昨日珍しくアメリカにいる義弟のお嫁さんからLINEが届きました。珍しいことがあるものだと読んでみると…。彼女のお母様が義母のお見舞いに来たいから次の日曜日の私の予定を教えてほしい、無理なら翌週の予定を連絡してほしいとの内容でした。

もう少し前なら素直にありがたくお気持ちを頂戴できたかもしれません。でもね、認知症が進んでしまい、うちの家族のことさえ分からないし、声をかけても反応してくれない状態の義母の姿をお見せするのは嫌でした。わざわざ遠くから来ていただくのに申し訳なくて。それに、最後に会った時の姿が印象に残り続けるとか言うでしょ。それなら、元気であれこれテキパキこなしていた義母の姿を覚えておいて欲しいんです。

私のわがままですが、理解していただいてお見舞いは無しにして頂きました。これが義母にとっていい事だったのかどうか分かりません。正解は無いようにも思います。難しい問題だなぁとつくづく思います。
義母は入院するまで刻み食を食べていました。ご飯は軟飯。7月には普通に外食に行って食事ができていました。
それが入院してから急にミキサー食に変わりました。嚥下のチェックの際は普通に水を飲めていました。歯も揃っています。不思議に思い看護士さんに尋ねてみたところ、覚醒している時間が少なく、食事中もうとうとしているので誤嚥防止でしていますとの事でした。

その場は何となく納得したのですが、今になって頭に?がいっぱいに。覚醒していないなら、水のようにサラサラでも、ミキサー食でも、刻み食と軟飯でも誤嚥するのは同じじゃないのかしら。形態によって誤嚥の程度が違うの?とろみがついてる方が刻みやサラサラより誤嚥しにくいの?

別に病院に文句を言うつもりはないんです。ただ自分の中で納得できれば、実母の食事を作る際にも生かせるのでスッキリ解消したいんです。
お義母さんは明日緩和ケア外来のある病院へ転院します。
今日病院で再度その事を伝えるとやはり忘れていて、『どうしてまた転院するの?』と質問されました。うん、何回も転院するのは嫌だよね。
『救急病院には長くいられないから、明日お引越ししましょう。お手伝いしますよ』と伝えると、
『あんたばかりに迷惑かけて申し訳ない。早く良くなりたいんだけど…』と泣かれてしまいました。
緩和ケアになるという事は伝えていません。良くなりたい、体が自分のものじゃないようでもどかしい、こんな風に思ってる義母に、残された時間がわずかだとはとても言えません。言ったらそこで力尽きてしまうのを私は経験済みですから。

緩和ケアの条件で、本人がその事を理解していることとしている病院も多いようですが、これってなかなかハードルが高いなと思います。義母は認知症でもあるので、本人が理解することはかなり難しいです。10年前に亡くなった父は、もっと生きたいと思っていたのに、緩和病棟へ移りましょうと言われて気力を失い、2日後に亡くなりました。

もし自分の身に同様のことが起きたなら、私はどのように余生を過ごすことができるでしょう。ただ死を受け入れて待つのみの時間を穏やかに過ごせる自身がありません。

これから義母を見守っていく訳ですが、しっかりと看取ることができるように、強い気持ちを持たなくてはなりません。