2月15日
La verità è la rivelazione meravigliosa di Dio, del suo volto di Padre, è il suo amore sconfinato.
真理は神の父親の顔のすばらしい啓示です。それは彼の無限の愛です。
2月16日
Gesù ci chiede di realizzare una sola opera d’arte, possibile a tutti: quella della nostra vita.
イエスは私達に、だれにでもできる一つの芸術作品を制作するよう求めます。それは、私達自身の人生という作品です。
2月17日
Il cristiano promuove la pace, a cominciare dalla comunità in cui vive.
キリスト者は今暮らしている共同から始まり、平和を促進します。
2月18日
Vi invito a pregare in questi giorni per l'Incontro sulla protezione dei minori nella Chiesa, evento che ho voluto come atto di forte responsabilità pastorale davanti a una sfida urgente del nostro tempo.
この数日間、教会における未成年者保護に関する会議のために、皆さんがお祈りくださるようお願いいたします。現代の緊急の課題に直面する中、この会合が司牧上責任ある、確固とした行動となるよう願っています。
2月19日
Entriamo nel mistero del cuore addolorato di Dio che è Padre, e parliamo con Lui guardando le tante calamità del nostro tempo.
父なる神の悲しみの心の神秘に入り、私たちの時代の多くの災いを見ながら彼と語りましょう。
Nei momenti più bui della nostra storia il Signore si rende presente, apre cammini, rialza la fede scoraggiata, unge la speranza ferita, risveglia la carità addormentata.
私たちの歴史の中で最も暗い瞬間に、主は自分自身を存在させ、道を開き、落胆した信仰を高め、傷付いた希望に塗油し、眠った慈愛の心を目覚めさせます。
2月20日
Da domani vivremo alcune giornate di dialogo e comunione, di ascolto e discernimento. Possano essere un tempo di conversione. Non vogliamo annunciare noi stessi, ma Colui che è morto per noi.
明日から(始まる未成年者の保護テーマの会合に向け)、対話と一致、傾聴と分別をもって過ごしましょう。それが回心の時となりますように。また、私たちのために死んでくださった彼を語ります。
2月21日
Chiediamo allo Spirito Santo di sostenerci in questi giorni e di aiutarci a trasformare questo male in un’opportunità di consapevolezza e di purificazione.
(今日から始まった未成年者の保護テーマの会合において)これらの日々に私たちを支えるように、そして意識と浄化の機会にこの悪を変換するために私たちを助けるよう聖霊に求めましょう。
Signore, tu conosci la resistenza che abbiamo a mettere dentro il nostro cuore i dolori degli altri. Apri i nostri cuori e plasmali a tua immagine.
主よ、あなたは私たちが心の中に他者の苦しみを置くことに抵抗する方法をご存知です。私たちの心を開き、あなたに似せて形どってください。
2月22日
Signore, liberaci dalla tentazione di voler salvare noi stessi, la nostra reputazione; aiutaci a farci carico della colpa e a cercare insieme risposte umili e concrete in comunione con tutto il Popolo di Dio.
主よ、私たちの名声と自分を守ろうとする願望の誘惑からお救いください。責任を負い、神のすべての人々との交わりの中で謙虚で具体的な答えを一緒に求めるよう助けて下さい。
2月23日
Signore, concentra il nostro sguardo sull’essenziale, fa’ che ci spogliamo di tutto quello che non aiuta a rendere trasparente il Vangelo di Gesù Cristo.
主よ、何が必要なのかに目を向けて、イエス・キリストの福音を透明にするのに助けにならないすべてのことを自分たちで取り除きましょう。
2月24日
すべての虐待は残虐行為です。人々は怒りを正当化し、教会は神の怒りの反射を見ます。この静かな叫び声に注意深く耳を傾けることは, 私たちの義務です。
2月25日
L’amore di Dio è l’unica forza capace di fare nuove tutte le cose.
神の愛は唯一、すべてのものを新たにできる力です。
2月26日
La vera religiosità consiste nell’amare Dio con tutto il cuore e il prossimo come sé stessi.
真の信仰心は、私達の命全てを賭けた神への愛と、私達自身のように隣人を愛することのうちにあります。
2月27日
Se si crede in Dio si deve cercare di vivere la giustizia con tutti, secondo la regola d’oro: «Tutto quanto volete che gli uomini facciano a voi, anche voi fatelo a loro» (Mt 7,12).
誰かが神を信じるならば、黄金律に従って、すべての人と正義を生きるようにしなければなりません: 「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしてあげなさい。」 (マタイ 7:12)。
2月28日
Facciamo un piccolo esame di coscienza ogni giorno, per convertirci al Signore, 5 minuti alla fine della giornata ci aiuteranno a pensare e a non rimandare il cambiamento del cuore e la conversione al Signore.
主に回心するために、良心の小さな糾明をしましょう。1日の終わりに5分間、それは心の変化と主への回心について後回しにすることなく考えることに役立ちます。
「教会における未成年者の保護」をテーマに、2月21日から24日まで、世界の司教協議会会長を招集し、バチカンで会合が行われた。
3日間の午前と午後にわたる討議の後、2月24日、会合は最終日を迎えた。
同日朝、教皇フランシスコは、バチカン宮殿の王宮の間で、司教らと共にミサを捧げた。
ミサ終了後、教皇は閉会の講話を行われ、この中で未成年者虐待の悪と対峙し、それと闘う教会の姿勢を示された。
教皇はこの会合で、未成年者への性的虐待がもたらす深刻な傷は、残念ながらすべての文化圏・社会に広がっていることを確認した、と述べた。
過去にタブーと考えられ、知っていても話されなかったこの問題が、比較的最近になりようやく、世論の関心の変化のおかげで、体系的な研究対象として取り上げられるようになった、と話された。
今日、様々な国際機関や各国の組織がまとめた未成年者の性的虐待についてのデータは、しばしば低く見積もられ、未だこの現象の本当の広がりを表すには至っていないと教皇は述べ、家庭内で起きている虐待の多くが明るみに出ていないことを、その理由として挙げられた。
教皇は、未成年者への性的虐待を考える上で、デジタル社会における子どもたちの尊厳の問題や、買春ツアーの犠牲となる子どもたちの問題にも触れられた。
このような非人間的現象が世界レベルで広がる中、教会におけるこの問題は、その道徳的権威と倫理的信頼性に反するものとして、いっそう重大で、恥ずべきことであると、教皇は強調。
人々の魂を救いに導くために神から選ばれ、自らを奉献した者が、自分の人間的弱さや病的なものに打ち負かされ、無垢な子どもたちさえ犠牲にしてしまう、この虐待問題に、わたしたちは悪の手を見ることができる、と語られた。
今日、教会は、深刻な虐待を規律に沿った対策や、民法裁判・教会裁判をもって防ぐだけでなく、教会の内外においてこの現象と決然と戦わなくてはならない、と教皇は述べた。
教皇は、教会でただ一つの虐待が明らかになったとしても、それ自体が恐ろしいことであり、その件に対し最大の誠実さをもって取り組まなければならないと呼びかけられた。
「人々の正当な怒りの中に、教会は、不正直な奉献者に裏切られた神の怒りを見ている」「彼らの中に父性と霊的導きを見るかわりに、非情な者を見出した子どもたちの沈黙の叫びは、偽善と権力に麻痺した心を震わせるだろう」と、教皇は話された。
虐待問題と戦うには、良い意味で科学と社会が提供するすべての手段をもって取り組む必要があると教皇は述べつつ、同時にイエスが教える、悪に勝つための霊的態度、すなわち、謙遜、良心の糾明、祈り、償いなどの大切さを指摘された。
教皇は、世界保健機構が指導し、10の国際機関のグループが作成した、「児童を暴力から守るための7項目の対策」に言及。
このガイドラインを参考に、教会もここ数年、教皇庁未成年者保護委員会を通し、「子どもたちの保護」「真摯な取り組み」「真の浄化」「司祭候補者の育成」「司教協議会のガイドラインの強化と見直し」「虐待被害者への寄り添い」「デジタル社会における児童の保護」「買春ツーリズムとの闘い」の、8つの視点から取り組みを進め、これらが今回の司教会合の指針ともなったことを紹介された。
この悪を教会の浄化のための機会に変容させることができるように、と願われた教皇は、虐待という犯罪が地上から消えるまで、あらゆる方法で戦っていくよう、司教らを励まされた。(バチカンニュース抜粋)
来週からいよいよ四旬節に突入する。
2019年 パパ様四旬節メッセージはこちら。
https://www.cbcj.catholic.jp/2019/02/28/18570/
