イタリアに来て24年。今住んでいる家で7軒目になる。
毎回、家族が増え、物が増え、もう引っ越しはしたくないのだが、今の家がなんだかんだ言って一番問題が多いかもしれない。蟻の大量発生、ハチに巣を作られ、今度はカビ。家具付きとはいえ、古いものばかりなので、洗濯機もよく壊れるし、キッチンのテーブルの椅子もよく壊れる。大家にクレームをつけても変えてくれる様子はない。お湯もガスではなく、電気の給湯器なので、容量の問題もあり、なかなか湯船にお湯を張ってお風呂に入ることもできないし、給湯器のせいで、電気が飛ぶこともしばしば。電気のブレーカーが壊れ、電気の線だけが繋がれている危険な状態が続いていたので、夏明けに修理してもらったが、法律ではすでに廃止されている古い線を使用していたこ とが判明。全て変えてもらった。
どさくさに紛れて、壁のカビを大家に言ったことで、何が問題か?それによっては誰が払うか?(大家か管理組合か?決して私たちにふられることはなかったが、以前いたアパートでは大家が払う所、逃げられた経験もある)を追求し、管理組合やら業者などいろいろな人が出入りしていたが、やっと終了。結局階上のキッチンの排水管が壁の内側に近すぎて湿気がこもるのではないか?ということ。管に何か薬を塗り、スポンジのようなものを巻きつけ、レンガとセメントで蓋をし、新たにペンキを塗り終了。



建物の問題なのか?外壁と家の間に湿気がこもりやすいようで、我が家のキッチンの脇に、我が家は通過するのだが、階上の人たちのトイレの排水管があり、その一部が欠損し、階下のガレージが水漏れ。我が家の壁を壊して修理したこともあった。(ほんと、いい迷惑!)
今度は管理組合は関与しないが、やはり子供部屋のカビの問題で、大家が負担して修理することになった。何が原因かわからず。大家も近所の人たちも家に洗濯物を干すからいけないのではないか?という。けれど、冬の間だけ居間に洗濯物を干すが、カビのでる子供達の部屋からは一番離れているし、第一居間にはカビはなし。挙げ句の果てには、子供達が大きいから肺活量の問題でカビがでるのでは?というから、大笑い。まったく、はあ?と言いたくなってしまう。
あまりにもうるさく言われるから、除湿機を購入。日本円にして2万円くらいした。けれど、やはりイタリア製。見た目もいいし、音も静か。やはり、以前長女の部屋であり、現在長男が移動した部屋が一番湿気が多いようで、日夜、時間に関わらずかなり水が溜まる。

イタリアは空気が乾燥しているから、寝ている間に喉をやられるから子供部屋には加湿器が必要。と長女が小さいころ言われ、買ってみたが、逆にカビが出てしまったことがある。
日本の感覚からすると、夏は初夏では?と思うが意外に低温の冬にカビが出やすいのだ。そしてイタリアの水はミネラルの多い硬水ときている。カビ以外に水のカルシウムにも悩まされる。そんな時は、漂白剤のカンデッジーナを使えばいいんだよ、といってペンキ屋のおじさんがカンデッジーナの入った溶液を置いていってくれた。なんか体に悪そうなんだけれど、そうそう重曹だけでは掃除もできず。
やーっと問題が落ち着いたように思われるが、しばらく静かな状況で暮らしたいものだ。
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