私たちは今、現在に生きていますから、現代語を使うのは当たり前です。
しかし今の日本語はかなり適当に出来てきたのです。この記事では日本語にまつわる面白い話をいくつか取り上げます。
ギャル語の影響力
しゃもじ、という言葉があります。ご飯をよそう時に使う道具ですね。 もともとは杓子(しゃくし)と呼ばれていました。
おたまじゃくしは、お玉杓子に形が似ているのでからそう呼ばれるのですが、さて、室町時代に貴族社会の女房の間でなぜかモジという言葉が流行ったのです。
「ねえねえ、もじってかわいくない?」
「かわいいよね、なんにでももじ付けちゃえ!!」
てなノリで、着物→きもじ 杓子→しゃもじ となったのです。 ようはギャル語だったのですね。
ギャル語の影響力は随所に見られます。次に現代語が大いなる勘違いで出来た例を取り上げましょう。
幕末志士の勘違い
現代語では標準語となっている 「です」「ます」。江戸時代では女性特有の言葉だったのです。
ところが倒幕に参加した全国の志士たちが江戸に上京して、基本的に地方出身者つまり田舎物が多いものですから、調子に乗ったついでに遊郭へ遊びに行きます。・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
そこで遊女たちが、「です」「ます」と言うものだから、これが標準語に違いない!!と勘違いをして
全国にひろまり標準語になったのです。
ちなみに、セレブ言葉として定着している、「ざます」口調は、遊女の中でも格上の花魁言葉でした。
花魁は身請けされる時に上流階級のおめかけさんとしてもらい受けられます。
それが定着して上流階級言葉となったのでした。
スネオの母ちゃんがその事実をしったら、きっと真っ青になることでしょう
「たいへんざます!!」(((( ;°Д°))))
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ちなみに、「オイこら!!」という表現は、鹿児島地方の表現で普通の呼びかけ、「ちょっとちょっと」というニュアンスでした。
ところが、明治維新後、警察官になったのは薩摩出身の人が非常に多かった。
それでやたらと警察官が、「オイコラ!!」というものだから、(警察本人にはそんな意思はなかったのですが・・)
威圧的な言葉として全国に普及したのでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このようなネタはたくさんあります。
普段私たちが何気なく使っている言葉にも、過去の歴史と文化が息づいており、また今の私たちの文化や生活も、未来へと影響するのです。
歴史を知るということは、今を知るということでもあり、未来へとつながるものなのです。
古文や漢文、日本史や世界史の勉強は、直接社会に出て役に立たないけれど、とても重要なのですね。