気合を入れ、無理やり心のリセットをして、日本を発ったにもかかわらず、再び香港へ〜。
成田空港でチェックインの際、すでに30分遅れ、と言われていたが、それほど気にしていなかった。いつものことだが,搭乗し新聞を読み始め、そのまま爆睡。2時間遅れの出発だったという。そこで、もしや、台風でシグナルなんちゃらかんたらが発動したのでは...と頭をよぎった。
香港空港到着後、すぐに係員に呼び出され、ミラノ行きの飛行機がキャセンルしたことを知った。案の定、台風だ。しかも巨大台風「ハト」が猛威をふるい、マカオでは8人死亡、香港空港で480便欠航されたというではないの!
あれれ。海外旅行は沢山しているが、フライトキャンセルははじめての経験。とは言え、ツアーで行程がずれるのとは違う。また、ミラノに戻ったところで、子供たちは始業まで時間はたっぷりあるし、逆にラッキー?! 夜中の1時の便が8時間後の9時に変更。
預けた荷物はそのままでイミグレーションが済んだら、ホテルカウンターに行くよう言われる。身一つで翌朝までホテルで寝て待機というわけだ。朝食を食べている時間がないので、6時にモーニングコールで6時半出発。バウチャーが出るので朝食は各自、空港で、と言われた。至れり尽くせりである。
前回泊まったホテルの隣のホテルで地域的にはよく知っているところ。子どもたちは夜中に空腹を訴えコンビニに出かけた。コンビニといえば、前回、ここ数年帰国しても見つけられなかった、アイスの〈雪見大福〉を香港で見つけ、家族で大喜びしたものだ! 私もおにぎりにありつけた。
熱めのシャワーを浴びて携帯電話もしっかり充電させたが、肝心な私は、緊張で6時前に目が覚めた。ホテルの部屋からヴィクトリア島が曇り空の下に見えた
レセプションに降りると、既にすごい人。慌ててチェックアウトを済まし外に出るとバスに乗る列が出来ていた。観光バス2台。イタリア語もあちこちから聞こえた。なぜかホッとする。
空港へ向かう途中、かなりの数の倒木を見かけ、その台風の強さを伺う。香港は小さい島だから台風が来ても最長12時間で過ぎ去ります。と、前回マカオへ行く時ガイドさんが話していた事を思い出した。とは言え、台風の大きさを示すシグナル8以上は国そのものが止まってしまうのだからすごい。マカオから香港島に戻る時、シグナル8は解除されていたが、海は荒れ、船はあまりにも揺れ、人があちこちで噴水のように吐く光景は恐ろしかった。その度に、音と匂いがし、ずっと鼻呼吸を辞めていたくらいだ。
香港では、忘れられない経験をした。ブルース・リーのお墓参りをしようとしたら、お墓はアメリカだったし、ブルース・リーショップも昨年で閉店。ブルース・リーグッズも買えず。笑
ちなみに空港では、本物そっくり飲茶ストラップを買った。海老ワンタン麺が私の香港の思い出。爆


