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めんりすと非公式ファンクラブ ~静岡県東部の美味しいラーメン店だらけのブログ

静岡県の有名ラーメン店の名作500杯をレビュー。今はめんりすと(三島市)のラーメンに感動しまくった結果、勝手にファンブログを名乗ってます。紹介店舗を徹底して厳選しているのが自慢で拘り。ラーメンが唯一の恋人だから許してねw。

ラーメンろたす 純とんこつ

めんりすと非公式ファンクラブ


 
FEAT 2011/12/31-2012/01/01 20:37:08
 

ゲンコツ、背ガラ、豚足、背脂を20時間炊いた豚100%スープ、約50人前のトンコツスープを作るのにゲンコツ12K、背ガラ12K、豚足8本、背脂5Kを使用で、一杯あたり500g以上の骨が溶け込んだ計算とのこと。


そりゃすごい・・・。

で、食べてみたい。う~ん・・・、これは美味いじゃないか・・・。
寒さに負けずに行列に耐えうる価値ありです。
チャンスあれば何度も食べたいどころか、限定数量考えずにこの場で連食したいくらいに美味いですよ。
 
次食べる時は、トッピングを食べる順番を変えようとか、そこまで未来志向に思考が働いちゃう名作です。
 
クリスマス限定で頂いた鶏白湯ラーメンにも感じた新しいge-cワールドが今回の純豚骨にも内包されていたように思えます。
つまりは調味料やタレのキレよりも、よりスープに重心を置いた味わいということ。
 
この方向できたか~!! と、私にとっては嬉しさ極まれりな方向性です。
 
スープを一口・・・、んっ、感動的に美味い!!
 
で、スープの話が長くなりそうなんで、まずは麺についてレビューwww。
 
なかなか特徴的な麺であります。
この麺のセレクトがいい!!
 
生意気言えばどこか記憶をかすめる感じの麺ではありますが、茹で具合が肝。
限定メニュー用ということで旨味を作り込んではいないとは思いますが、食感が秀逸。
 
軽く平打ち気味の麺で、ナチュラルウエーブを軽く残すその風合い・・・。
ナチュラルウエーブの中に感じる張りが、スープの濃厚さに麺を埋もれさせず、適度な独立感を覚えさせます。
 
基本的に麺の旨味は、固茹ででは出きらないと思っているのですが、この麺の性格からすると茹で時間をとっても極端に味わいが濃厚にはならないタイプの予感も。
一方では固めの茹で具合により麺の張りを感じさせつつも粉っぽさを覚えさせることがないというのはお見事。
麺の個性が優れているというよりは、この麺を選びこの麺をこの茹で具合で使おうとするセンスに凄味を感じます。
 
正直なことを言うと、麺単独では旨味が立つものではなく、私にはあまり好みではないタイプのものなのですが、実際にスープと共に食べてみると嵌っているんですよね。
なるほど、ここの親方がわざわざ使う意味がしっかり感じらるよって思ってしまうから、あら不思議。
スープの濃厚さ具合に完璧に調和する食感、コシの出し方が何とも秀逸です。
 
スープとの相性次第では汎用で面白みのない麺に終わるタイプにも思えるのですが、完璧な茹で加減とこのスープだからこそのセレクトを見せつけられると、なるほどこれは素晴らしい・・・。

 

特にこの麺、確実に豚骨の味そのものにはとても馴染むものである反面、油脂をまとうと舌触りが滑り過ぎてしまったり、スープを弾き過ぎるたぐいのものに思われます。

だからせっかく豚骨に相性良いのに、一般的な豚骨はオイルを多く加えるために、結果として豚骨スープにはやや不向きなタイプ。

しかし今回のろたすさんの濃厚豚骨はオイルではなくスープの濃さを主張する濃厚豚骨です。

それ故にこの麺の舌触りの良さを過剰に走らせず、スープの旨味の広がりに馴染む性格を出しているように思います。

雑に使えば汎用的で無難な麺ですが、完璧に嵌めるには結構気難しいタイプの麺であると思います。

それが今回は、ばっちりマリアージュさせられている。

 

やはり麺の良さは茹で方とスープとの相性によるところが大きいのだなあと絶賛したくもなりますね。
 
・・・ってか、絶賛します。
 

ここでこの麺をセレクトするセンスに脱帽です。

多分、この麺を一番生かせるスープは、純とんこつのスープだと確信できます。

 
そして贅沢を言うなら、もしこの性格をキープしたまま麺の味そのものを上げらちゃった日には、豚骨ラーメン至上最高の麺とスープの相性となるのかも。
細いストレート麺が基本のジャンルに、新しい風を吹き込むポテンシャルを感じましたね。
 
 
で、ようやくスープの話。
これが美味い!!
 
軽くクレマの立ったスープ。
この辺にもJACKさんや超とんこつさんの性格が感じられます。
 
違うのはスープの重み。
超とんこつさんなどが見せる水も油も機械で練り込んだ感じの滑らかさではなく、溶けるまで炊き込みましたという感じの時間の生み出す滑らかさを覚えます。
 
JACKさんや、超とんこつさんが超こってりなスープながら、それに気付かないままにさらっと食べさせてしまうのに対し、今回の純とんこつはちょっと違う。
口当たりに豚の質量をきっちり感じさせてくれます。
気付かずにさらっと食べちゃうスープではなく、気付かせながらさらっと食べちゃうスープです。
ここが凄い(もちろん、JACKさんや超とんこつさんには、これとは別の凄味があるという意味だよ)!
 
豚の獣感もしっかり。
しかし、豚の臭みがまるでないんですね。
ニンニクやショウガのような個性を強めに出すことで獣感を上げたり、臭味を抑えたりすることもなくしてこの性格・・・、こういうことってできるんですねと、ただただ驚く。
 
綺麗系の豚骨が臭みがないのはわかりますが、これでもかという豚骨でありつつ臭みがないってどういうことでしょうかね?
 
勝手に推測するならば、濃厚な豚骨は灰汁を溶かしこむようにして(もちろん悪質な灰汁が入っているという意味ではないよ)濃厚さを生み出す半面、灰汁の個性が残るのかも。
一方で綺麗系の豚骨は灰汁を徹底して排除する半面、旨味濃度が抑えられるのかも。
 
で、今回の純豚骨は、灰汁を取り除いて旨味が薄まることを前提にして、世の濃厚豚骨以上に豚を大量に使用したからこその個性なのではないかと思えるのです。
 
実際がどうかなんて知らないけどね。
でも、食べた人なら伝わるはずです。
 
これだけ豚の獣感を含めた旨味を出しながら、臭味がないという不思議な感覚は、全員が味わっているはずですから。
 
そんな豚の濃さは舌触りにも。
舌に濃厚豚骨スープのとろみを感じさせ、いくらかの粘りが舌にスープを持続的に滞在させ、同時に旨味をぐっと舌に落とし込もうとするこの感じ・・・、ベジポタ系のこってりでは再現できない重量感ある粘りに豚の旨味が凝縮されます。
 
興味深いのはその旨みの質感。
よくよく味わうと、その個性が一色にあらず。
十分な時間をかけて炊いた豚骨スープと思われつつも、その豚骨の味わいには3種の豚骨感を覚えるような印象があり、異なる品種の豚からなる豚骨を直前であわせたトリプルスープですと言われたらうっかり納得しちゃいそうなほど、豚骨にもかかわらず風味に縦方向の幅があり、同時に風味がのっぺりせずに複数の艶を表現します。
多量の薬味や調味料で旨味を引き出そうとしないことで、本来存在する旨味が繊細さを残したまま前に出ていると解釈すべきなのでしょうか?
 
十分なとろみによってそれら旨味が口の中でじっくりとストーリーを刻んでくれます。
 
そしてこれも塩ダレの完璧なるバランスあってこそ。
豚と野菜が持つ甘味に対して塩ダレの量、そして現れるタイミングが絶妙なんですね!
塩ダレでキレやガッツある味わいを引き出そうとはせず、あくまでも食べる側の意識を豚にフォーカスさせやすいようにサポートするのが今回の塩ダレの個性。
それでいて塩気の物足りなさを感じさせることはなく、何よりこの塩気がフィニッシュの美しさに一活躍。
 
余韻でふわっと豚の風味が空気に溶け込んで消えるような印象を導くのは、後味で低域にあわーく塩ダレの個性を残すからこそ。
最後の最後まで臭味を感じさせることないまま、超特濃豚骨の味わいの太さを主張し続け、しかもしかも余韻にべとつきのこさないとは、なんて完成されたスープなのでしょうか!?
 
これ、限定ラーメンの性格じゃありませんね。
一度の出会いで満足させるために、インパクト重視にしたり、コンセプトの面白さを味あわせようとするタイプではありません。
 
むしろ何度も食べて、食べるたびに深さを思い知らされたりする作品です。
さらには他店の豚骨を食べ歩きながらも、自分のホーム豚骨としてしばしば回帰させられるタイプの豚骨です。
 
いや~、もう一回、むしろもう2回食べたかったな~。
今回の舌の感触を残したまま、2杯目を味わって、今回以上の深いところまで楽しみたい・・・、そう思わすに値する作品でしたね。 
 
よし、次は大盛りを頼もう(多分、大盛りはタレが少し濃くなると予想するのでその味の違いが楽しみ♪)、これで純とんこつ完全制覇だ~・・・と、思ってもいたのですが、あれれれ、先ほど店主さんのブログをよくよく見たら大盛りはないみたい。
 
で、よくよく調べたら、同時に豚骨ラーメンを限定発売しためんりすとさんが限定メニューにも大盛りをやっているんですね。
めんりすとさんって、限定メニューには大盛り出さないことが多いのに珍しい・・・。
こんなこともあるのね。
 
でも私の大好きな2店が、共に「ゆく豚くる豚~」というコンセプトで限定豚骨ラーメンを出してくれたのは、年末年始から贅沢過ぎる喜びですよ。
 
って、んな個人的なことはどうでもいいかな?
 
 
まあ、いずれにしても℃まいぽ~でした!!
そしてしずめん!の静岡ラーメン・オブ・ザ・イヤー新店部門第1位、おめでとうございます!!

めんりすと な・ん・ば・ん 2011 (淡麗系正油ver.、平打ち麺).

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めんりすとさんの大晦日と元旦限定は豚100%の濃厚塩とんこつら~めんとのこと。

流石にカレーうどんインスパイアはこなかったかwww

というわけで、詳しい情報はめんりすとさんの公式ブログ等をご確認くださいませ。




中村屋 味噌らーめん

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FEAT 2011/OCTOBER/XX 20:37:01
 

トッピングは焼豚フレーク、半味玉、メンマ、青葉、白髪ネギ。
他のラーメンとはトッピングがちょっと違いますね。

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おっと麺も。
少し太さと張りを感じる、軽いウエーブがかった麺。
ワサワサっとした舌触りに、中村屋のお上品な淡麗ワールドは予感できません。
茹で具合も、麺の旨味のピークよりも一歩手前の印象で、中村屋さんに期待する麺とはちがーーーう!!
 
個人的にはしなやかなストレート細麺でも良いかなと思うくらい。
だってそのくらい繊細さを持ったスープなんですもの。
別料金の平打ち麺の方がむしろ良かったかなぁ・・・、なんて思ってみたり。
 
でも、しばらくするとあらっ?
この麺、味噌の味わいを吸い込むと、その旨味を増しますね。
流石は中村屋、味噌と相性の良い麺をセレクトしていましたよ・・・、とは思うけど、私はもう少しデリケートに味わいたかったなっていう感想は変わりはしません。
麺が決まれば、神ステージに到達できたのに・・・、悔しい。
やはり味噌は濃厚系ジャンルの作品には勝てないのかと、だい~ぶ悔しい。
と、まあこの辺は好みもあるけどね。
 
でも、華奢な麺で味わいたいと思わせてしまう程に、味噌の個性がは上品なのは間違いなし。
ってか、淡麗系ラーメンの味噌としては、殆ど私の理想通り。
狙って個性を複雑にするのではなく、自然体で深く複雑な味わいに感激。
私がラーメンやなら、味噌ダレのベースにはこの味噌使います。
 
このスープ・・・、美味い!!
表面のオイルは甘味と辛味を吸い込み、こってり感を口当たりに残し、インパクトある味わいに仕上げます。
繊細な風味を持ちながら、濃厚系の良いところを拾った感じ・・・、巧いねぇ。
 
味噌の味わいの上等さも生きています。
焼豚フレークの肉味とそのロースト感が生みだす苦味が、スープにアクセントをつけらながらも、スープの主役が味噌であることを終始立てようとするバランスは見事。
 
味噌ダレの、静かな渋みを含む辛味が、心地よさを高めます。
口当たりと後味に適度な辛味を感じさせることで、味わいを引き締めるあたりはニクすぎ!!
味噌の絶対的な良質さが生む風味によって、調味料的な安易な味つけを感じさせることはなく、意外とこういう高いレベルの味噌ラーメンって他にないよね~って確信。
 
売れる味噌ラーメン特有のジャンクさなしで、しっとり食わせるのはお見事です!!
技巧美とか、世界観において、味噌ラーメンとして過去最高レベルの評価をします。
 
ただ・・・、ね。
美味けりゃいいじゃんという感覚で批評するならば、正直なところ過去に藤堂さんが出されていた味噌ラーメンや味噌つけ麺の方が上だったりもします。
 
その辺も、何を求めているかによって評価が変わるんだろうね。
それにしても藤堂さんの芳醇味噌系の作品、限定的にでもいいから復活して欲しいよね~。
 
 
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中村屋 (なかむらや)
TEL 046-233-7278
住所 神奈川県海老名市中央2-5-41 サティ立体駐車場 1F
交通手段 JR相模線 海老名駅 徒歩10分

営業時間 [木~火] 11:00~14:30 18:00~21:00 (スープが無くなり次第閉店)
土曜 17:30~
定休日 水曜日
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中村屋 らーめん(塩)青鬼トッピング ~青鬼:柚子胡椒と削りレモンのさわやかなトッピング

めんりすと非公式ファンクラブ めんりすと非公式ファンクラブ

FEAT 2011/XX/XX 20:25:09
 
塩ラーメンに馴染む味わいですね。
柚子胡椒の辛味が、予想以上に硬質できつめに主張され、じわっと迫ってくる感じ。
それでいて乾いたテイストならないのは、このお店の巧さなのかも。
レモンの清涼感によって、スープの美しさに彩りを加えつつ、胡椒の刺激でキレを加えて行くタイプでしょうかね。
 
別皿オーダーをしたが故にお店の考えるベストバランスは見えていませんが、自分なりに調整していくと、これって結構シビアすぎだと思います!!
 
素敵な午後を彩る味わいにはなりますが、スープの個性は素材感から調味料感にその重心を移します。
別皿で、変化を遊ぶには楽しいですが、最初からスープにトッピングされるのは怖すぎかな!?
 
 
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中村屋 (なかむらや)
TEL 046-233-7278
住所 神奈川県海老名市中央2-5-41 サティ立体駐車場 1F
交通手段 JR相模線 海老名駅 徒歩10分

営業時間 [木~火] 11:00~14:30 18:00~21:00 (スープが無くなり次第閉店)
土曜 17:30~
定休日 水曜日
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久々に難しい奴に出会いましたね。

わさらびさんの限定ラーメン鮪です。


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マグロのアラなどが持つ、臭味はあれどもいっちばん旨味の濃厚な部分の味わいをスープにがつっと含ませた作品です。


オイルにぐいっと含まれたマグロテイストはファーストインパクトをがちっと決め込み、スープの鶏や芋の風合いに距離を置いた感じで旨味を主張します。

鶏の味わいボリューム豊かで、さらには芋の優しさを感じるとろみある濃厚スープですが、やっぱりマグロの個性は存在感強い!!

 

ジャガイモかサツマイモだと思う芋の個性も、口当たりにはサトイモに感じられるくらいに粗暴さをスープに染みわたらせています。

 

魚のチアイも素直に美味いって感じられるヘビーな美食家向けって感じですよね(ちなみに私はブリアラが超のつく大好物なんですけどね)。

 

個人的には、味玉をマグロの個性豊かなスープと共に頂くのが、どうしても厳しかったのですが、他の人は問題ないのかな? 私には味玉が、どうにもこうにも苦手でした。

 

でも逆にいえば、わさらびさんくらい、舌のセンス、料理技術の長けた方が「これはメニューに値する」と判断した作品です。

このぐらい強い個性があることは百も承知。、むしろその個性で感動させられると狙ってのものでしょう。

 

 

まあ、わさらびさんの作品にハズシなんてあるはずがないので、綺麗系ラーメンのお店が繰り出す、どろっと旨味濃厚ラーメンを試す価値は十二分!!

 


そして年末年始に来てくれた親類縁者にこの地の美味しいラーメンを紹介するなら、無難にわさらびさんの支那そば塩か醤油がお勧め!! これ、いっつもいってるけど限定よりもさらにさらに美味いんだぜ!!!

 NEW 


 新たに味玉ラーメンレビューの一部を追加。レビューするラーメンが増えるとどんどん文章は削れていきます。既にアメブロの文字数制限がギリギリで文章を追加できませんので(爆)!オリジナルのレビューはもう少し長いはずですので、興味のある人はそちらもお楽しみください。


 このページに詰め込めるだけ詰め込んでみたいな~と、思っています。



ラーメン ろたす (by ge-cさん)

ROTAS (Ramen Of Tasty And Smiley)

 

ちなみに・・・。

ge-c Ramen ROTAS を並べ替えると、

Man creates G-ro.(男は二郎を創る)になるんだぜ!!

  
ラーメンろたす

静岡県駿東郡清水町徳倉1881

定休日 木曜日

営業時間  11:30~14:30 17:30~21:00

RAMEN ROTAS ラーメンろたすのブログ

http://ramen-rotas.blogspot.com/

店主さん(ge-cさん)のブログ

http://sugoizoquruli.jugem.jp/
店主さん(ge-cさん)のツイッター

http://twitter.com/#!/ge_c_ramen

  

 

めんりすと 非公式ファンクラブ



  

オープニングメニュー① 煮干ラーメン (あっさり鶏ガラ煮干スープ うま味調味料不使用)

 

 

めんりすと 非公式ファンクラブ


 

超期待の煮干しラーメンを頂いてみます。
 
スープを一口。
げっ、これは美味いっ!!!!!!!!
今までのど煮干しラーメンと全然違うなんて言うつもりもないし、明らかに延長線上にあるのですが、え~、ウソだろってくらいに美味い。
 
にわかには信じがたい満足度の高さでちょっと困る。
ぶっちゃけるならば、沼津市清水町ブロックの今まで食べた全てのラーメンの中で一番美味いと思った。
 

ってか、ぶっちぎりで。
 
それも高梨店長にイメージする「個性の突き抜けた魅力」が故のトップというよりは、「欠点が何らあげられないラーメン」という意味でこそ一番美味い。
さらに言うなら、「化学調味料が大好きだけど、化学調味料使ったらもっと味がまとまるんだろうけどね~」とか、「化学調味料入れていいから塩抑えて欲しいな~」なんてことを一切思わなかった。
ひょっとしたら初めて「化学調味料を使っていないからこそできた美味しさなんだよ」って言いきれるようなラーメン。
煮干しって素材のできることってのが、まるで想像越えていて、ちょっと何なのよって感じ。

  
スープは煮干しの香り豊か。
浮かぶオイルには特別な分離感はなく、全体として穏やかな液面を思わせます。
スープは口当たりから煮干しのまるーく柔らかな味わい。
しっかりとした明るい表情には、魚の快活な表情が思い浮かぶほど。
そして後味に向けて磯めいた小魚の味わいや潮気を感じていきますが、この質感は神!!
 
磯っぽさ、潮っぽさを十分に感じながら、その風味を潮風が流れるように軽やかに感じさせ、余韻にエグミを一切残しません。
ザラツキのあるような味わいに一見似ていながら、透明感があり、制御されていない雑味はなし。
整然と存在させられた小魚っぽい旨味は存在すれど、雑多な表情がまるでないのです。
滑らかではない個性でありつつもキメの整い方に計算が行き届き、リズムを感じる風味の展開であるために、常に周囲の風味を感じ取らせてくれる・・・。
 

シンプルだからこそ美しい味わいがあり、キレのある魚介の風味が感じられます。

そしてこの作品が風味の十二単と語っても良いくらいに、繊細な風味が幾層にも重ね合わされた重厚な味わいであるということが素晴らしい。 

大切に大切に仕立てられた、宝石のようなスープですよ、これ!! 

   
高梨店主のブログだかツイッターだかでは、煮干しのエグミをどの程度残すかがポイント見たいなことが書いてあったと記憶しますが、ないよそんなもの。
小魚特有のザラッとした旨味もあるし潮気もあるし、磯ものの香りもありますよ、でもエグミじゃない。
どっかから勝手に出てきちゃった偶発的な苦味なんて存在していません。
余韻も、臭味は残りませんよ。
むしろこれを食べ終えた後の呼吸は、爽快さを増して感じられるほど。
  
このスープに当てる麺がまた凄い。

麺は断面円系の自然なストレート麺。
玉子を思わすかのように錯覚させるジャガイモめいたようでもあるほっこり甘味を口当たりから後味まで確かに感じさせます。乾いた苦味の存在しない柔らかでボディーのある味わいの麺ですね。
これ、小麦がいいんだろうなあ・・・。
違うかもしれないけど、国産小麦なんでしょうね。
日本の小麦なんて世界中で日本人しか美味いって言わないのに、何を有難がって使ってんだろって思っている、どっかのG高原パンマニアの脳天を鈍器で打ち破る美味しさ。
できればフランス産だと言って欲しいけど(笑)、このコシだけでなくモチッと感も見せるこの麺は、流石に国産なんでしょうね。
国産らしい個性が魅力的に感じられます。
 
麺の舌触りは穏やかで、スープを弾くものではありません。
しかし煮干しの味によって麺に苦味が出ることはなく、むしろスープの苦味の反動で麺のもる甘く緩やかな旨味が明るさを増して浮かびあがってきます。
 
スープだけを語るラーメンでもなければ、麺の固さだけを語るラーメンでもありません。
美味いです。
スープも麺も、徹底して上質なんです。

一つ一つの試作をも丁寧に丁寧に努めてきたことまでもが伝わります。
思い付きの積み上げにはない、日々のひたむきな仕事の延長にあることをしっかりと感じさせてくれるのです。
作品への愛情に満ち満ちた一杯です。
素晴らしいものを体感できました。
  
どまいぽ~でした。
 



 

オープニングメニュー② 味玉ラーメン (あっさり鶏ガラ煮干スープ うま味調味料不使用+味玉♪)

 

 

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<麺>
麺の完成度がものすごいことになっています。
味わいは独特です。
玉子の甘味とジャガイモの甘味の中間めいた独特の味わいを内包します。
舌触りは人肌的で、べたつくこともなく、弾き過ぎることもないという非常に心地のよいもの。
これが煮干スープに干渉してもなお保たれるのがまた素晴らしく、インパクトの強いスープの中で自身の個性が崩れず、同時にスープを汚さない上に、一方ではスープの存在の中でその旨味を際立たせるから恐れ入ります。
食感はプレスの強さを残すこともなく、しかし不思議な反発力をもつ食感がやたらに生々しくもあります。
噛んだ瞬間に、一瞬麺が歯を受け入れつつ、それを包み込むように優しく押し上げてくるような、独特の生命感ある反発力。
ナイキエア的な反発というよりは、アシックスアルファゲル的なクッション性を一瞬感じさせてからの弾力が、味わいの温かくも緩やかな個性に実に馴染みます。
噛み、そしてその断面が舌に触れるたびに、個性的な甘みを浮かべるいかにも高級国産小麦(違ってたらごめん!)っぽい味わい・・・、しかしこの先が凄い。
麺のもつ独特の甘い穀物感の持続力が半端ない。
麺を噛み続けても最後まで旨味をフレッシュに明るく提供し続けるばかりが、麺が若干伸びてきたとしても味がぐずつくことはありません。 
麺の太さも、この太さがあるからこの人肌めいた舌触りに馴染む穏やかながら肉肉しい食感が、隙のないバランスを残し、さらには麺の味わいの豊満さが噛みごたえにも馴染みます。
もうぜーんぜん無敵。
世の中に数ある優れた煮干しスープの名店も、きっとここまで美味い麺を使用できてはいないんじゃないかと思えます(知らんけど)。
とにかく素晴らしい麺、どこがどうなってこの麺が出てきたのかって思うくらい、突拍子もなく美味いです。
少し似た味わいの麺のお店も上げられなくはありませんが、それらが長所の代わりにいくらかの欠点を持っているのに対し、どうしてこのお店だけが欠点ゼロなのよ??
麺のことに詳しくもなんともない私ですが、それでもこの麺が凄いって位のことは、わかりますってば。
 
<スープ>
タレやオイルの個性を最小限にし、ベースとなるスープで味を調えてきた逸品。
オイルが少ないながらも劇的に美味い!!
オイルが煮干しの味わいや潤いある酸味を背負い、驚くほど艶やかな味わいを表現。
スープの表面からの水深1mmの感動、ちょっと意地悪く舐めてくださいよ。
この油脂感を口当たりに残した次の瞬間から、ラーメンろたすの煮干ラーメン劇場はスタートします。
オイルが包み込む煮干しの味わいは丸く、強烈に柔らか優しい味わいであり、そこに丸っこい明るさや甘味や快活さを感じさせられます。
そしてこの表情の内側から、さら~っと波打ち際に潮が薄~く広範囲に染みわたるかのような煮干しの性格が、幾層にも重なって表現されます。
その煮干しの風合いは、煮干しらしい苦味を感じさせるものであったり、小魚独特の肉の味わいであったり、煮干しが引き連れてきた海の潮感であったりもするのですが、それらの個性が混沌とすることなく風味の輪郭をスパッと保ったまま、ミルフィーユのごとき繊細さを積み上げた味わいを演出します。
やばすぎる美味さ!!
間違いなく透明感に長けたスープでありつつも、煮干し特有のいくらか硬質で切れのある味わいがリッチで重厚に存在するために、淡麗系スープの魅力と芳醇系スープの魅力を両有しているのです。
風味の複雑さを見せつつも、よくぞここまで風味の潰れが無いものだと感心させる内容故に、時間をかけて丁寧に仕込まれたものであるとわかりつつも、まるでフレッシュな野菜スープにも匹敵する鮮やかさすら覚えます。

 

<トッピング>
①叉焼
叉焼の肉質はキメが実に細かく、肉のダレた感じは、脂身部分にすら見えません。
凄いのは皮の焼き面の質感・・・。
皮特有のぶにっとした質感と、ローストによる乾いた張りが共存し、これを噛むと豚の油脂感が口にじゅわっと広がります。
煮干スープを味わう次の一口に、この豚の油脂感が絡むと、口当たりの大胆なふくよかさ、一転して煮干しの繊細かつシャープな味わいへのギアチェンジが何とも劇的。
豚、煮干し双方の旨味が、ぱっと口の中に鮮やかさと煌めきを演出します。
②メンマ。
極太の逸品。
メンマ特有のぐずついた旨味成分がスープに流れ出してはいません。
しかしこのメンマを噛むと穏やかな酸味と出汁の味わい、素材そのものの旨味を感じさせたところに、ふわりと甘味が香り立ちます。
この感触を舌に残しながらの、次のスープの一口の表情が、またいつもと異なる味わいとなり、このラーメンを単調なものとしません。
すこしカジュアルな口当たりを生み出し、そこからの超プロ志向の研ぎ澄まされた煮干しの風合い・・・。
ハッとしてグーな展開に、口元が緩みます。
③葱
白ネギの穏やかな個性が、ネギによる香味で魚臭さ、動物臭さを抑えつつも、スープの味わいをほとんど荒らすことはありません。
ネギでスープが死んでしまうことを、誰よりも嫌う私ですが、この個性はなるほど許容範囲。
とはいえ、これだけ臭みが無い(店主さんは意図的に臭味を加えているようですが、私レベルの舌だと臭味なんて感じられませんよって話)スープに、今さら薬味なんていらないよ。
むしろ葱を噛んだ後に舌がブレちゃうのが嫌だな~ってのが個人の本音。
④海苔
これ、面白いです。
食べずにスープにつけた状態で放置して見てください。
この海苔がゆっくり細やかにと、スープに溶け出していくんです。
すると煮干しスープに柔らかない磯の個性が加わるというダブルテイスト!!
味を途中で変えていきたいタイプの方は、けっこくお勧めの食べ方ですよ。
⑤味玉子
今回のレビューは味玉ラーメンなので、味玉が丸々一つ付いてきます。
玉子を箸で割るとビックり!!
何ですかこの鮮やかな色彩の黄身は!?
材料費抑えるつもりがさらさらないですね、このお店の店主さんは・・・。
半熟具合は100.00%の完璧さ。
白身にもふくよかさが残っています。
温めての提供もやさしく、それによって黄身が固まってしまうなんてミスはもちろんなし。
味付けは非常にライトですが、この個性は叉焼などとのバランスを考えると明らかに正解。
しかもこの作品のスープがもつ透明感を考えると、このくらい穏やかな性格にしたとしても、その個性を十分にスープの中で楽しむことが可能です。
スープの中に軽く溶け込む玉子の風合いも、煮干しの個性とは周波数帯を重ねることが無く、持続力ある黄身の甘味を香らす下側で、煮干しの個性が次々と変化していく様子を楽しませてくれるのです。
やるね、この味玉!
 
<総論>
ははは・・・、笑うしかないくらいに、このラーメン完璧だ・・・。 
ラーメンろたすの最初の一杯は、シンプルに煮干ラーメンがお勧めですが、もしなかなかこれないよという遠方の方がいらっしゃれば、味玉ラーメンをご賞味あれ。
最高にリッチな一発を味わえますよ。では。
 

 



 

オープニングメニュー③ チャーシューメン (あっさり鶏ガラ煮干スープ うま味調味料不使用+チャーシュー♪)

 

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チャーシューは皮と言いますか、焼き面のロースト感がお見事。

タレを含んで皮が香ばしく焼けたような、いくらかの脂のぐずつきとローストの苦味のドロッとした味わいとパリッとした焼き具合と味わいのコントラストが刺激的です。

 

これがスープそのものには殆ど感じられない動物系の味わいをスープに加えていく印象で、特にチャーシューメンとなるとその影響はオリジナルよりもいくらか多め。

 

魚介系と豚系の味わいが重なりあうのですが、豚の個性と言ってもデブデブしたオイリーさではなく、いくらかシャープな味わいをチャーシューから滲ますことで、煮干しの個性とすれ違いすぎないところがなるほどです。

 

煮干しの香ばしさと、焼き豚の香ばしさの2種類の香ばしさが口の中で絡み合います。

  

スープの味わいは、飲み進めていくと徐々に甘味が加わっていくことが感じられます。

チャーシューのロースト感による反動からか、いや麺が持つ穏やかな甘味をスープが背負い始めるのか・・・、たその甘味を比較的序盤に感じさせつつ、やはり後味には煮干しが持つ複雑な性格の苦味が美しく構築され、いくらかの辛味と塩気をわずかに高揚させることで、エピローグを気品ある美しさで完成させます。

 

美味すぎるね、これ。

  

肉食系男児よ、迷う必要なし。

チャーシューが好きなら、チャーシューメンにすればいいじゃん!!

 





オープニングメニュー④ 豚そば (乳化二郎系こってりスープ ガッツリデカ盛ラーメン)

 

追加トッピングなしを頼んでみました。

 

 

めんりすと 非公式ファンクラブ


醤油ダレとスープ、オイルの味のバランスは、ヤサイ・アブラ・カラメに比べるとこちらの方が優れていると思います。
個人的にはカラメの二郎インスパイアは自分にとっては基本でもあるのですが、ろたすさんの豚そばはジャンクでインパクトを感じさせつつも、その基本的な部分で風味のキメの美しさを保とうとしているのが特徴。
デリケートで面倒臭いような作品ではありませんが、他の二郎インスパイアには見られないスープの整い具合が生きるアレンジで頂くならば、味の濃さ以上のインパクトのある二郎インスパイアになる気がします。

  
そのスープの味わいは、醤油の個性で口当たりの味わいを作りつつ、中盤に柔らかな甘味をブターッと楽しませます。
後味にはコクッと甘味が膨らみつつ、やはりフィニッシュでは醤油の個性でキリッと締りある味わいを残します。
醤油ダレの量が少ないからか、より豚の味わいや柔らかなスープの表情がじっくり楽しめる印象で、後味に重さは残りません。
この作品は乳化二郎とのことですが、トロッとさせすぎず、適度にキメを感じさせるところに落とし込んできたのが、大正解!!
スープの味わいに、隙が無いですよ!
  
麺は味だけでなく、食感も痛快。
麺のゴワッとした質感は、麺屋中川さんの豚らーめん以上に野性的で粗暴です。
その強い性格を、よくぞ受け止められるスープを、過剰な味付けに走らずに整えられたなあと驚きますね。
 
というわけで、全体をとらえれば追加トッピングのコールは不要かな?
オリジナルを素直に頂きたいと思える作品です。
これだけ味のバランスが良く、これだけ随所に風味の整いを感じさせる二郎インスパイはないですよ。
しかもジャンクさから逃げていないしね。

ちなみにトッピングのモヤシは相変わらずシャキシャキ。
脂のぐずつきの少ない豚肉の性格も良。
淡泊に思えつつ、旨味がきちっと締まったタイプ。
ニンニクは別皿も可能みたい。
生ニンニクはこの作品にはいくらかピーキー過ぎはしますが、漬けニンニクならまあギリOK。

 
というわけで、当方は、この作品を静岡県東部最高逢の二郎インスパイアと格付けします。
さてさて、皆さんのお好みは?

 





オープニングメニュー⑤ 豚そば (乳化二郎系こってりスープ ガッツリデカ盛ラーメン)

 

ヤサイ アブラ カラメ ニンニク(生)を頼んでみました。

 

 

ラーメンろたす/めんりすと 非公式ファンクラブ


ラーメンろたすのデビュー作である二郎インスパイアです。
 
結論から語ります。
素晴らしいラーメンです。
乳化二郎に対する一抹の不安が払しょくされています。
 
生命感もある、作り手の魂もみなぎっていますし、食べ応えもある。
でももっと違う何かがある。
無題の作品のようないくらかのチャイルディッシュさが、ここには存在しません。
自分の実力に絶対の自信を持った店主の余裕の味わいがある。
 
目の前の椀を見て、この二郎インスパイアが味で勝負できる作品であることがそのスープの光沢から明瞭に伝わります。
箸で麺を掴むと、軽いウエーブが他の麺をいくらか背負い、ずしっとのしかかるウエイトが、「この作品は食べるものに挑戦している」というメッセージを発します。
大人びていながら、やっぱり二郎らしさを効かせます。
 
これは嬉しい。
こってり系のラーメンなのに、まるで超クリア淡麗系ラーメンと対峙するかのように集中力を高めさせられます。
ピリッと神経が集中して、同時に感情が高揚していく感じ・・・、やばいこのテンションの高さ止められねえ!!!
 
スープは乳化らしいまろやかさを含むもの。
しかし唇に感じつ滑らかな豚の愛くるしさから、舌に触れるとそのスープからは個性がじゅわっっと舌に転がり落ちるのです。
いくらかの粘度が舌を包み込むも、そのよどみないスープの転がり方にはさらっとしたスープ同様の軽やかさを感じます。
とはいえ旨味はもちろん濃厚。
豚の肉が持つ旨みが豊満に愛らしく、男性的な重厚さというよりはぽっちゃりアイドル系のウエイトのかかりかた・・・、これ美味いじゃん!!
 
乳化二郎のポテンシャルってこれなんだ!!
乳化によって性格を穏やかにさせたスープと思いきや、実は全く逆の個性。
乳化が生んだ口当たりの柔らかさ、そして濁りが無く、オイルとスープの境界がきつくないために視界がクリアになるんですね。
内包される豚の旨味がより一層はっきりと伝わるから驚きです。
乳化によって風味のキメを潰していったのではなく、乳化によって風味のキメを細やかに仕上げています。
後味には、このスープの味わいに醤油ダレの個性がギュギュギュッと締め付けを感じさせます。
一瞬スープの旨味をつねってひねるような強引さが堪りません。
 
さらにはモヤシもメガ美味い!!

細味で、シャキシャキ感がしっかりあるのに、生っぽさが無い!!
ひょっとしたら今回だけじゃなのとすら思わせる、朝採れて直ぐ盛りつけくらいのフレッシュ感。  
麺はオーション100%とい噂も。
極太の蕎麦を思わすようなどこか粉っぽくも引き締めきったものが来るとすっかり予想していましたが、まるで違う。
麺の持つ穀物感?とロースト感?が極めて落ち着いたバランスで存在します。イメージとしては麺屋中川の豚らーめんようの麺をもう少し太く強くして、反発力を抑えた感じの麺と言えるでしょうか?
もちもちしていそうで実はしていない、締りの強い麺です。
歯切れは意外と他店の二郎インスパイアの麺に比べると、うどんのような最後で頑張りきらない感じはなく。ちょっと抵抗しようとする姿勢を香らせてくれるのは嬉しいところ。
そしてこの麺の最高の魅力は、スープの吸い方にあると思います。
思ったよりもスープを弾くことが無く、スープの醤油豚な味わいをすんなり麺に受け入れていきます。
しかしそれによって麺がぐずつくことなく、舌触りの切れやゴワっとした質感を一切落とすことなく、それでいてスープをどんどん吸い込み麺の味を強くします。

 

これほどスープの味をしっかり吸い込みながら、伸びたり、舌触りが緩くなったり、張りが無くなったり、弱くなったりすることのない麺は初めてかも。

 

一つ一つのパーツのこだわりとリッチさが光ります。
ラーメンろたすはやぱり凄かった。
ぶち抜いた才能を感じさせられました。
 
やんちゃな子供を思わすラーメンが得意だった店主さんが、独立したらびっくり、いつからこんなに大人になっちゃったのっていう驚きがこの作品には感じられました。
この作品・・・、まいぽーマシマシだったと、ここに宣言します。
 





オープニングメニュー⑥ まぜそば (乳化二郎系こってりスープ ガッツリデカ盛ラーメン)

 

 

めんりすと 非公式ファンクラブ

 

このまぜそばは・・・、ってか、事実上はいわゆる一つの汁なし二郎。
背脂とタレだけで作る本格的な汁なし系とのこと。
で、まーこれが「うまい」んだわさ。
 
醤油ダレの味わいは、醤油の辛味とほのかな酸味に甘味が絶妙に溶け込んでいて、これこそ日本人の9割が好むカジュアルな甘辛い醤油テイストこの醤油ダレを盗んだら、うどんやだって、煎餅屋だって、餅屋でだって人気店になれるんじゃないかって程に美味いです。
 

味わいにキレがありますね。

キレがあると表現すると、味わいが尖っているかのように誤解されるのですが、そうではない。
旨味が重厚で、その個性をスパーンと痛快に走らすも、どこかふくよかさがあるために刺激性は最後の最後で抑えられています。。
 

背脂の柔らかな甘さと油脂感がどろろ~んと生物感をだし、麺屋中川本店さんの豚らーめんのようなサイボーグ化した旨味ではなく、どこか生生しさを覚えさせるのです。
一方では構成自体はシンプル…、故に各風味のバランスが整った時の安定感は尋常じゃありません。
ブレの不安を覚えることなく、安心して体を預けられる味わいであることがわかります。
 
シンプルな味わいであるものが、そのバランスをきちっと満たされた時の迫力って凄いですね。
表現されるものが濃密ながら、その表現に絶対的な安心感を付随しているからこし、ここまで美味いのでしょう。
 
麺はすこぶる美味い!

重量のある穀物感が、食感の強さにあわせ、跳ねるような旨味を残します。どすっと穀物の重量感が口内に預けられ、噛むたびに現れるエッジの効いた穀物感が何とも痛快!
さらに驚くべきは、余韻においても麺の穀物感が持続しうる言う事実。
 
トッピングも派手で言うことなし。

ジャンクでカジュアルで、血沸き肉躍るアイテムがずらっと並びます。

こりゃ、ジャンクな一撃を痛快に楽しみたいと思っている諸君には、堪らず雄たけびな一杯となるはずです!!


 





オープニングメニュー⑦ 煮干つけめん (あっさり鶏ガラ煮干つけめん)

 

 

めんりすと 非公式ファンクラブ

 

 
かつて髙梨店主様が麺屋中川時代に作ってくださったど煮干しつけ麺とは別物でした。
かつてのど煮干しつけ麺で感じた「ザラッと美味いんだよ」な心地よさは今回の作品では主題とはなりません。
もちろん煮干の味わいを荒削りに楽しませる部分とやわらかに楽しませる部分がミックスされたかのようなその旨味には、ザラッとした表情もありはするのですが、より整理が行きとどいた風味の構成力の前には、「ザラッとした」という表現はいくらか似つかわしくありません。
計算された調理が生み出す素材の野性味・・・といった方がふさわしいかもしれないのです。
 
で。今回の煮干つけめんのつけ汁。
ど煮干しに比べると整っているだけでなく、よりスパッと切れのある味わいにも思えます。
透明感が増したことでスパイスの風味が駆け抜けていく感触を持ち、同時に適度な濁りをもった潮気が香らす磯の風合いを抑えられながら、逆に煮干のカリッとした香ばしい苦味を塩気で飾るという印象に変化。
 
口当たりの一味の一瞬の辛味で味わうものの神経を覚醒させるやいなや、香ばしい煮干の苦味がロースト感めいた個性を含んで感じられます。
そして塩気と辛味がスピード感ある流麗なるキレを残しつつ、口内でひしっとした煮干の旨味が舌に流れるのです。
洗練されたその味わいからは、一味などのスパイスの個性も粒子単位で味わっているかのように感じられ、繊細でキメの細かい個性は十二分、その一方ではパンチが弱くなることなど微塵もないから驚きです。
そんなパンチやコシのある味わいを作っているのがつけ汁に含まれる酸味の個性。
実は酸味は口当たりから、しっかり存在しているのです。
その個性は、浅く強いものではなく、きっちりした肉厚と艶っぽくうるるっとした表情を持ちながらも、やはり煮干しの苦味を滑らかに内包し、それを染みださせるように表現していくもの。
この酸味がつけ汁の味わいのボディーを多分に構成していることは間違いないのです。
 
しか-し!!
このつけ汁が、麺とともに味わうことで、異なる個性に仕立てられ、酸味単体の個性が奥に隠れるのです。
 
麺は細麺を使用。
このセレクトが実にエキサイティング!!
麺と共に口に運ばれるつけ汁に、先ほど語った酸味は感じられません。
麺が持つ良質の甘い穀物感が、つけ汁にすっとその味わいを溶け込ましたかのように感じられます。
するとつけ汁酸味はすっと穏やかになりつつ、麺の旨味のふくよかさがぐっと前に押し上げられる展開に。
その時、ふわっと浮かぶ穀物の甘味が実に美しい!!
オリジナルの煮干ラーメンがそのスープの透明感で麺の旨味を浮き上げたのとは異なり、煮干つけ麺ではつけ汁のキレのある風味の反動として麺の旨味が浮き上がるのです。
 
これまで麺にスープの味わいが絡む作品というものは、いくつも味わってきました。
特に煮干系のスープでは、煮干の味わいが麺に張り付くように感じられることが多いものです(煮干オイル使用の場合はさらに顕著)。
しかしこの作品における麺は違うのです。

麺につけ汁の味がのるのではなく、つけ汁に麺の味わいが溶け込み、美味しさを導いていると思わせられるのです。
麺の味わいでつけ汁の味わいに上質な穀物の甘旨味が加わっていく・・・、こんなもの初めて味わいました。 
感動できるっす!!
 

この作品が評価されないようなことがあったら世も末だぜ的な名作つけ麺の登場です!!

 




<ぼくらのラーメンろたす日記>

 

9/7 いよいよ開店日! 


9/1 『オープンしてしばらくの間は、「ラーメン」と「豚そば」の2種類で営業します。(ギョーザやごはんものはやります)「まぜそば」や「つけめん」も9月中には始められるようにがんばります』だそう。いずれにしても楽しみ楽しみ。ラーメン・・・ウマソウすぎるし、やっべヨダレでるしぃ!!

 

8/28 ラーメンろたす、9月7日開店みたい! 煮干しラーメンと二郎系を堪能したいなう!!

 

8/18 ラーメンろたすの地図が、ge-c王子のブログに載っていた。http://sugoizoquruli.jugem.jp/?eid=668  「昔、卓朗商店があったところのすぐ近く、青い建物でテナントが10店舗並んでいる左から2番目です。駐車場は店舗前に2台、店舗すぐ横に3台、計5台をご用意しております。営業時間は、11:30~14:30 17:30~21:00 定休日は、木曜日を予定しています」ってことらしいよ!

 

8/17 9月上旬開店だよ!

 

8/16 今度、カレーを作るんだって(ろたすのメニューとは関係ない話だよ)。 いっそカレー屋になっちゃえばいいのに(爆)。とりあえずラーメンろたす最初の作品はカレーになったってことだから「ろたすって元々はカレー屋だったんだけどね・・・」というネタを一生使おうとか思う。もう一度言うよ、ラーメンろたすは元々カレー屋だったんだよ。
   

8/14 お店の場所を発見!! この写真を撮るためにわざわざ行っちまったぜ。やっべ~、テンション上がってきたし!! とりあえず、あえて空気読まずにめんりすとさんち前の本屋だかがあったテナントに入ってしまうんじゃないかという期待は外れて良かった?

 
めんりすと 非公式ファンクラブ めんりすと 非公式ファンクラブ

 

8/12 看板ついたみたい。とってもお洒落だったりするし、見た人にインパクト残すデザインだよね。それにしても攻めてる地域に店構えますな~!!

 

8/11 ラーメンろたすの今を見学しに行ってみる。どこかわからなかった。街道ラーメン醤(だっけ?)とマルトモが閉まっていて凄い違和感覚える。KOUYOで焼きカレーパン買い損ねた。中古屋さんはメンズの服もおいて欲しい。で、本日、看板がつくそうです。また探しに行こうかな。地図もネットも検索せずに。そんな小さな大冒険をミスチルのメロディーに乗せて・・・って、何それ?

 

8/10 ge-c王子は二郎にはモヤシよりキャベツがお好みらしい。キャベツ100のキャべ二郎を作ったこともあるらしい。で、キャベツマシマシもやるかもらしい。それまでは松ふくさんのうまい半キャベツダブルで我慢だ。ところで半キャベツWであって、全キャベツとは言わないのは何故?

 

8/4 「なしなし」の件以来、揺れ動く・・・。ろたすはこってりからデビューすると公言していたのに一気にぶれる。できれば比較的空いている日の空いている時間帯を突いた初訪問で、ラーメン→豚そばと連食してみたい。

 

8/4 ろたすの入り口のイメージ画像は「thursday」のスペルが「thirsday」になっているんだって。とりあえず宇宙一のアナグラマー(U練さんのお世辞で公認)としては、『スペル違いのthirsdayには「I try dash.」つまり「私は全力で取り組もうとしている」というアナグラムが仕込まれています』と報告しておく。

 

8/3 裏メニューで「なしなし」という名前でタレなし、具なしのラーメンを出すかもしれないらしい。「なしなし」の他に「なしあり」(タレなし、具あり)、「ありなし」(タレあり、具なし)っていうのもあるかもみたい。注文してくれそうな方は○○さんかコメヤさんぐらいしかいないと思いますがって呟いてもらって、そりゃもう天にも昇る気持ち。晴れてて良かった。

 

 

7/23 ROTASの初回Tシャツは黒だって。ネイビーかと思ってたよ! 

 


 

<開店前に得たラーメンろたすのメニュー情報>

  
ラーメン (あっさり鶏ガラ煮干スープ うま味調味料不使用)

豚そばとつけめんは頭の中でほぼ完成。まぜそばは実際に完成。ラーメンは醤油と煮干の効かせ具合のバランスをどのあたりにもっていくか検討中らしい。
どーせ、美味いに決まってるけど、楽しみ過ぎる!!

無題っぽい感じなのかな、それとまさかの・・・って、感じで来るのかな?

「ラーメン」の麺は、歯切れの良いパッツン系(イメージとして伊藤みたいな低加水のちょい硬い麺)か、多加水のもちもち系(好日みたいな丸刃の優しい麺)のどちらか迷ってたけど後者に決めたんんだって。ど煮干しの時とはちょっと違う感じなんだろうね。どっちかというと鶏塩そば系になるのかな? 

二郎インスパイアの多い地域ですけど、これなら個性張れますね。

ちなみに王子に「xxxさんの好みではないw」とはっきり呟かれている。

スープには乳化促進のためにもみじ(鶏の足先)も入るらしい。コラーゲンたっぷりでお肌綺麗になるのかも。

豚そば用の麺はオーション100%麺になるのかも。

だったら凄いね。正方形よりの断面で切り刃10番と12番の2つ、ちょいウェーブ入り、加水はあえて少し上げのプロトをチェックされているんだって。

口の中でわさわさしそうじゃない?

こういう暴力的な感じ、好きですね!!
で、結局は12番にするんだって。「もうちょい加水少な目にして、微妙に平打ちよりにしてもらって、ウエーブをもうちょい強くいれてもらおう」って希望らしいんだけど、言わなければわからない程度の超超ウエーブになりそうだって。じゃあ、言われたんだからそのウエーブに気付くことにしようかなw。
 
まぜそば (ジャンクでガテン系 汁なしラーメン)

香味油はラードではなく、別の油をベースに作るんだそうだ。

まぜそばは汁なし二郎。タレも豚そばと一緒のジャンクガレッジインスパイア系なんだって。

やべっ、そりゃ旨そうだ!!

9/23(金)にデビュー決定!!
 
つけめん (あっさり鶏ガラ煮干つけ汁)

すでに一番弟子もいるみたい
 
焼豚ご飯

わくわくなう
 

その他限定メニュー

しばらくは基本のメニューに集中されるみたい。

鶏塩そばも鶏塩つけそばもど煮干しつけそばも豚つけあつもりもいつかやるって。ろたすは暖簾が無いけど「無題」みたいな曜日限定別ブランドもやるかもしれないし、その時は暖簾があるかもしれないみたい。
 


 

めんりすと こ・ん・そ・め

めんりすと非公式ファンクラブ


 
FEAT 2011/DECEMBER/24-25 CHRISTMAS NIGHTS LIMITED 20:40:02
 
これぞ限定ラーメン、これぞクリスマス。
ここぞというタイミングでしか成立しない、奇跡のメニュー。
 
クリスマスイブというラーメン屋さんにとって1年で1番お客さんが来ない日だからできる、手がかかり過ぎる一杯です。
しかもブログ&ツイッター限定というラーメンマニアに的を絞った作品でもあります。
 
ラーメンの完成度そのものもさることながら、何よりも「君たちがいつも食べているラーメンを作っている料理人の実力を、一度本気で味わってみないかい?」という挑戦状的作風です。
これがラヲタのハートに超扇情的に迫ります。
 
そういう意味ではこの作品、過去に例を見ない、技術至上主義極まれりなラーメンだと言えますし、事実「俺の技術を味わえ」という強引な主張で食べる側をねじ伏せるだけのポテンシャルと説得力を持っています。
 
トッピングは、まさかのフォアグラ。
完全赤字宣言のコスト度外視作品ならではのボリューム!!
1225円で、この量のフォアグラのソテーはありえません!!
 
12月25日だから1225円という、言葉遊びに拘った結果の大赤字・・・、食べる側としてはありがたい限りです。
 
フォアグラのソースも絶妙。
濃密にして重厚、なのに味がべたつかず、すっとフォアグラの肉の味わいに絡みつつもフォアグラそのもの味わいを立ち上げます。
香ばしい苦味と酸味がきまりつつも、騒がしさがありません。
 
そしてフォアグラの焼き方、そして焼き加減も素晴らしい!
ロースト面の薄くパリッとした食感は、フォアグラの口どける様な柔らかさとのコントラストを劇的に描きます。
しかもその張りのあるロースト面がぎりぎりの薄さであるために、フォアグラの食感を損なわず、同時に濃厚なソースの味わいを必要以上に重く印象付けません。
 
実は実は、超フォアグラ大好き人間の私ですが、焼き方一つでぜーんぜーん魅力がなくなってしまうのもフォアグラの個性。
ラーメンのトッピングという、フォアグラのソテーとしては完全アウェーで超気の毒な環境に配されるというのに、ここまでやりますかの拘り仕上げ。
これはクリスマスだからこそできる作り込み!!
 
トッピングの一撃で、もはや料理人の凄みは食べる側の脳にズキズキ響いておりますよ。 
 
そしてスープ。
まさかのオイルオフ。
 
ラーメンに必要不可欠な、スープに浮かぶ鶏や豚、あるいは植物系のオイルを一切排しています。
トッピングのフォアグラから溢れる油脂感が、それに代わる味わいを引き出すも、基本的にはスープそのもの香気が立ち上がり、口当たりから後味までかけて滑らかな表情は一切崩れません。
そしてその滑らかさの中で、スープの持つ奥深い味わいに食べる側の心を落としていこうとします。
 
スープを口に含むと、じわっと低域に響く野菜の重厚な味わい。
オニオングラタンスープなどで味わえるようなあの亜麻色の味わいが、よりデリケートな野菜によって引き出されたような、リッチで上品で何より丁寧な仕込みであることが全面に感じられる味わい・・・。

色んな野菜が入っているのでしょうね。

玉ねぎメインにして、その他もろもろ・・・、そして不思議な甘苦さはニンジンなのかな? う~ん、全然わからねぇw。

 
少なくともスープの美しくも深い亜麻色を、そのまま味わいに映したような、徹底したエレガントさを誇る個性であることは間違いなし。
 
野菜の味わいをぐっと舌に沈めつつ、続けて感じられる豊満なオマールの味わいは、逆に柔らかさで浮かび上がります。
このオマール美味すぎです・・・、ラーメンのスープにここまで美しい海老の味わいを覚えることは一生ないと思いました。
そしてオマールに舌を包まれながら、続くのはビーフの味わい。
野菜を焦がさずに長時間炒めたような独特の熟成感ある亜麻色の味わいにビーフの旨味が見事に絡み込み、ここに生まれる奥深くも重苦しくない重厚さにはただただ溜息。。。
そして3種のコンソメスープの最後、チキンの味わいも秀逸。
ビーフに一瞬遅れるようにしながらも、徐々にその明るく立体的な表情を浮かびあげ、包容力あるオマールの味わいを壊さず、むしろそれに包まれながら自身の味わいを肉肉しいままにすっと隆起させます。
 
素晴らしい・・・。
これは素晴らしいよ・・・。
 
塩ダレはいつもよりもわずかに強め。
しかしスープの旨味の力量があまりにもしっかりしているために、調味料の個性が尖ることはなく、いわゆる「しょっぱい」という安い感覚にはまるで至りません。
フィニッシュで、トマトが使われているのでしょうか、それを思わす野菜の酸味を軽く感じさせながら、すとっと塩気を感じさせ、スープの旨味を一瞬さらに濃縮したような味わいがコクリと舌に落とされます。
 
やばいっ!!
これは美味すぎちゃったんじゃないの!!
 
力のあるパーツを、きっちりあるべき形で組み上げた感じは、オールスターチームというよりは、素晴らし過ぎる家族の一体感。
まさにクリスマスの情景です(もっともこれを食べるために家族を犠牲にしている私ではありますが・・・)。
 
それにしても勇気あるスープです。
そして挑戦的ですし、作り手が持つ技術への自信を感じるスープです。
 
ビーフコンソメ、チキンコンソメ、そして高級感丸出しのオマールコンソメ・・・、間違いなく単体でも完璧な質感を有するであろう高級スープを、合わせるからには、その結果に相当の自信があってこそ、
 
その結果がきっちり計算できている料理人でなければ、この勝負はできません。そしてこの勝負がなければ、ここまで贅沢な味わいには仕上がらなかったのも間違いありません。
 
スープを口に運ぶたびに、新しい感動があるスープです。
勝負を制したが故の味わいです。
 
さらには、これほどまでに旨味を舌に残せるのもまた、オイルなしという挑戦の結果故。
むしろオイルを使用するという当然のアプローチをチープに感じさせるほどに、このオイルなしは説得力ある結果を導きます。
スープだけだからこそできる風味の透明感・・・、これをほど味わい重厚にして円熟味の溢れる濃厚なスープでありながら、クリアな表情故に深さを感じさせるような質感すら表現しうるのです。
 
素晴らしい作品です。
1225円という価格は、論外のクオリティー・・・。
 
トッピングの極まれりなレベルの味わいにして、その味によってもぶれることのないスープの上質さ。
丁寧な仕事、素材の高級感の全てが垣間見れてしまう程に、汚れなきその味わい・・・。
 
正直、一度食べたくらいでは理解は到底及びません。
そしてもっと知りたい、もっと理解したいと願う知的欲求が誘う一口に対し、美味しさに感情を引っ張られてしまい、脳が知的に機能しないことへの不満を覚えてもしまいました。
 
これぞフレンチ出身の店主様の本領発揮と言わんばかりの超絶技巧系のスープです。
高度で伝統的な技術を惜しむことなく駆使した結果、ラーメンとしてはちょっと想像しがたい立ち位置を生み出した作品です。
 
スープ料理として、完全に完成されています。
トッピングにフォアグラのソテーというスープは見たことがありませんが、麺はもはやフォアグラのソテーをぎりぎりスープに沈めないためにあると言い切られても、なるほどひれ伏しちゃうほどににスープそのものがハイクオリティーなのです。
 
そして麺・・・。 
麺は、いつもの全粒粉入りの細麺。
美味い麺です。
絶賛に絶賛を繰り返してきた、あの細麺が使用されています。
いつもといくらか表情が異なるのはオイルなしのスープ故。
オイルが麺にコーティングされないためか、舌触りがもともちっとするようです。
そのため柔らかながらも、噛んだ時に覚える肉感が印象的であり、全粒粉の個性よりも小麦の甘味が引き出されるように感じます。
 
ただ・・・ね。
 
いつものように最後の最後で、毒づくのですが、この作品の凄さは、凄いということ。
ラーメンと言うジャンルを超える立ち位置に作品を導き、技巧美を味わうにはこれ以上ないという作品であるということ。
逆に言うと、ラーメンというジャンルの旨味ではないんですね。
 
かん水をいくらか含む(このお店は少ないけどね)プリプリシコシコした独特の食感と味わいを持つ麺料理としてのスープとして考えた場合、この高級食材からなるコンソメスープの必然性を見つけ出すことは、やや難しいように思えます。
 
秋刀魚スープのラーメンや鯵スープのラーメンなどに思う、「美味しいスープだけどラーメンにこのスープの組み合せって、伸び代に限界あるんじゃないのかな?」的な印象が、私には感じられました。
 
 
そういう意味では、クリスマスという特別な日にしかできない手の込んだ料理を、ブログやツイッターをチェックしてクリスマスと言う特別な日に訪問したいと考える様な、「何か特別なもの」を期待するラーメンマニア向けとして出されたことが、この作品にとって幸福なことだったのかなとも思います。
漠然と美味しいラーメンが食べたいという感覚で付き合うタイプの作品とは明らかに違うのです。
 
逆に言えば漠然と付き合った時に、ラーメン二郎や家系のラーメンの様な痛快さを覚えさせるような個性ではないことが、ラーメンとしての評価であれば、意見の分かれ目となる可能性を有する作品であるように思えます。
 
私にとってはこれほどリピートしたいラーメンは過去にはなかったと言い切れる程のラーメンですが、誰もが美味しいというラーメンではないかもしれません。
 
ぶっちゃけますと、コンソメが本気すぎて、偽物のコンソメ味に比べると、選民性が強いんですよね。
 
で、そこで気になったのがネーミング。
この作品は間違いなく本物のコンソメスープなんです。
だからコ・ン・ソ・メって名前も、まんま相応しいはずです。
 
しかし料理にあまり興味のない方にとっては、コンソメ味ってのは、ポテトチップスコンソメパンチの味だったり、顆粒の鶏ガラスープの素だと思うんです。
コンソメという名のインスタント鶏ガラスープの素の味・・・、実際にはその方が私も含めて庶民感覚的には馴染みがありますし、流通していると思います・・・。
 
そのため、うっかりするとこの作品、そのコンソメというネーミング故に「口当たりからシャープでアタッキーな、キレキレの旨味成分がっつりなジャンクな意味で香ばしい鶏ガラスープの味」を想像しちゃうんじゃないかと。
 
全然違うのにね。
 
だからもし次があるとしたら、この作品の名前・・・・、リアルコンソメとか真コンソメとかにしてもらわないとって思ってしまいます。
 
とかいう私も、まさかここまで本気モードのコンソメスープが出てくるとは予想にもしていませんでした。
本当に本当に美味いコンソメスープです。
コンソメってこんなに美味しいスープだったかなあと、食歴の浅さを痛感しました。
正直、自分の経験では、この作品よりもコンソメがコンソメであることを主張してくれたスープは食べたことがありませんでした。
 
これまでめんりすとさんのラーメンをもっともっとディープに理解したいという気持ちから、電車に乗ってまでして色々なラーメンを食べてきましたが、これからはラーメンだけでなくフレンチも含めて本気に取り組まなくてはならないようです・・・が、そいつは困りました。
だってそんなにお金持っていないですもの。
 
というわけで、めんりすとさんには、これからも時々コスト度外視で本物のフレンチの技を楽しめるラーメンを提供してくださいますようにお願いしたいですよね。
フレンチもイタリアンも、めんりすとで学びたいと思っていますので(笑)。
 
 
で、最後に一言。
この作品を迎えられる一瞬に立ち会えたという奇跡に感謝です!
めんりすとさん、ありがとうございました。
「プレゼントを運んでいるのはサンタクロースじゃなくってトナカイ」とは、某有名店のツイッターからパクったネタですが、今年の私のプレゼントはめんりすとさんが運んでくれた模様です。
 
11月29日(火)の4周年記念日にお店を営業しなかったという罪は、全て雪に流しましょう。
 
感謝・・・、そしてメリークリスマス♪♪
 

ラーメンろたす 鶏白湯ラーメン

めんりすと非公式ファンクラブ

 
FEAT 2011/DECEMBER/24-25 CHRISTMAS NIGHTS LIMITED 20:43:09
 
これまたすんごく素晴らしい作品でしたね。
「この人の(←親方のことね)表現力の幅って、半端ないな~」って感じ。
 
ラーメンろたすの作品って、どれもが異常なクオリティーにあるのですが、いったい何がどうなっているんでしょうか?
いつか普通に美味しいレベルのラーメンが出てきた時に、それですらもがっかりしそうな自分がいて怖いくらいです。
 
今回の鶏白湯ですが、こちらは店主さんが麺屋中川さん時代につくった作品とのことで、麺屋中川の大将のブログにも「ほぼそのままでOKを出した数少ない作品の一つ」として紹介されていました。
 
残念ながら、私はその当時の味を知らないのですが、それだけに今回の限定メニューが楽しみでありました。
 
そのスープは濃厚そのもの。
きっちり白濁し、とろみも十分です。
ジャガイモを使用したベジポタ系なのでしょうか?
う~ん、こういうことは全然わからんです。
ラーメンの作り方って、未だに良くわかんないのです、食べる専門です。
 
で、そんなベジポタ系を思わす鶏白湯スープからは、柔らかくも微かに甘い、優しい味わいが鶏の風味に抱擁されているように感じられます。
特徴的なのはそのベースのスープ自体があまりにも滑らかであり、エッジやキレを敢えて主張しない様にされていると感じられること。
スープの中の胡椒っ気や、香味野菜の尖り、タレのインパクトといったものは強く感じられません。
しかしその一方では、トップに浮きあがる鶏油がデリケートで複雑な味わいを持ち、なるほどこれが事前に告知されていた香味野菜の個性なのかと思わされるところ。
 
鶏油の中に酸味や辛味が感じられ、まるで西洋料理の野菜類を思わせるようなカリッとした個性にも感じられ、これがエレガント。
この酸味や辛味が、過剰に味わいとして表現されるのではなく、小気味よくアクセントを加えるあたりがこの作品の良さですね。
スープの中の胡椒などのスパイス感を抑えることで、スープの滑らかさを生かしつつ、スパイスが与えるべきスープのキレや旨味の立ち上げを鶏油の中に感じる複雑な風味によって演出します。
鶏油の酸味があるからでしょう、ミルク系の酸味が感じられる瞬間もあり、このことがより一層クリーミーさを覚えさせ、まるで鶏ガラスープをベースにして作ったクリームシチューにも似た風合いを良い意味で感じさせもします。
 
オイルをフックにスープの重厚さを滑らかに味わってからのフィニッシュも秀!
そこでみせるいくらかの塩気は、気張った重さを見せずに、肌馴染み良い厚みをもってすっと舌に落ちるのです。
スープの濃厚な味わいを、べたつかせずに旨味を残していきます。
 
すげっ。 
このスープに何一つとして不満なんぞございません!!
完璧っす!! 
トッピングの蒸し鶏も良質。
豚チャーシューと異なり、スープの滑らかさを荒げず、几帳面なスープのキメ細かさを保ちます。
 
さらには、鶏の挽肉団子。
中にはネギや香味野菜が仕込まれ、このいくらかの辛味や渋み、さらには肉団子にいくらか加えられたロースト感が、やはりスープの中に感じられるべきスパイスのアクセントを代わりに演出します。
これによって、スープを濁すことなく、それでいて旨味の明瞭さ、味わいのスマートさを、滑らで厚みのあるスープに加えているのです。
 
あ~、構成美ってやつだね、これこそが。
巧すぎます。
これは、流石に巧いとしかいいようがありませんですよ。
 
惜しむらくは麺。
ろたすさんの麺をこれでもかと高く評価している私です。
当然美味いんです。
 
しかし味で勝負できる麺の最大の欠点は、食べる側が麺を味わってしまうこと。
故に、麺の味がスープとの相性によって完璧に決まるか、少しズレて感じられたかということが、どうしても印象に残ってしまうんですね。
 
ぶっちゃければ、名店と呼ばれるお店の麺でも、麺そのものの味なんてしっかりとは覚えちゃいないよっていうお店もあります。
特別美味しい麺でなければ、ちゃんと味わおうと思って食べないから、記憶が曖昧なんですよ。
だから醤油ダレでも塩ダレでも芳醇でも淡麗でも、麺の印象なんて変わらないんですね・・・、実際には絶対に味が変わってくるし、舌触りも露骨に変わるはずなんですけどね。
 
しかしラーメンろたすさんはそれとは違う。
私の勝手な印象では、このお店の麺は塩ダレ&煮干しにおいて完璧すぎる華やかさを纏うと思います。
醤油ダレの秋刀魚ラーメンでは、麺そのものは美味しいことに変わりはないのに、やっぱり煮干しラーメンの時程には輝かない印象を受けました。
 
で、今回。
スープが美味すぎた・・・。
スープの旨味が芳醇であるために、麺の味わいが良質でありながらも独立感を出せな過ぎるように思えました。
ラーメンろたすさんの麺のもっている柔らかでふくよかな表情を、スープが同系の表情でさらに上回るがために、麺の個性がやや後退して感じられるのです。
 
煮干しラーメンにおける麺の味を知らなければ、「このお店の麺は美味いね~!!」と第絶賛したと思いますが、残念なことに知っているからね、やや悔しかったりもして。
 
もちろん個人の意見、個人の感想です。
 
さらに個人的を貫くなら、できればこの麺の味をそのままに全粒粉をいくらか含んで、味わいにややシャープな枯れ感をつくってスープから少しだけ独立させて欲しいな~とか思ったりして(もちろんわずかな限定数のラーメンに専用麺など準備できないことは百も承知ですよ)。
 
「麺固めでオーダーすれば、独立感でるじゃん?」って言われる方もいるとは思いますけど、私は固めの麺って麺の味がわかりにくくて勿体なく感じちゃうんですよね・・・、これもまあ、個人の趣味ですけど。 
 
つーわけで、麺が結構美味いんだよねという評価は、スープのめちゃめちゃ美味いんだよねという評価に対して足を引っ張る結果だったなあと、関係者が読んだらきっと腹立たしい感想で終わるのでした。
 
 
で、まとめ。
 
勝手解釈では、麺工房海練さんが変わり種系である豆乳ラーメンでみせたスープの旨味とオイルとスープの関係性を、ラーメンろたすさんが敢えて鶏白湯という王道のスタイルでブラッシュアップしようとした作品という印象。
 
時系列は逆だけどね(ろたす親方の鶏白湯は数年前にデビュー、麺工房海練さんの豆乳は2011年デビューですからね)。
 
クリームシチューのようにこってり滑らかながらも、シチューのように風味を内にこもらせた感じにはならず、こってりスープにおいてなお鶏の味わいがクリアで開放的であることに、作り手の「技」をがっつり見せ付けられた秀作です。
 
本当は混んでなかったら、時間かけて味わいたかったな。
そして本当は混んでいなかったら、帰り際に言ってみたかったですね。
 
「まいぽーでした」ってね(笑)。
 
 
※ ところでいつも思うのですが、最後に素晴らしさを語れば綺麗にレビューできるのに、いつも順番が逆になってしまい「毒」吐いた感じでフィニッシュとなってしまうのは、改善した方がよいのでしょう? でもどーせ長文のレビューなんて、最後まで読む人いないだろうけどねって思うと、最初に魅力を語った方が、良い気もするし・・・。ってか良いとこだけしか書かなきゃ一番良いんだろうね、でもしないんです。だってヤナラヲタだからwww
 
中村屋 らーめん(塩)赤鬼トッピング ~赤鬼:二種の唐辛子をブレンドしたピリ辛トッピング
 

めんりすと非公式ファンクラブ

FEAT 2011/XX/XX 20:20:02
 
豆板醤系の個性を感じましたが違ってたらごめんなさい。
豆板醤を思わす辛味と、唐辛子らしい辛味にほろ苦さが混ざりあっています。
別皿でオーダーしましたので、通常トッピングとは印象が違うかもしれませんが、青鬼に比べると辛味にコクを感じます。
辛さがタレのコクをぐっと前に引っ張る印象があり、これはらーめん(醤油)にもあいそうな感じもしますね。
 
中村屋さんから独立されためん処藤堂さんや麺之房五轍さんの辛やピリ辛と比べると、辛味にひねりがある気がしますが、個人的にはもっとシンプルでいい気がするかも。。。
 
まあ、普通に味わえば極上のスープなわけですから、わざわざ調味料をぶっかけることもないよね。
初訪問であれば、絶対に素直に味わった方が良いと思います。
 
 
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中村屋 (なかむらや)
TEL 046-233-7278
住所 神奈川県海老名市中央2-5-41 サティ立体駐車場 1F
交通手段 JR相模線 海老名駅 徒歩10分

営業時間 [木~火] 11:00~14:30 18:00~21:00 (スープが無くなり次第閉店)
土曜 17:30~
定休日 水曜日
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めんりすと し・ろ・ど・り(鶏のチャーシュー麺)ぬるめ タレ少なめ 胡麻・胡椒・フライドガーリック抜き

めんりすと非公式ファンクラブ

 
FEAT 2011/OCTOBER/20:45:00
 
胡椒と、胡麻とガーリック抜き。
タレ少なめのバージョン。
 
でたね、淡麗豚骨の極みだわさ!!
豚骨じゃないけどね、むしろ鶏白湯の方がメインなんだけどね。
 
でも豚が入っていて、色が白かったら、私は何でも豚骨っていうカテゴリーで味わっちゃうんです。
 
おかしい言われても仕方なし。
ちょっと変な時があったとしても、立ち位置を強引に定めとかないと批評なんてできないです。
 
もちろん「批評」など誰も望んじゃいないんだけどね。
 
 
で、この作品。
オリジナルのぬるめのし・ろ・ど・りの方が美味かったかも。
でたっ、勝手にレシピ変えてもらいつつ、それを駄目出しする失礼なブロガー!!
 
オリジナルでは、温度が下がった分だけタレ強いかな~とか、スープの圧倒的な滑らかさの中で、ゴマやフライドガーリックのざらつきが気になるな~とか思っていたのですが、抜いてしまうとちょっと寂しかったりして。
 
あのざらつきがあるからこそ、その向こうにある究極の滑らかスープの心地よさが反動でそそり立っていることに今気付きました。
 
やっぱりあのスープの滑らかさは、コントラストのなかでいっそう輝きますね。
滑らかさの極みが平坦さを誤解される可能性がある分だけ、誰かに勧めるならオリジナルレシピだねと思った次第。
 
もちろん、このスープの上質さは圧倒的ですよ。
余計なものがない分だけ、スープの舌触りは凄いことになっています。
 
やはりぬるめって凄いですね!!
 
めんりすとさんのキレにも程があるスープだからこそ、動物の臭みが立たずにスープのデリケートさが舌に染みいります。
 
わ・び・さ・びという極端な設定の究極の淡麗系を持つお店の、極端な設定の究極の芳醇系がし・ろ・ど・りのぬるめ。
これ、本気で美味いからお試しあれ!!