今日3月6日は、両親の53回目の結婚記念日だった。
朝一番に母にお祝いのメッセージを入れると、日本時間の夜にメッセージも今日が結婚記念日であることさえも気づかなかった、と返事が来た。苦笑
2月末に父の誕生日を迎えると、次に両親の結婚記念日があり、そして4月に母の誕生日が来る。全て無事に迎えられると、一つ前進、と安心する。ちなみにその間に、自分たちの結婚記念日があるが、夫は忘れている、というかいつだか覚えていないかもしれない。
何度も書いているが、一人の人間が生まれるためには、両親が必要である。その両親が生まれるためには、それぞれの両親4人が必要で...そのように辿っていくと、十代遡るだけで1024人の親が必要になり、20代遡ると200万人あまり。30代遡ると20億人...ともうとてつもない人数になり想像しがたい世界になってしまう。けれど、その中の一人が欠けても「私」は存在しない。自分の命は奇跡なのだ、とつくづく思う。そして、将来に続く家族も自分なしでは存在しない。
人類の歴史の中で、結婚生活、子育てが続けて行われているが、誰もができる簡単なことかと思ったら、とんでもないことだ。困難に忍耐の繰り返し。
結婚の秘訣とは?いやそれ以前に結婚とは何?とつくづく思う。長女なんぞめんどくさそうだからしたくないとさえ、いう。私の背中を見ているか?爆
とはいえ、母は父の病状にかなり気を使っているので、疲れ切らないでほしいと思いつつも、以前よりは寄り添っているなあと思える。口数の少ない父なので、生きている間に、母に感謝の言葉を発していてほしいとおせっかいながら思っているが、それでも少しでも長く寄り添っていてくれたら、それだけでありがたいと思う。
命をありがとう。
金婚式 〜 結婚の秘訣