私は、自分で言うのもなんだが、調子よく要領が良い方だと思う。なのに、たまに催眠術にかかったか? 金縛りにあったか?のごとく、要領悪く逃げ遅れ、泥舟に乗ってしまっていることが多々ある。なんで私? 正に狐につままれた感じ。
例えば、地元ミラノ•サンシーロ地区の外国人ママ向けのイタリア語教室”イタマ”の開設時(2009年)私は単に、創設者である友人から頼まれ、日本人生徒の通訳を数回しただけなのに、気づいた時にはメンバー、しかも理事になっていた。😲
又、歌が好きで、どうせミサで歌うのならば同じこと。聖歌隊に入ったら、そこにいたシスターや司祭たちにずるずる引っ張られ、気づいたらオラトリオのメンバーで責任者にまでなっていた。😲 今年度で移動する司祭がいたので、どさくさに紛れて(!)トンズラ(今時言う言葉か〜?)しようと思っていたが、またもやタイミング失敗。逃げ遅れ新任司祭にしっかり捕まってしまった!! 😲 アチャー。
次男が現在通う中学も、3年前入学が決まったと同時に、その学校の保護者でまた、イタマの先生だった友人に、学校の行事に中世の衣装を来て行列をするのだけれど、その衣装の手伝いができないか?と聞かれていたので、vediamo...(まあ、様子を見ましょう)といってしまったがために、知らないうちに教授群と関係保護者に固められていた! 😲
そんなこんなで気づくと常に泥舟に乗らされている。カチカチ山のたぬき状態。泥の舟は沈むのだ...いやいや、沈みそうな舟を救うため派遣されるのか?(思い込みすぎ?爆)
ところで、昨年は、自分の居場所を考え、イタマでのボランティアも、もう私でなくても大丈夫、という気持ちがあったし、自分自身20年ぶりにイタリア語を復習しようかと思い、脱退し、ミラノ市が運営するイタリア語教室に通い始めたのだが、学年末の中学のイベント準備のため、手伝いに出かけ始めたら、あまりにもボランティアが集らず気づくと、週に3,4回は学校に顔を出している状況。40枚のマントを作らなくてはならず、結局イタリア語教室も途中でフェードアウト。フェスタが終わっても、片付けに学校へ行っていた。
300着の衣装、衣装箪笥に分けてしまうだけでも大変だが、これ、20数年の中学の行列行事の歴史の中で何回洗っているの?切れている衣装はまた来年まで放っておくの?箪笥の状態は大丈夫?メンバーと話し始めて、これじゃまずいとなった。確かにまずいのだが、また泥舟???
夏休み明け、地域の会議で、衣装のクリーニング代300ユーロを負担してくれることが決定し、再度衣装担当の保護者に召集がかかった...
実は今月15日にミラノ郊外でお祭りがあるのだが、そこに次男の学校から中世行列の旗持ち隊の行列が参加することになった。しかも次男はその旗持ち隊の一人。今週から行列に向けてまた居残りレッスンが始まる。
...というわけで、急遽旗持ち隊の衣装20着分の洗濯をすることになった。クリーニング代の予算は300ユーロ。クリーニングに出さざるを得ないような,教皇やダンテ、貴婦人などの衣装30着は選んだので、それだけクリーニング屋に持ち込み、それ以外のものは、徐々にしていくしかない。
次男が出るんじゃしょうがないか? 旗持ち隊のチュニック20着とブラウス、とパンツを数着持ち帰った。あとは数人で分け合った。一日中、洗濯機が稼働中...しかもアイロンがけが待っている!
なんでママだけ?次男が言っていたが、仕方ないでしょう?最終的には誰かがしなきゃいけないのだから。少なくとも私は最終学年。もうこれで最後!という気持ちであるが、他のメンバーはまだ2年生だったり、下に入学を控えているお子さんもちの保護者。
いつか、いいこと巡ってくるでしょう? いやこれが終われば、一難去ってまた一難。別の泥舟が待っているのだろうか...とほほな人生。



