帰ってきたCAMPARI!! | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

昨年カンパリ・ツアーに参加した日記を書いた。 
http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-10812376172.html 

1867年、ドウモ広場のガレリア入り口、向かって右側にカンパリのレストラン及びカフェが創立され、その反対側に、立ち飲みができる『カンパリ』ができた。 

その後、1919年に立ち飲みバール・CampariはZuccaに買収され、『ズッカ・イン・ガレーリア』に変わる。ズッカ創設者は、ルバーブのビター“ズッカ”を発明して財をなした人で、CampariもZuccaも歴代オーナーが作ったお酒、ということになる。 

1928年、カンパーリは所有者がモッタに変わり、現在は系列のアウトグリルというイタリアベースの多国籍企業のチェーン店。 

そして、Zuccaとなった立ち飲みバールは、実業家のグリエルモ・ミアーニの手に渡り、一時は『カフェ・ミアーニ』になったが、Zucca in Galleriaにもどり、店の商標は、何年毎か忘れてしまったが、『Campari』と交互になることになった。 

そして、今年からついに『Campari』が戻ってきた! 

  Campariはほろ苦いが、Zuccaは養命酒のような独特な甘苦さがあり、個人的には苦手。あれは、薬ですね。笑 ・・・というわけで、Campari名の方が親しみやすい。 


今でもあるのだろうか。ヴェネチアのリド島へ行く度、船着場に大きな「Campari」と書かれた看板があった。それを見るたびに、戻ってきた・・・・という感覚があった。考えてみれば、ミラノの中央駅やどこかの空港でもみた記憶があるようなないような。 

http://www.dentromilano.eu/2010/01/24/lo-storico-caffe-zucca/ 
http://www.caffemiani.it/it/pagine/storia.htm