在として扱うことで自分が優位に立ちたい心理で、そのような態度をする男性がまだまだ多いのだろう。

 

であれば、逆に女性も肩肘張らず、女性特有の美しさ、優しさと慎ましさをもってうまく賢く調整をとれば良い。(とはいえ、しわ寄せは常に女性の方が多いような気がするが...)


この3月8日を迎えることによって、やはり『女性』であることを考え直す機会になれば・・・と思う。

 

 

カルネヴァーレ

http://blog.livedoor.jp/s_sofia1317/archives/50503058.html

カルネヴァーレ 「お菓子編」

http://blog.livedoor.jp/s_sofia1317/archives/50928746.html


「女性の日」

http://blog.livedoor.jp/s_sofia1317/archives/50583934.html https://ameblo.jp/sofiamilano/entry-12358927284.html