ガザ地区、コソボなど世界各地で独立運動機運が高まる中、チベット自治区の暴動により、世界が中国に厳しい視線を送っている。


これに端を発し、北京オリンピック聖火リレーも世界各地で火花が飛び、開会式ボイコットを匂わす声明も出ている。


ダライラマ14世との対話とそれによる平和的解決を促す為だ。


今のままでは人権侵害、排斥を積極的に行う国であるなら世界平和と協調の象徴でもありスポーツマンシップにのっとった世界が参加するオリンピック開催国としてふさわしくないと考えられるからだ。


日本も例外ではない、長野を聖火ランナーが走る予定だから。


ここで対話を促す活動が静的であったとしても行われなければ、ことの真偽はともあれ日本は世界の人権問題に無頓着であり、冷血な人種だと見られてしまう。


一方で何か起これば、温家宝氏との友好を築こうとする関係に溝ができる。ただ、これは温家宝氏の巧みな戦略も見え隠れする気がする。日本が内需には何かと飽和感があり、経済発展している中国に魅力を感じている足元を見られた格好なのではないかと。


中国には、台湾やイギリスから返還された香港など1国として見るには無理があるという見方もある。


北朝鮮との関係や人民元レート、軍事面、経済成長に伴う地球温暖化の原因とされる二酸化炭素排出量とその削減への取り組み、何かと協調性に欠け、独自路線を進もうとする中国政府。


中華人民共和国中央人民政府から中華人民共和国へ移行後継続して中華人民共和国国家主席として毛沢東政権が1954年からさらに在籍してからまだ54年、その後数人を経て江沢民、胡錦濤、温家宝国家主席と9人が歴任。


同時期の日本を見ると鳩山一郎首相から福田康夫首相まで24人が歴任している。


日本では安田講堂事件、中国では天安門事件があった。


中国は一党独裁、日本は表向き2大政党制といいながら詰まるところ自民党一党独裁といってもいい時代が続き、ここにきてねじれ国会ともいわれる衆院第一党自民党・参院の議席逆転により参院第一党民主党という図式になり、何かと対峙することが多くなった。


プラス面を見れば、これまで60年余り実質自民党一党独裁であった頃は、全てがノーチェックで自民党のやりたい放題だったことが浮き彫りとなるような利権絡みの不祥事が明るみに出たこと。


マイナス面を見れば、何も決まらず、世界からも不信感を買う参院第一党の拒否権ばかりが目につく進まない日本を生んでしまったこと。


でも、参院第一党の民主党の拒否する主張がことごとく妥当性のあるものならこのねじれは決して悪いことではないが、全てが政争の具となっていて国政や国民が二の次になっているるようにしか見えないところに疑問が残る。


ただ、プラス面とマイナス面を見ると日本の将来を見据えれば、プラスの方が大きいともいえるんじゃないかな。


重要事項決定における参院の権限が大きすぎるという声が出ているけど、一理あるものの、これはこれまでノーチェックで何でもやりたい放題で楽だったのに、今は拒否されちゃうから大変だ。といっているようなもの。


日本がこんな事をしている間に世界は大変なことになっている。


アメリカ発のサブプライム損失の影響が世界的に広がり、まだまだ火種が残っている。


経済発展著しい隣国中国ではオリンピックイヤーの今年北京が開催地となっているが、チベット暴動など様々な視点で世界から厳しい視線が送られている。


着任にあたり「尻拭い政権」とネガティブ発言した福田首相は、このままでは尻拭いさえもできないまま解散となる兆しもある。


確かに様々な事象が一気に迫ってきた難しい局面での政権であることは間違いない。


でも、なにかと身内の不祥事にも他人事のような発言をしたり、サブプライム問題の影になっていた時期に「首相の指導力への不信感が日本の景気に陰を落としているという声があるが?」という問いに対し、「誰がそんなこと言ってますか?」と憤ったコメントは、いかにもサブプライムが原因であってそんなの関係あるわけないでしょといわんばかりの発言をしたり、指導力以前の本質の見極めに不備があったとしかいいようがない。


町村官房長官の発言も静かなたしなめる様な口調でまるで説得力があるような雰囲気を演出?しながら言っていることは他人事だし、支離滅裂だ。


昨年の象徴『偽』や『偽装』という言葉が政府にも当てはまってしまう。


苦境に立たされ、だまって言うこと聞けという本音がちらりほらり。


ただ、これは政府、行政に限った事ではない。


実質自民党一党独裁下と時を同じくして民間でも「だまって言うこと聞けという風潮」が蔓延している。


これは、足元を見た発想だ。


政治では「お前らが決められないこと、できないことをやってやってるんだ」という傲慢。


民間では「給料払ってるのは会社だ、いいんだよ辞めてもらっても」という傲慢。


この傲慢の中に国民や従業員は生きている。


もし、それが政治には欠かせない、自由経済社会の企業トップには欠かせない考え方であるにしても、もっとうまくやった方がよくないかな。


◎仕方ないこれが現実だと諦めて他で穴埋めする人

◎仕方ないこれが現実だと諦めて沈黙を守る人

◎抑圧されて悶々としている人

◎そんな事全く考えも及ばず意気揚々としている人

◎そんな事全く考えも及ばず何となくすごしている人

◎その傲慢を見抜いて上を目指して傲慢を味わおうとする人

◎その傲慢を見抜いて上を目指して傲慢な姿勢を改善しようとする人


この傲慢を通すならそこに集まる国民や従業員はこうした思いの人たちで渦巻く。


この中で国や企業にとってプラスの存在ってどんな人?


その答えは国や企業がどう考えているかによるけど傲慢なほど

◎その傲慢を見抜いて上を目指して傲慢を味わおうとする人

◎そんな事全く考えも及ばず意気揚々としている人

◎そんな事全く考えも及ばず何となくすごしている人

こういう人たちを好み、

◎その傲慢を見抜いて上を目指して傲慢な姿勢を改善しようとする人

を嫌う。


でもよーく考えてみて。

◎仕方ないこれが現実だと諦めて他で穴埋めする人

◎仕方ないこれが現実だと諦めて沈黙を守る人

◎抑圧されて悶々としている人

という人たちを生み出してしまうことは、傲慢だったとしてもホントにこれって全体で見てプラス?士気は高まる?高められる?一致団結する?できる?


これは、経済や自然環境保護というくくりでも同じように見ることができる。


人権は、とても大切で誰かのエゴで抑圧されることは許されない。


一方、その人権は人類の中の問題と見ると、動植物とその生態系や地球の生命はもっと大きく広く見たときには重要な問題だ。


そしてこれが蔑ろ(ないがしろ)にされると人権すら語れなくなる。人権が語られないと経済を含めた独裁者たちに毒され、思想や言論の自由が奪われ、往々にして自然環境保全回復を目指す人が発言することも、行動することも、触発されることも、それに気づき始めた人が目覚めることもできない。


地球環境は、とても大切で誰かのエゴで抑圧されることは許されない。


人権は、とても大切で誰かのエゴで抑圧されることは許されない。

どちらもとても重要な問題なのだから。