林業については民主党マニフェストへの言及においても、それ以前の過去記事でも多々触れている。
【林業ソリューション概要】
タイトルにもあるようにここでは、林業の活性化による雇用創出と、地域主権、地域活性化、活性化策のポイントでありゴールとなる自然再生の森林づくりと、それによるCO2吸収量の(現状比での)増大・(増大後の)維持という温暖化対策上も荒廃し、絶滅しそうな林業、それによって悲惨な状況になるであろう食物連鎖と生態系をあらゆる面で救う大変重要な効果的な策の提言である。
民主党政権マニフェストにも深く関わるものだ。
【効果一例】
・林業の活性化(伐採・植林雇用、輸送業、製材加工業・・・仕事の創出)
・雇用創出(長期雇用+逐一短期・中期雇用)
・地方、地域の活性化(民主党マニフェスト地域主権にも大きく寄与)と波及効果
・地元都道府県、地元市区町村の業務活性化と税収アップ
・国の税収アップ
・木質バイオマス実現は地球にも優しいはず?(民主党大喜び)
・温暖化対策(CO2吸収量の改善、大幅アップと半永久的な一定量維持)
・公共事業の負の産物が消え、景観が良くなる。
まず、あらゆる面での効果を知る為にも、はじめに現状を見ていく。
【日本の森林の現状】
日本の森林は、国土面積の69%程度と言われていて、近代化した日本において意外ともいえるほどデータ上では森林があることになる。
しかし、森林が日本の国土面積の69%なんて結構あるじゃんと思いがちだが、この内のほとんどは、戦後復興期(64年前)に建設需要の為に杉、檜に植え替えられた人工林だ。
元々そこにあったはずの木々は、杉やヒノキのような針葉樹ではなく、ブナや楢やクヌギや樫等の広葉樹だったはずなのにだ。
この時点で実は、自然界の森林を壊滅的なほどに破壊している事になる。
【日本の森林破壊の深刻さ】
広葉樹林と針葉樹林の生態系は、日照等少し考えても、湿度などの面からも、かなり違うはずだ。
これにより、様々な弊害がでたし、更に追い打ちをかけるかのように主として公共工事の一環で高速道路含む道路建設、トンネル工事、炭鉱工事、そしてダム工事などにより、自然界のメカニズムと自然の摂理、生態系、食物連鎖により、それなりの耐久性があったものを人間が、人間の欲の為に壊した。
黒部の太陽などトンネル工事を絶賛するような映画もあるが、絶賛されるべきものではなく、まさに人間のエゴでしかない。
【林業による雇用創出と自然林計画】
さて、マニフェストのところで、一時的な雇用なら確保できると若干乱暴に書いたが、大量な雇用の受け皿としては一時的であり、自然界にとって一時的であり、人間社会にとっては、相当に長期の雇用を生む事ができる。
つまり、余り大量な人手は限定的、一時的、その都度必要ではあるが、継続雇用としては期待できるものではないので基本、継続雇用となり得るボリュームはある程度限定されることになるが、全国的に継続的で計画的な植林においては継続雇用を創出する事ができる。
なぜなら、1つの山の森林を植え替えるにもハゲ山にして全部一斉に植え替えるわけにはいかない。
これは、CO2吸収量の面からも、雨露や土砂災害防止のためにも、人工林とはいえ、そこに生息する多様な生命体の為にも。
それに杉やヒノキが建設需要に向いていた一つに成長の早さがあるが、これらではないブナや楢やクヌギや樫等にしても1本の苗木が大木として成長するまでには、樹木にもよるが、数十年、数百年かかる。
このあたりを考慮して、順次植え替えていく必要がある為、人間社会にとっては、長い長い日々となることが、労働需要として長い長い、長期雇用を生む事になる。
私は以前ボランティアで、標高という意味ではさほどでもないがスパイク地下足袋を履いてやっと登れるほどの急斜面を20人強で登り、既に切り倒されているとてつもない大木をふもとに下ろすという作業をやった事がある。
途中からは、ワイヤーリフトで下ろすのだが、急傾斜とはいえ凸凹だらけでそのワイヤーリフトで吊るせるポイントまで下ろすだけでも一苦労、二苦労で、その大木は状況によってはひとたび下敷きになったら圧迫死・窒息死するやもしれないほどの大木であり、その急傾斜を利用しても10人以上いても1本下ろすにも数十分、時に1時間はかかったであろう時間を費やし、数日間、どれほどだろう?それでも相当な数の大木をやっとの思いでそのポイントまで下ろし、別の隊は、都度、そこからふもとに下ろすというものだった。
その他にも、根っこが異様に張ったそこに存在するに違和感のある木々を掘り出し、数十、数百株の苗木を植える為の穴を整備したこともある。
このボランティア活動自体は別に緑化に特化したものではなかったので河川や養護学校の草むしり、清掃などもあったし、木の利活用における作業もあったし、多岐にわたるものだったのだが、ここは林業に関わる話なので前述の作業を挙げている。
もちろん、これはボランティアやったことあるよ日記ではないので、この例を挙げたのは、現在の人工林において参考となる事柄であり、切りだした木をふもとまで下ろすにも、そこから運ぶためのトラックに載せるまでにも相当な時間と労力が必要だという現実を伝える為のものだ。
【原生林とは・自然林とは】
原生林とは自然の摂理により、その土地に、その山に、その地に根付いた食物連鎖を含む生態系であり、それら木々はもちろん木の周辺にある草にしてもそこに生息する動物や虫たちにしても自然そのままで誰に邪魔されることなく、自然と朽ち、それが肥やしとなり、また新たな息吹が芽生えるという自生の森であって人手など介する必要は一切ない。
立ち枯れしようが、朽ち果てた大木が轟音を立てて倒れたとしても。
【人工林とは】
しかし、人工林は、木々の間隔も含め、人間が都合よく植えた、人間に都合のよい、そこにあるのが不自然である木が密集したものであり、それなりの食物連鎖や生態系はあるにしても、当然のことながら、自生はしない為、人の介入を要することになる。
人が介入しないと、人間に都合のよい切りだそうとした木に他の立ち枯れた木が倒れ、共倒れになってしまったり、木々の間隔などにより日当たり加減が変わり、限りなく一律を目指す人間にとって都合のよい育成状況を妨げる可能性もあり、伸びた枝葉が他の木の生育の邪魔をしたりすることもある為、枝打ちや間伐を人間の都合で行うのが林業である。
【林業は地球に、自然に優しいものなのか?】
こうした全体像を俯瞰してみると、林業に携わる人々ではなく、その人々が行う作業自体は、自然に優しい、地球にやさしいという視点に立ったものではなく、利益を上げるために木々を育て、利益を上げるために人手を入れて調整しているに過ぎない。
【林業という自然破壊の諸悪の根源】
しかし、林業に携わる方々が、悪なのではなく、国政、国策として戦後まして地方の活性化策として林業という産業を造ってしまい、戦後焼け野原になった地を中心に木造住宅を建てまくるという構想の下、サイクルの早い木材需要を喚起する事によって経済的な損得勘定も相まって、それまであったはずのブナや楢やクヌギや樫等の広葉樹をことごとく切り倒させ、そしてそこに根付いていたはずの食物連鎖を含む生態系をことごとく破壊し、人間に都合よく、ニョキニョキ早く生え、育つ杉やヒノキに植え替えてしまったという経緯がある。
【林業の現状】
林業に携わる方々は今や高齢化している。
なぜなら、更に欲に走った日本のグローバル経済参入により安価な輸入材におされるばかりでなく、住宅も木造住宅自体が激減し、あっても建て替え需要だけでは成り立たなくなってしまったからだ。
しかも、前述のボランティアではないが、切りだした大木を山々から森林から運び出して製材所に持っていき、そこから全国の建設地へ・・・という輸送においても莫大なコストがかかることから、木材自体の価格もさることながら、物流面でも価格的にも、賃金的にも高くなっていく中で国産木材需要は低迷していった上、近代経済と他の産業の台頭で賃金や労働環境を考えても割に合わないということになり、若い時に従事しようなんて人はいても極めて限定的である為、林業に携わる方々の高齢化は時代の流れということになり致し方ないということにもなる。
そんな中、木材需要を喚起すべく、木造住宅の普及に躍起になっている中小企業もあり、いくつかの視点でコストダウンを実現しているとはいうものの爆発的普及につながるほどの成果があるとは言いがたい状況だ。
【林業を改革しなければ林業衰退だけでなく地球が危ない】
それにだ、世界的に温暖化対策が叫ばれ、世界中の各国首脳が今ならCOP15等で議論をしているほどの状況下にあって森林は温室効果ガスの一つであり、まさに唯一代表格であるかのように言われているCO2を吸収してくれる大切な資源なのだが、自生せず、自然界の摂理によって自力再生しない、人間に都合のよい人工林に植えられた木々である杉やヒノキは、ちょっと手抜かりがあっただけでもその吸収量が激減してしまう状況にあり、ただでさえ、成長過程にある木々は吸収力が高いものの、成長しきった、まして朽ち果てた木々にCO2を吸収する力はないに等しい。
【林業改革は地球にやさしくSTOP THE 温暖化】
逆にいえば、人工林でなく、原生林、自然林では、自力再生するので常に旺盛にCO2を吸収する木々、枝葉が常に芽吹くということを意味するので、人工林を原生林、自然林に回復できるものなら、そうした方が、それだけで相当な温暖化対策となるのである。
【その他の人工林における問題点と対策】
林業がおこなわれている土地でさえ、そういう問題があるのだが、更に日本の山々、森林には問題がある。
それは、自然保護区、国立公園、国定公園、国有林をはじめとする国、都道府県、市区町村といった公的機関が管理しているものばかりではなく、個人の資産として持っている山々、森林については持ち主の管理下にあるという点だ。
更に元々の持ち主だけの問題だけではなく、遺産相続によって山に愛着も何もない都会人などが相続しているケースや、複数人が1つの山を相続しているケースや、中には自己資産の中に山や森がある事を忘れている、知らないケースも多いらしく、個人管理の山々は、耕作放棄地以上に、放置され、荒廃しきっているものが多いのだ。
これでは、国が主導したとしても一斉にその辺の人工林がある山々や森林に手をつけるわけにはいかなくなる。
仮に地主に交渉できたとして、別にただでやってくれるならいいよという反応では、国が特定の個人資産を管理してあげるという不可思議な状況になる。
更にこれとは別に、特に戦後これまで国が行ってきた公共事業の結果である山間の不自然な国道や高速道路、トンネル、ダム、付随施設等々は、老朽化や耐久性補強面から存在利用する限り生涯、税金を投入してメンテナンスすることになっているし、やっているが、全く採算に合わない、全く存在価値がないものも多数あるはずである。
公共工事の中には、議員の実績づくりという個人的欲求で無駄に造られた節のあるものが大量にあるはずだからだ。
これは、現在進行形ということもさることながら、これまでの歴史が物語っている。
この解決策としては、こうしたものは、廃止撤廃するなど抜本的に見直す必要があり、伐採植林と同時並行して思いきった対策を講じることにより、CO2吸収量を一定量増やし、維持することになる為、温暖化対策になることはもちろんだが、(無駄に無駄を重ねることにはなるが)解体・撤去作業による雇用創出(しかも地方が多いだろう)、リサイクル、造ることで治水やら安全強化やらと嘯(うそぶ)いてきていたなら、山や森を再生する方が、よっぽど治水にも安全強化にもつながる上、場合によっては、ふもと住民、森林近隣住民の転居の機会にもなるやもしれず、地元市区町村や都道府県としてもこれらに付随した業務が循環することになるなど、かなりの試金石になるはずである。
・自然の猛威?
これらの点については、熟考して策を講じる必要がある。
【自然再生森林づくり】
ようやく、ここであらゆる状況を打開してくれる方法の目標・ゴールについてだ。
前述の通り、人手を介さずとも木々や草木が自然の摂理に沿って再生していく森林を造る必要があるのだが、まず、その地域に元々あった樹木を中心とした生態系を再現するのが一番だ。
そこでその地域が人工林となる以前の生態系を調べる必要がある。
万一、その情報が全く入手不可能である場合には、東京の明治神宮の森を参考にすると良いだろう。
過去記事でも書いてあるので省略するが、それ以前の原生林がどのようなものであったか調べつくしてもわからなかった為、人手を介さずとも自然に芽吹き、代々自生、再生を繰り返す樹木や草木を研究し、見事その再生に成功した好例である。
しかも、これは今から89年前に150年先を見据えて行われたものだそうだ。
150年先を長いと見るか短いと見るかは人それぞれだろうが、普通に考えれば人1人の寿命より長いのは確かであり、そのくらい先を見据えるくらいの気概が必要だということだ。
まして、経過を見るにも、時間軸としてはまだ短いといえば短いが、150年経過するまでもなく既に明治神宮のある森は、ビルや住居が雑多に並ぶ都心のオアシスとしては不自然だが、一歩その森に入ると自然そのものだ。
【都会人の慣れの怖さ】
よく、街づくりや整備をするときに、山があろうが、木々があろうが草木があろうが、あたり一面まっさらの更地にしてコンクリートやアスファルトで地面を固め、コンクリートや化学合成されたものを大量につかった建物などを建てた後、人間の都合で見栄えの良い場所に木々を植え、緑に感謝してます、緑化してます、自然にやさしくしてます、自然を愛してますと言うが、それは全くの偽善であり、不自然である。
・人里に下りて来る動物は迷惑!?
【森と人の関わり】
森があって、その森には天の恵みがあるから、人以外の食物連鎖と生態系があるから自生、再生するのであって、そこにある生態系が木々の根や草が、わき水もその中にあり、それが小川となり川となり大河となり、河口に届き、砂浜をつくり、海に流れ、山であればふもとの水害や土砂災害を防いだのであり、
そこに一番後から人が分け入ったわけで、その森の恵みあって人は飲み、食すことができたわけで人間は、最後にお邪魔したのであって、新参者は恐縮こそすれ、大暴れして自己中にふるまうべきではないのであり、それが叡智を与えられた人間の理性であり、倫理観であり、道徳心であり、モラルとしても当たり前の事なのである。
しかし、人はその事をすっかり忘れ、恩を仇で返している。
感謝するどころか、欲にかまけて破壊しているのだ。
この悪行に深く反省し、感謝の心を取り戻す必要がある。
よって、本ソリューションは、本来の人の心を取り戻す事も良い副作用としてあるのである。
【新たな林業の形】
深く、正しく、合点がいくように熟慮し、目的を達する植林計画を立てる。
その際に、元あった木々が不明の場合にあっても地域に根付く木々を選定する必要がある事は言うまでもない。
人手を介さずとも自生・再生する森林づくりを行うに当たり、人工林として植林されている杉やヒノキを単位当たりの面積において一度に伐採する量を計画的に伐採し、元あった木々の苗木を植えるにあたり、日照などを加味し、木々の間隔や周囲の生態系に気を配り、配置し、植林していく。
この作業を全国的に順次または一斉に行う。
順次行った場合には、継続雇用を維持できるが、一斉にせーの!でやり始めると、次の伐採植樹までの間(植林した木々がある程度成長するまでの10年、20年・・・)という日々はやることがなくなってしまう)一方、あまりのんびりやっていると、地球や人類が滅亡してしまっては意味がないので、これらの点においてもバランスを熟考することが重要なポイントとなる。
更に順次行うにしても、あまり大量に人員を投入してしまっては仕事がなくなってしまうので当然留意が必要であるが、大量の人員というのは、前述のボランティアで考えても実際には、相当な人員がいないと数本の伐採で1日、1週間、1カ月がアッと今に過ぎて行ってしまうので、バランスを考えたとしても相当な数の人員を要するはずである。
現時点で想像、想定しうるのは、ある人数の編成1つで全国を回り続け、同じ作業を繰り返し、また振り出しに戻って最初の木々が成長した頃に、また生態系を考えながら一部伐採、植樹という作業を繰り返す。
もしくは、あらゆる面で許されるなら編成を複数つくってバッティングしないように同時進行する事も考えられるだろう。
課題としては編成が1つの場合には、転々とした転勤または長期出張を伴う可能性であり、家族持ちには辛いかもしれない。
北海道、東北、関東・・・というレベルでの複数編成なら、これらを軽減することも可能になるはずである。
但し、雪国では豪雪の中の作業は、まず不可能なのでその期間は休まざるを得ないという点も考慮して編成や人数を考える必要がある。
もちろん全ての過程において人工林でない自然林を伐採することは意味がないし、許されない。
これら林業の活性化があるにしても、あまり欲張ることなく、新たに植える苗木購入費と雇用分等、伐採植林の計画段階から終わりまで最低限のコストを目指さないといけない。
なぜなら、伐採した杉やヒノキという国産材を輸入材に引けをとらない価格と品質で日本国内に急速に普及させる必要があるからだ。
これは、木材需要喚起を狙う現代林業においても願ってもないことであり、このソリューションにおいても大前提でもあり、必要だからである。
伐採した杉やヒノキをまさか全部焼却するなんてバカなことを考える人はいないだろう。
しかし、心配せずとも、そんなところで搾取せずともあらゆる面で利益も追求できるはずだ。
民主党が野党時代に訴えていた木質バイオマスなどにも利用できるかもしれないのだし。
以上が概要となる。
ここで提案する林業ソリューションのメリットを改めて列挙しておく。
・林業の活性化(伐採・植林雇用、輸送業、製材加工業・・・仕事の創出)
・雇用創出(長期雇用+逐一短期・中期雇用)
・地方、地域の活性化(民主党マニフェスト地域主権にも大きく寄与)と波及効果
・地元都道府県、地元市区町村の業務活性化と税収アップ
・国の税収アップ
・木質バイオマス実現は地球にも優しいはず?(民主党大喜び)
・温暖化対策(CO2吸収量の改善、大幅アップと半永久的な一定量維持)
・公共事業の負の産物が消え、景観が良くなる。
地球温暖化対策も大きく前進する上、基準値上は、産業界も負担減につながる上、新たなビジネスも生まれるし、地元も活性化するし、個人も民間も企業も潤うし、国、各自治体は税収アップだし、無駄な造形物は撤去されるし、当然自然にも優しいし、地球も、政治も、産業界も、地元の人々も、職に就けた人々も日本中が万々歳だろう。場合によっては海外も喜ぶことになるかもしれない。
こうして日本は平和になった。
というわけで、林業ソリューション是非、検討、実行を。
・農業法人設立活発化に警笛
・減反政策から農家参加型市場併用導入
・飢える日本人、飢えた先進国の人類
・医療と介護と伝統工芸と農林水産業
・人権・生命体権・自然権・生態系権・地球権
農業についても脳内で煮詰めているので、農業法人化を他業種参入の為に緩和してはならない。
昨日、その点の規制緩和をしてしまったということだが、絶対に撤回せよ。
食糧事情が企業に牛耳られ、農業に小作人が溢れ、地主にこき使われた過去と同じ過ちを繰り返すつもりなのか?
更に、金融取引としても、食糧価格が乱高下することを含め、価格高騰などが起きやすいのだから、その根本である農産物生産に企業の論理、市場原理、競争原理を持ち込み、安易なコスト競争に走らせることは、必ずと言っていいほど、日本の食糧事情を悪化させることになる。
だから即刻、規制緩和を撤回し、既に他業種から参入している企業もゆるやかに撤退の方向へもっていくべき。
既に参入している企業一例:
イオン、サッポロビール、ワタミ、セブン&ワイ、東急ストア、キッコーマン等大手の他、建設業界などの本業不振からの多角化(建設業は介護にも)、耕作放棄地等の農地を借りまくり生産するビジネスモデルで起業する企業人ほか。
【林業ソリューション概要】
タイトルにもあるようにここでは、林業の活性化による雇用創出と、地域主権、地域活性化、活性化策のポイントでありゴールとなる自然再生の森林づくりと、それによるCO2吸収量の(現状比での)増大・(増大後の)維持という温暖化対策上も荒廃し、絶滅しそうな林業、それによって悲惨な状況になるであろう食物連鎖と生態系をあらゆる面で救う大変重要な効果的な策の提言である。
民主党政権マニフェストにも深く関わるものだ。
【効果一例】
・林業の活性化(伐採・植林雇用、輸送業、製材加工業・・・仕事の創出)
・雇用創出(長期雇用+逐一短期・中期雇用)
・地方、地域の活性化(民主党マニフェスト地域主権にも大きく寄与)と波及効果
・地元都道府県、地元市区町村の業務活性化と税収アップ
・国の税収アップ
・木質バイオマス実現は地球にも優しいはず?(民主党大喜び)
・温暖化対策(CO2吸収量の改善、大幅アップと半永久的な一定量維持)
・公共事業の負の産物が消え、景観が良くなる。
まず、あらゆる面での効果を知る為にも、はじめに現状を見ていく。
【日本の森林の現状】
日本の森林は、国土面積の69%程度と言われていて、近代化した日本において意外ともいえるほどデータ上では森林があることになる。
しかし、森林が日本の国土面積の69%なんて結構あるじゃんと思いがちだが、この内のほとんどは、戦後復興期(64年前)に建設需要の為に杉、檜に植え替えられた人工林だ。
元々そこにあったはずの木々は、杉やヒノキのような針葉樹ではなく、ブナや楢やクヌギや樫等の広葉樹だったはずなのにだ。
この時点で実は、自然界の森林を壊滅的なほどに破壊している事になる。
【日本の森林破壊の深刻さ】
広葉樹林と針葉樹林の生態系は、日照等少し考えても、湿度などの面からも、かなり違うはずだ。
これにより、様々な弊害がでたし、更に追い打ちをかけるかのように主として公共工事の一環で高速道路含む道路建設、トンネル工事、炭鉱工事、そしてダム工事などにより、自然界のメカニズムと自然の摂理、生態系、食物連鎖により、それなりの耐久性があったものを人間が、人間の欲の為に壊した。
黒部の太陽などトンネル工事を絶賛するような映画もあるが、絶賛されるべきものではなく、まさに人間のエゴでしかない。
【林業による雇用創出と自然林計画】
さて、マニフェストのところで、一時的な雇用なら確保できると若干乱暴に書いたが、大量な雇用の受け皿としては一時的であり、自然界にとって一時的であり、人間社会にとっては、相当に長期の雇用を生む事ができる。
つまり、余り大量な人手は限定的、一時的、その都度必要ではあるが、継続雇用としては期待できるものではないので基本、継続雇用となり得るボリュームはある程度限定されることになるが、全国的に継続的で計画的な植林においては継続雇用を創出する事ができる。
なぜなら、1つの山の森林を植え替えるにもハゲ山にして全部一斉に植え替えるわけにはいかない。
これは、CO2吸収量の面からも、雨露や土砂災害防止のためにも、人工林とはいえ、そこに生息する多様な生命体の為にも。
それに杉やヒノキが建設需要に向いていた一つに成長の早さがあるが、これらではないブナや楢やクヌギや樫等にしても1本の苗木が大木として成長するまでには、樹木にもよるが、数十年、数百年かかる。
このあたりを考慮して、順次植え替えていく必要がある為、人間社会にとっては、長い長い日々となることが、労働需要として長い長い、長期雇用を生む事になる。
私は以前ボランティアで、標高という意味ではさほどでもないがスパイク地下足袋を履いてやっと登れるほどの急斜面を20人強で登り、既に切り倒されているとてつもない大木をふもとに下ろすという作業をやった事がある。
途中からは、ワイヤーリフトで下ろすのだが、急傾斜とはいえ凸凹だらけでそのワイヤーリフトで吊るせるポイントまで下ろすだけでも一苦労、二苦労で、その大木は状況によってはひとたび下敷きになったら圧迫死・窒息死するやもしれないほどの大木であり、その急傾斜を利用しても10人以上いても1本下ろすにも数十分、時に1時間はかかったであろう時間を費やし、数日間、どれほどだろう?それでも相当な数の大木をやっとの思いでそのポイントまで下ろし、別の隊は、都度、そこからふもとに下ろすというものだった。
その他にも、根っこが異様に張ったそこに存在するに違和感のある木々を掘り出し、数十、数百株の苗木を植える為の穴を整備したこともある。
このボランティア活動自体は別に緑化に特化したものではなかったので河川や養護学校の草むしり、清掃などもあったし、木の利活用における作業もあったし、多岐にわたるものだったのだが、ここは林業に関わる話なので前述の作業を挙げている。
もちろん、これはボランティアやったことあるよ日記ではないので、この例を挙げたのは、現在の人工林において参考となる事柄であり、切りだした木をふもとまで下ろすにも、そこから運ぶためのトラックに載せるまでにも相当な時間と労力が必要だという現実を伝える為のものだ。
【原生林とは・自然林とは】
原生林とは自然の摂理により、その土地に、その山に、その地に根付いた食物連鎖を含む生態系であり、それら木々はもちろん木の周辺にある草にしてもそこに生息する動物や虫たちにしても自然そのままで誰に邪魔されることなく、自然と朽ち、それが肥やしとなり、また新たな息吹が芽生えるという自生の森であって人手など介する必要は一切ない。
立ち枯れしようが、朽ち果てた大木が轟音を立てて倒れたとしても。
【人工林とは】
しかし、人工林は、木々の間隔も含め、人間が都合よく植えた、人間に都合のよい、そこにあるのが不自然である木が密集したものであり、それなりの食物連鎖や生態系はあるにしても、当然のことながら、自生はしない為、人の介入を要することになる。
人が介入しないと、人間に都合のよい切りだそうとした木に他の立ち枯れた木が倒れ、共倒れになってしまったり、木々の間隔などにより日当たり加減が変わり、限りなく一律を目指す人間にとって都合のよい育成状況を妨げる可能性もあり、伸びた枝葉が他の木の生育の邪魔をしたりすることもある為、枝打ちや間伐を人間の都合で行うのが林業である。
【林業は地球に、自然に優しいものなのか?】
こうした全体像を俯瞰してみると、林業に携わる人々ではなく、その人々が行う作業自体は、自然に優しい、地球にやさしいという視点に立ったものではなく、利益を上げるために木々を育て、利益を上げるために人手を入れて調整しているに過ぎない。
【林業という自然破壊の諸悪の根源】
しかし、林業に携わる方々が、悪なのではなく、国政、国策として戦後まして地方の活性化策として林業という産業を造ってしまい、戦後焼け野原になった地を中心に木造住宅を建てまくるという構想の下、サイクルの早い木材需要を喚起する事によって経済的な損得勘定も相まって、それまであったはずのブナや楢やクヌギや樫等の広葉樹をことごとく切り倒させ、そしてそこに根付いていたはずの食物連鎖を含む生態系をことごとく破壊し、人間に都合よく、ニョキニョキ早く生え、育つ杉やヒノキに植え替えてしまったという経緯がある。
【林業の現状】
林業に携わる方々は今や高齢化している。
なぜなら、更に欲に走った日本のグローバル経済参入により安価な輸入材におされるばかりでなく、住宅も木造住宅自体が激減し、あっても建て替え需要だけでは成り立たなくなってしまったからだ。
しかも、前述のボランティアではないが、切りだした大木を山々から森林から運び出して製材所に持っていき、そこから全国の建設地へ・・・という輸送においても莫大なコストがかかることから、木材自体の価格もさることながら、物流面でも価格的にも、賃金的にも高くなっていく中で国産木材需要は低迷していった上、近代経済と他の産業の台頭で賃金や労働環境を考えても割に合わないということになり、若い時に従事しようなんて人はいても極めて限定的である為、林業に携わる方々の高齢化は時代の流れということになり致し方ないということにもなる。
そんな中、木材需要を喚起すべく、木造住宅の普及に躍起になっている中小企業もあり、いくつかの視点でコストダウンを実現しているとはいうものの爆発的普及につながるほどの成果があるとは言いがたい状況だ。
【林業を改革しなければ林業衰退だけでなく地球が危ない】
それにだ、世界的に温暖化対策が叫ばれ、世界中の各国首脳が今ならCOP15等で議論をしているほどの状況下にあって森林は温室効果ガスの一つであり、まさに唯一代表格であるかのように言われているCO2を吸収してくれる大切な資源なのだが、自生せず、自然界の摂理によって自力再生しない、人間に都合のよい人工林に植えられた木々である杉やヒノキは、ちょっと手抜かりがあっただけでもその吸収量が激減してしまう状況にあり、ただでさえ、成長過程にある木々は吸収力が高いものの、成長しきった、まして朽ち果てた木々にCO2を吸収する力はないに等しい。
【林業改革は地球にやさしくSTOP THE 温暖化】
逆にいえば、人工林でなく、原生林、自然林では、自力再生するので常に旺盛にCO2を吸収する木々、枝葉が常に芽吹くということを意味するので、人工林を原生林、自然林に回復できるものなら、そうした方が、それだけで相当な温暖化対策となるのである。
【その他の人工林における問題点と対策】
林業がおこなわれている土地でさえ、そういう問題があるのだが、更に日本の山々、森林には問題がある。
それは、自然保護区、国立公園、国定公園、国有林をはじめとする国、都道府県、市区町村といった公的機関が管理しているものばかりではなく、個人の資産として持っている山々、森林については持ち主の管理下にあるという点だ。
更に元々の持ち主だけの問題だけではなく、遺産相続によって山に愛着も何もない都会人などが相続しているケースや、複数人が1つの山を相続しているケースや、中には自己資産の中に山や森がある事を忘れている、知らないケースも多いらしく、個人管理の山々は、耕作放棄地以上に、放置され、荒廃しきっているものが多いのだ。
これでは、国が主導したとしても一斉にその辺の人工林がある山々や森林に手をつけるわけにはいかなくなる。
仮に地主に交渉できたとして、別にただでやってくれるならいいよという反応では、国が特定の個人資産を管理してあげるという不可思議な状況になる。
更にこれとは別に、特に戦後これまで国が行ってきた公共事業の結果である山間の不自然な国道や高速道路、トンネル、ダム、付随施設等々は、老朽化や耐久性補強面から存在利用する限り生涯、税金を投入してメンテナンスすることになっているし、やっているが、全く採算に合わない、全く存在価値がないものも多数あるはずである。
公共工事の中には、議員の実績づくりという個人的欲求で無駄に造られた節のあるものが大量にあるはずだからだ。
これは、現在進行形ということもさることながら、これまでの歴史が物語っている。
この解決策としては、こうしたものは、廃止撤廃するなど抜本的に見直す必要があり、伐採植林と同時並行して思いきった対策を講じることにより、CO2吸収量を一定量増やし、維持することになる為、温暖化対策になることはもちろんだが、(無駄に無駄を重ねることにはなるが)解体・撤去作業による雇用創出(しかも地方が多いだろう)、リサイクル、造ることで治水やら安全強化やらと嘯(うそぶ)いてきていたなら、山や森を再生する方が、よっぽど治水にも安全強化にもつながる上、場合によっては、ふもと住民、森林近隣住民の転居の機会にもなるやもしれず、地元市区町村や都道府県としてもこれらに付随した業務が循環することになるなど、かなりの試金石になるはずである。
・自然の猛威?
これらの点については、熟考して策を講じる必要がある。
【自然再生森林づくり】
ようやく、ここであらゆる状況を打開してくれる方法の目標・ゴールについてだ。
前述の通り、人手を介さずとも木々や草木が自然の摂理に沿って再生していく森林を造る必要があるのだが、まず、その地域に元々あった樹木を中心とした生態系を再現するのが一番だ。
そこでその地域が人工林となる以前の生態系を調べる必要がある。
万一、その情報が全く入手不可能である場合には、東京の明治神宮の森を参考にすると良いだろう。
過去記事でも書いてあるので省略するが、それ以前の原生林がどのようなものであったか調べつくしてもわからなかった為、人手を介さずとも自然に芽吹き、代々自生、再生を繰り返す樹木や草木を研究し、見事その再生に成功した好例である。
しかも、これは今から89年前に150年先を見据えて行われたものだそうだ。
150年先を長いと見るか短いと見るかは人それぞれだろうが、普通に考えれば人1人の寿命より長いのは確かであり、そのくらい先を見据えるくらいの気概が必要だということだ。
まして、経過を見るにも、時間軸としてはまだ短いといえば短いが、150年経過するまでもなく既に明治神宮のある森は、ビルや住居が雑多に並ぶ都心のオアシスとしては不自然だが、一歩その森に入ると自然そのものだ。
【都会人の慣れの怖さ】
よく、街づくりや整備をするときに、山があろうが、木々があろうが草木があろうが、あたり一面まっさらの更地にしてコンクリートやアスファルトで地面を固め、コンクリートや化学合成されたものを大量につかった建物などを建てた後、人間の都合で見栄えの良い場所に木々を植え、緑に感謝してます、緑化してます、自然にやさしくしてます、自然を愛してますと言うが、それは全くの偽善であり、不自然である。
・人里に下りて来る動物は迷惑!?
【森と人の関わり】
森があって、その森には天の恵みがあるから、人以外の食物連鎖と生態系があるから自生、再生するのであって、そこにある生態系が木々の根や草が、わき水もその中にあり、それが小川となり川となり大河となり、河口に届き、砂浜をつくり、海に流れ、山であればふもとの水害や土砂災害を防いだのであり、
そこに一番後から人が分け入ったわけで、その森の恵みあって人は飲み、食すことができたわけで人間は、最後にお邪魔したのであって、新参者は恐縮こそすれ、大暴れして自己中にふるまうべきではないのであり、それが叡智を与えられた人間の理性であり、倫理観であり、道徳心であり、モラルとしても当たり前の事なのである。
しかし、人はその事をすっかり忘れ、恩を仇で返している。
感謝するどころか、欲にかまけて破壊しているのだ。
この悪行に深く反省し、感謝の心を取り戻す必要がある。
よって、本ソリューションは、本来の人の心を取り戻す事も良い副作用としてあるのである。
【新たな林業の形】
深く、正しく、合点がいくように熟慮し、目的を達する植林計画を立てる。
その際に、元あった木々が不明の場合にあっても地域に根付く木々を選定する必要がある事は言うまでもない。
人手を介さずとも自生・再生する森林づくりを行うに当たり、人工林として植林されている杉やヒノキを単位当たりの面積において一度に伐採する量を計画的に伐採し、元あった木々の苗木を植えるにあたり、日照などを加味し、木々の間隔や周囲の生態系に気を配り、配置し、植林していく。
この作業を全国的に順次または一斉に行う。
順次行った場合には、継続雇用を維持できるが、一斉にせーの!でやり始めると、次の伐採植樹までの間(植林した木々がある程度成長するまでの10年、20年・・・)という日々はやることがなくなってしまう)一方、あまりのんびりやっていると、地球や人類が滅亡してしまっては意味がないので、これらの点においてもバランスを熟考することが重要なポイントとなる。
更に順次行うにしても、あまり大量に人員を投入してしまっては仕事がなくなってしまうので当然留意が必要であるが、大量の人員というのは、前述のボランティアで考えても実際には、相当な人員がいないと数本の伐採で1日、1週間、1カ月がアッと今に過ぎて行ってしまうので、バランスを考えたとしても相当な数の人員を要するはずである。
現時点で想像、想定しうるのは、ある人数の編成1つで全国を回り続け、同じ作業を繰り返し、また振り出しに戻って最初の木々が成長した頃に、また生態系を考えながら一部伐採、植樹という作業を繰り返す。
もしくは、あらゆる面で許されるなら編成を複数つくってバッティングしないように同時進行する事も考えられるだろう。
課題としては編成が1つの場合には、転々とした転勤または長期出張を伴う可能性であり、家族持ちには辛いかもしれない。
北海道、東北、関東・・・というレベルでの複数編成なら、これらを軽減することも可能になるはずである。
但し、雪国では豪雪の中の作業は、まず不可能なのでその期間は休まざるを得ないという点も考慮して編成や人数を考える必要がある。
もちろん全ての過程において人工林でない自然林を伐採することは意味がないし、許されない。
これら林業の活性化があるにしても、あまり欲張ることなく、新たに植える苗木購入費と雇用分等、伐採植林の計画段階から終わりまで最低限のコストを目指さないといけない。
なぜなら、伐採した杉やヒノキという国産材を輸入材に引けをとらない価格と品質で日本国内に急速に普及させる必要があるからだ。
これは、木材需要喚起を狙う現代林業においても願ってもないことであり、このソリューションにおいても大前提でもあり、必要だからである。
伐採した杉やヒノキをまさか全部焼却するなんてバカなことを考える人はいないだろう。
しかし、心配せずとも、そんなところで搾取せずともあらゆる面で利益も追求できるはずだ。
民主党が野党時代に訴えていた木質バイオマスなどにも利用できるかもしれないのだし。
以上が概要となる。
ここで提案する林業ソリューションのメリットを改めて列挙しておく。
・林業の活性化(伐採・植林雇用、輸送業、製材加工業・・・仕事の創出)
・雇用創出(長期雇用+逐一短期・中期雇用)
・地方、地域の活性化(民主党マニフェスト地域主権にも大きく寄与)と波及効果
・地元都道府県、地元市区町村の業務活性化と税収アップ
・国の税収アップ
・木質バイオマス実現は地球にも優しいはず?(民主党大喜び)
・温暖化対策(CO2吸収量の改善、大幅アップと半永久的な一定量維持)
・公共事業の負の産物が消え、景観が良くなる。
地球温暖化対策も大きく前進する上、基準値上は、産業界も負担減につながる上、新たなビジネスも生まれるし、地元も活性化するし、個人も民間も企業も潤うし、国、各自治体は税収アップだし、無駄な造形物は撤去されるし、当然自然にも優しいし、地球も、政治も、産業界も、地元の人々も、職に就けた人々も日本中が万々歳だろう。場合によっては海外も喜ぶことになるかもしれない。
こうして日本は平和になった。
というわけで、林業ソリューション是非、検討、実行を。
・農業法人設立活発化に警笛
・減反政策から農家参加型市場併用導入
・飢える日本人、飢えた先進国の人類
・医療と介護と伝統工芸と農林水産業
・人権・生命体権・自然権・生態系権・地球権
農業についても脳内で煮詰めているので、農業法人化を他業種参入の為に緩和してはならない。
昨日、その点の規制緩和をしてしまったということだが、絶対に撤回せよ。
食糧事情が企業に牛耳られ、農業に小作人が溢れ、地主にこき使われた過去と同じ過ちを繰り返すつもりなのか?
更に、金融取引としても、食糧価格が乱高下することを含め、価格高騰などが起きやすいのだから、その根本である農産物生産に企業の論理、市場原理、競争原理を持ち込み、安易なコスト競争に走らせることは、必ずと言っていいほど、日本の食糧事情を悪化させることになる。
だから即刻、規制緩和を撤回し、既に他業種から参入している企業もゆるやかに撤退の方向へもっていくべき。
既に参入している企業一例:
イオン、サッポロビール、ワタミ、セブン&ワイ、東急ストア、キッコーマン等大手の他、建設業界などの本業不振からの多角化(建設業は介護にも)、耕作放棄地等の農地を借りまくり生産するビジネスモデルで起業する企業人ほか。