今回の記事は、大学受験を考えている高校生のお子さんがいらっしゃるご家庭へ向けての記事です。
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ソフィア学館では入塾に先立って、まず親子揃っての面談を前提としています。
(塾の見学と面談は、個別に、そして見学をご希望の方の都合の良い時間にあわせて行っています。詳しくはルームに記載している問い合わせ先をご覧ください。)
勉強のことは子供に任せているからと、お子さんが勝手に取り寄せた入塾案内先にお金を払って塾を決めるご家庭の話や、逆にご両親だけが勝手に決めて、強制的にお子さんに通わせるという話をよく聞きます。
確かに勉強は生徒さんがすることですので、生徒さんの意思を当ソフィア学館も尊重していますが、あくまで基本は親子揃っての面談を通じて、そうでない場合も双方の了解の下での入塾を前提としているのは理由があります。
勉強するのは生徒本人。しかし、大学受験が出来るのはご家庭の支援があるからこそ。
受験は生徒と家族の共同作業です。
子供は親が思っているより3歳はおとなであり、自分が思っているほど3歳は子供という言葉があります。
高校生にもなると、自立心も芽生えます。多感なこの時期、親のことがうっとおしく感じることもあり、親子関係がギクシャクすることもあるでしょう。
ソフィア学館では、勉強の指導と共に、できるだけ各ご家庭との連携を大切にしています。そんな中、私は、何度も家族の結びつきについて考えさせられます。
ここでは今までの卒業生の例や、現在通っている生徒の例を少しお話したいと思います。
*広大附属高卒業の男子生徒さんの例
この生徒さんは小学生の頃から長らくO塾に通っていましたが、英語と古文の授業を比較して、高校2年生から当ソフィア学館に通ってこられました。
最初、私がお母さんとお話しをさせていただいたのですが、母子家庭ながら教育熱心なお母さんでした。出来れば一緒に面談をしてから入塾とお話しましたが、生徒さんがどうしても嫌がるということで、次に生徒さんだけ体験授業を受けに来られ、入塾された経緯がありました。
通常3者面談を定期的に行うのですが、その生徒さんは拒否します。お母さんからは、「うちでは何にも話をしないので・・」と、よく相談がありました。
高校生になって親と話をしたがらなくなるのは良くあることですが、どうにも親子関係が上手くいっていないように感じました。
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ところがある日の授業中、生徒さんが相談してきました。
「先生、国立大学でも授業料免除制度ってあるんですか?」
と、尋ねてきたのです。
「あるよ。一応一定の成績を維持していれば、半額免除、全額免除もある。それに奨学金制度も受験する大学や現役、浪人によってもランクが違うし・・。それに私立大でも成績がよければ特別奨学制度があるよ。」
「わかりました。絶対現役で九大に合格します。」
家では無口で、どう見ても母親のことを煙たく思っているようで親子関係がうまくいってないようだったのですが、実はしっかり親の事を考えて、なるべく負担かけまいと思っていたのです。
私はとても嬉しい気持ちになりました。
学校ではテニス部に在籍し、広大附属名物の体育祭の実行委員もこなしながら、その生徒さんは見事に九大工学部に現役で合格しましたが、滑り止めで受験した立命館からも特別奨学金制度での合格通知がきました。
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舟入高校・現3年生の例
この生徒さんは運動部に通いながらも1年生の時から通ってきていました。非常に真面目で性格のいい生徒さんです。
しかしながら、やはりお母さんからは家では何も喋らないという相談が何度も来ていました。たまに一緒になるとお母さんのことが少し煙たそうで、無愛想な感じになります。
ところが3年生になったある日 「塾をやめたいんです。」と、切り出されました。
「どうした?塾に何か問題があったか?」
そう尋ねますと、そうではない様子で、ご家庭のご事情を私に話してくれました。
詳しい事情は書きませんが、お母さんにあまり苦労をかけたくないと考えていたようです。
先の生徒と同じく、実は密かにお母さんのことを心配していらっしゃるようでした。
私からは、「お母さんが応援してくださるなら続けてしっかり勉強して、きちんと受験をした方が、あとあといいよ。」
と、先の広大附属の生徒さんの例をお話しました。
結果的には塾を続けてくれて、今年大波乱のセンター試験でも800点を超える点数で、大阪大学B判定、神戸大学と九大はA判定。
残りの詰めを綿密にラストスパートをかけているところです。
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勉強も大切です。でもそれ以上大切なこともある。そう私たちは考えて指導をしています。