クリスマスバザー@ミラノ•シュタイナー学校 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

空手仲間のお子さんたちが在籍するミラノ•シュタイナー学校のクリスマスバザーに出かけてきた。

 

幼稚園から中学生までが一緒のこじんまりとした校舎。

 

シュタイナー教育。名前だけは聞いていたが、20世紀はじめのオーストリアの哲学者・神秘思想家ルドルフ•シュタイナーが提唱した「教育芸術」で、教育という営みは、子供が「自由な自己決定」を行うことができる「人間」となるための「出産補助」であるという意味で、「一つの芸術」であると考えられている。その思想と実践は、シュタイナーが創設した、人間が自らの叡智で人間であることを見出すという神秘的学説・人智学によって支えられている。とはいえ、独自のシステムで養成された教師により行われ、教員の法的立場は国や修了した養成組織によりそれぞれ異なっているようだ。カリキュラムや授業内容も公的なものとは異なっており、独特の芸術教育などが知られる。

 

やはり敷地に入った途端に、独特な雰囲気を感じた。入り口にいた保護者らしき女性の服装がまず、手編み?といった感じを受けた。入った同時に目に映った受付も天井から手作りのツルが吊り下げられている。

 

奥の方で、友人がどら焼きを焼いているところを発見!

 

  イタリア人は保守的な人も多いので、あんこを食べない人のためににんじんジャムやりんごジャムも作られていた。前日は在校生によるコンサートもあったそうで1000人もの入場者がおり、どら焼きも140個売れたという。

 
 
 またこちらは、彼らのクラスで作ったお弁当。各家庭で土曜日5パック、日曜日5パック作って販売したそうだ。
 
 こちらはお茶室。本来お茶用に大福を準備する予定だったが、オーブンと時間的な問題で間に合わず急遽クッキーが添えられていた。
 
 
 友人(日本人とルーマニア人のハーフ)が生徒たちにお習字と墨絵を教えにいったそうだ。
 
他にも、手作りろうそく、ランプシェードの販売や教室なども設けられていた。
 
 
どれも手作りで可愛らしいものばかり。
 
私は、たまたま入った教室で、「あかずきんちゃん」と「おおかみ」がメインのアクセサリーを発見。もしや...見たことがあったので、声をかけてみた。バッジョ(ミラノ南西部)の手作りのお店にも出してませんか?と。私も編みぐるみを出している手作りの子供服メインのお店。 彼女がミラノで唯一出しているお店なのだそう。
 
  お店よりも安く出ていたのでゲット!
 
いやあ、手作り商品は見ているだけで面白い。作り手の思いが伝わって来る。だからと言って売るのはまた別の話なのだけれど...
 
 

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