義弟は1年半ほど前にアメリカに家族で赴任しました。義父83才、義母80才になる年です。当然今回のように生命に関わる病気を患う事は想定内。だってお嫁さんは看護士だし、彼女のお父様は8年ほど前に大病を患って亡くなられているのだから。普通なら単身赴任を選択するよね。子供たち年齢を考えると、進学を考えてもそうだと思うんです。

彼らは旅立つ時、赴任期間は何が起きても帰ってこないと言いおいて行きました。旅立って1.5ヶ月で義母は倒れ入院、相次いで義父がうつ病になり、義母は施設に、義父は入院。そして今義母は緩和ケアしか残された道が無くなってしまったわけです。その都度連絡しても、『僕達は離れていて何もできず申し訳ない。任せます』とだけ返事がきて、1度だって『その後どんな様子ですか?』聞いてくることもないんです。

昨日は義母の残された時間を話すには電話の方がいいんじゃないかと思い、〇時間後に電話するからと連絡してから電話をしました。時差がある為、『朝早く出勤前にごめん』と主人が伝えると、『いや、実は今家族でアトランタに旅行に来ている』と返答されたらしい。うーん、電話は突然じゃないし、相手の状況考えたら言っちゃいけないことだと思います。見える訳じゃないんだから、そこは嘘ついてもいいところだよね。

クリスマス休暇に無理して帰ろうとしてたから、その前に義母が亡くなっても帰って来ないのだそうです。有り得ない。私はどうしても彼らが理解できません。私がおかしいんでしょうか?
今日は義父の受診の日。うつを患ってそろそろ1年。この病気の発端が義母が小脳梗塞で倒れたことだったので、今回悪性リンパ腫を発症しても、頑なに会いたくないと言い続けていました。

幸いにも義母が入院中の病院に義父が通院しいますので、思い切って『お義母さんに会いに行きませんか?』と誘ってみました。イヤだと言われる覚悟をしていましたが、意外にも行くと。

面会時間ではありませんでしたが、病棟の看護士さんにお願いし、面会が叶いました。
お義母さんはぼんやりとして、意識レベルも低い様子でしたが、何回も『お義父さんが来てくれましたよ、分かりますか?』と声をかけると、暫く眺めた後、『久しぶり。』と声を発したのです。
お義父さんが手を握ると、『冷たい手』と心配そうにお義父さんに伝えていました。

長い時間をかけてできあがった夫婦の愛情なのでしょう。2人の姿を見て、心底嬉しかったです。
お義母さんは待ち続けていたお義父さんにやっと会えました。少しでも病気にいい影響があればと思います。
義母の悪性リンパ腫は、様々なタイプがある中で非ホジキンリンパ腫の中のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫というものです。

『発熱や体重減少を伴い、リンパ節以外の臓器にもリンパ腫が認められることが多い特徴があります。進行のスピードは速い方。年は越せないと思います。』と宣告されました。

この話はまた私ひとりの時に担当医から知らされました。きっとそんな役回りなんでしょう。

肝臓はかなり悪い。心臓も肥大している。内臓には他にも腫瘍がある。治療したくても治療はできない。残りの時間を安らかに穏やかに過ごせるようにするしかない。頭がクラクラしました。

うまく説明出来ないから、主人には担当医からしっかり話してもらおうと決めました。
ひとりで受け止めねばならず辛かった。気はしっかり持っているものの、やはり気づかない所でメンタルをガッツリやられてました。眠れなかった。これから私はどうしたらいいんだろう。もやもやは消えません。