めんりすと非公式ファンクラブ ~静岡県東部の美味しいラーメン店だらけのブログ -12ページ目

めんりすと非公式ファンクラブ ~静岡県東部の美味しいラーメン店だらけのブログ

静岡県の有名ラーメン店の名作500杯をレビュー。今はめんりすと(三島市)のラーメンに感動しまくった結果、勝手にファンブログを名乗ってます。紹介店舗を徹底して厳選しているのが自慢で拘り。ラーメンが唯一の恋人だから許してねw。

■ わ・び・さ・び(和素材のだしそば 正油ver.)  ♪♪♪♪♪

 
【淡麗系:魚介と野菜のスープで作った純和風ら~めん。スープは動物系出汁及び油脂類未使用。焼き鯖、あさり、味玉1/2ケ、海苔、水菜、胡麻、ねぎ、柚子皮。850円】

テレビ番組(しずめん!TV)で特集された2011年5月の限定メニュー。基本的に継続的に限定を作らないめんりすとさんですが、この作品は31日間連続発売(休業日除く)されたもの。

しかも、これメガ美味いです。しかもテレビ企画の一ヶ月間よりも、現在のアレンジはさらにさらにさらにさらにさらに美味い!! 鯖のポワレがのるなど露骨に個性があふれる作品ですが、居酒屋さんの商売上手な変わりもんメニューみたいなものではなく、オイルなし、動物系出汁なしのラーメンであることが必然と納得できるもの。めんりすとさんが得意とする透明感が生み出す深みあるスープの味わいを、これでもかと堪能させる名作です。オイルなしでここまで旨味に説得力を持たす才能に驚愕する一口目、そしてオイルが無いからこそここまでダイレクトに素材の旨味を感じ取れたことにじわり感謝の気持ちが芽生える最後の一口・・・。トッピングの素材の味わいが微妙にスープに流れ出し、椀という名の宇宙において、その場所、その場所ごとに異なる魅力を放つという演出も凄まじい・・・。そして、それら魅力の全てが、雑味のないスープというめんりすとクオリティーの上に成り立っていることがファンには堪らないのです。

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■煮干しコンソメら~めん URA/NIBO/KAKE ♪♪♪♪+
 
鰹の香り豊かな醤油ダレが一つのまとまりある味わいを表現する中、鶏の旨味が軽やかに浮遊し、煮干しの風味は低く穏やかにその個性を広げます。濁りやすいと思われる素材の組み合わせながら、それぞれの味わいがフレッシュに、そして肉肉しく感じられます。驚くべきは麺。煮干しの味わいが麺に新たなるコクを生み出し美味さ放出。麺にエグミを与えがちな煮干しにおいて、この麺の美味さは何だ!? さすがのめんりすとクオリティーが炸裂した秀作!」
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 写真:に・ぼ・ら・あ淡麗正油かけ


■し・お・さ・い(冷たい塩ら~めん)  ♪♪♪♪
 
冷たい鶏ガラスープを鰹だしで割ったスープが堪らない夏の風物詩的限定メニュー。化学調味料が入っていないと美味しいと言ってもらえない冷やし中華は、このお店ではなかなかキャラクター的にも出せないもの。しかしちょっと視点を変えることで、きっちり綺麗で美味しい冷やしら~めんが感性です。鶏ガラスープの味わいから、するっと入り込む酸味、膨らむ鰹出汁の魅力・・・。細やかな風味が紐解けるように広がる官能の時間・・・。夏が楽しみです!! 最近、鰹の魅力が更に高まっているめんりすとさんの次のし・お・さ・いはどこまで美味くなっちゃうんだろ?
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■つ・け・め・ん((魚介)醤油ver.)  に・ぼ・つ・け ♪♪♪♪♪
 
定番のNEO白湯の塩ver.では玉子の旨味が溶けだすほどに美味い麺の柔らかな味わいに、スープの滑らかな油脂感が見事に調和し、一体化した旨味を奏でます。しかし醤油ver.は一転して麺単独の旨味をよりソリッドに感じさせるものとなります。醤油ベースのつけ汁に対してこの平打ち麺はいくらかの独立感を示します。しかしそのコントラストが芸術的。口当たりの醤油のアタッキーな味わいをきっかけに、麺はその温かみ溢れる旨味をじわっと浮きあげ、べたつきを残さずに舌に旨味を滲ませます。玉子と魚介醤油のいくらかのすれ違いが、逆に麺の旨味の引き金になっていることは間違いなく、スイカに塩、平打ち麺に醤油と言わんばかりのマリアージュを演出。そのままでも美味いとならせるこの平打ち麺の魅力が、どこまでもダイレクトに感じ取れる秀作です!
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■TORI no CHA-SHU-MEN ver. ♪♪♪♪
 
芳醇系塩(し・ろ・ど・り)、淡麗系塩(塩ら~めん)にて提供される限定アレンジです。本来トッピングされるべき豚叉焼を全て鶏叉焼とし、味玉、めんまを排除した作品です。めんまや玉子、そして何よりも豚叉焼がベースとなるスープの味わいや舌触りに引っ掛かりや、雑多な性格を引き出すことがないのが特徴です。芳醇系の塩では、白湯スープがもつ滑らかなうるるんな肌艶の魅力がさらにみっちりと表現されます。か・け・ら・あの味わいを、ラーメンらしさを崩すことなく表現することに成功した一つのファイナルアンサー的限定メニュー!!
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写真はメニューと類似の別ものです。

■『S■G■K■YA MODOKI』 ♪♪♪+
 
御存じ名古屋名物のあのラーメンのインスパイアです。まかないをブログ読者限定でひっそり提供ということですが、実はこれが相当に美味いんです。豚、香味野菜、コンソメの合わせ味・・・なのかな? 口当たりからカジュアルに塩気を感じさせつつ、豚骨のとろーりとした味わいを広げ、後味には甘味が明るく現れるという美味いの方程式系の作風です。めんりすとさんの得意な、繊細な風味を深く追いかけたくなるラーメンというよりは、ラーメンから歩み寄ってくれる感じが時には面白く感じられますね。このほっこり感を是非家族全員で共有したいところですが、限定数2皿ってのは日本の核家族化がいくら進んだとしてもなかなか厳しいのであります(笑)。
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サルでもわかる!ラヲタならなおさらわかる!

『少年ぢゃんく』レシピ盗難事件

~99%の人が解ける超簡単な短編推理小説
 

 

(注) あったりまえですが、登場する個人、団体の全てはフィクションです…って、断るまでもないんだけどさ!!
 

 
『少年ぢゃんく』店主が仕掛ける『なぞかけ』は99%の人が解ける超簡単な短編推理小説となりました。そうなんです、ついに『少年ぢゃんく』の推理小説が完成したんですヨ!!
  
-はじめに-
 
『少年ぢゃんく』の店主こと当ブログの管理人です。
 
今日は皆さんに、私が『少年ぢゃんく』の店主となった時のことをお話させてください。
推理小説形式にも関わらず、ヒントを出しすぎているにもほどがあるこの作品、これでは誰にでも解けちゃうじゃないかと99%の方は思われることでしょう。
しかしその露骨なまでに提示されたヒントの数々は、それでも残り1%の方がこのトリックを暴けないと私が小馬鹿にしているからです。
さあ皆さん、残り1%に選ばれるという痛快な騙され感をご堪能ください。
ちなみに私の家族には1分で解かれちゃいましたけどね。
 
ところで・・・、冗談抜きにしてこれ入力するのに3時間もかけてます(書いた当時はかかりすぎって思いましたが、今読み直したら3時間で完成できれば上等でしょ? 実はその後、何度も書き換えているけどねw。読者がいてもいなくても、このシリーズをあと4作くらい書きたいです)ので、一人でも多くの方が悔しがってくれますと嬉しいです!

 
では、では。
 
 
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■■■ 『少年ぢゃんく』レシピ盗難事件 ■■■
 
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ラーメン屋になりたいと思ったことなど一度もなかった。
四月からは、製薬会社のエンジニアとして働いているはずだった。
あの日、親父が死んだことを知らせる電話がなかったならば・・・。
 
 
 
親父のラーメン店が人気店となったのは、突然のことだった。
きっかけは「Mんりすと」というラーメン店のブログ「う~めんism」だった。
「Mんりすと」は静岡県三島市にある日本一の誉れ高い超有名ラーメン店である。
そしてこのお店の巨漢店主のブログもまた有名な存在であり、業界に強い影響力を持っていた。
ユニークな文体と、少しの変態性を散りばめながら、時折すぱっとラーメンの本質を語るその記事を、多くのラーメンファンが夜な夜な熱い視線を注いでいた。
そんなブログにある日、親父の運命を大きく変える衝撃の記事がUPされた。
「少年ぢゃんくという店のスープの味に驚いた。Mんりすとのスープとまったく同じ味をしている。しかも誰にも気付かれたことのない隠し味までもがコピーされいてる。これは真似をしたというレベルではない。うちの店の厨房に忍び込みレシピ帳を盗みとって作ったラーメンに間違いない!」
・・・たぶんこれを読んだ多くの方は驚いたことだろう。
もちろん無実無根だ。
言いがかりにも程があるし、まして日本一と語られる店が、田舎の小さな店に対して言うことでもなかった。
しかし親父は、このあらぬ疑惑に対して真摯に、そして丁寧に無実を説明した。
そしてむしろMんりすとの作品と自分の作品が比較されたことを感謝し、同時にMんりすとの店主の才能を称えもした。
人を怨むことなどしない、心の広い、そして何よりも優しい人だった。
そんな親父の姿は、美談として全国に放送された。
それからが凄かった。
Mんりすとが認めた味を期待した客が全国から集まった。
店は見違えた。
そしてそこに集まった客の「美味しい」という声は、インターネットを通じてさらに全国に広がり、たちまち人気ラーメン店として注目される存在となっていった。
確かに親父の作るラーメンは美味かったと思う。
しかし俺も、親父も、妻や家族さえもが、親父のラーメンがここまで評価されるようになるとは思っていなかった。
そして親父のラーメンが評価された理由は味だけではなかったはずだ。
親父のラーメンには、何より親父の心がこもっていた。
『愛情』を感じるラーメンだったのだ。
それがお客の心を捕らえてやまなかった。
そして秘密の隠し味。
鶏×白湯風ラーメン・・・、多くの客から「トリパイタンふうラーメン」と呼ばれたそのラーメンのオイルには、鶏の油だけでなく、感情を突き動かすような特別なオイルが隠し味として仕込まれていた。
その高貴にして高揚的な香りに多くの客が虜となっていった・・・。

 

めんりすと非公式ファンクラブ

 

トップに垂らした一滴の隠し味。これが植物系のひねりある味わいと、ハービーな色香を表現。

スープの味わいに大きな波形のうねりを加えます。
余韻の圧倒的な長さはこれまで味わったこともない圧倒的な個性。

さらに味玉の黄身に絡めば、そこに新しい輝きが生まれます。

さらには何気に玉子を使用した麺を使用しているあたりも芸が細かい!
 

とにもかくにもインパクトとひねりの強さが圧巻の風味を演出する問題作です。

たった数滴の隠し味ながら、その影響力は絶大。

これまで経験したことのない新しいラーメンの香気がこの作品に存在しているのです。


超絶フレーバー&余韻最長の、とってもエクストリームなラーメンすよ!! 

 
 
親父ができた人間であることに異論を唱える人はいないだろう。
誰にでも分け隔てなく、温かい心で接することができる人だった。
初めて来る客までもが、俺の父親を親父と呼んで慕った。
そのことは実の息子としてはどこか落ち着かない気分だったが、悪い気はしなかった。
そんな親父に比べると、お袋は随分と現金な女だ。
親父の商売人とは思えない程にお金よりも人を大切にする様子を見下し、顔を合わせば終始嫌味をぶつけていた。
しかし店が繁盛してからは別人・・・、まるで夫婦二人三脚で店を営んできたかのように、時に献身的な振る舞いで客の喝さいを浴びた。
あまりの変身ぶりに息子である俺までもが、お袋もついに親父に心を開いたのかと思った。
しかしそれは誤解だった。
あの日の電話がそれを証明した。
お袋が大事にしていたのは、親父ではなく店の売り上げだったのだと・・・。
お袋からの電話は残酷だ。
親父が事故で突然死したと言いながら、既に別のことを心配していた。
事故の話も早々に、俺にこの店を継げと説得し始めた。
さらには一ヶ月後にグルメ番組の収録があるから、それまでに同じ味のラーメンを出せるように準備しろという。
その番組で、店のフランチャイズ化計画を発表する予定だというのだ。
それにしても急な話だ。
何より事故直後という、このタイミングで言う話でもないだろう。
親父が死んだという事実よりも、大金を生み出す店の方を心配する母親・・・。
あまりに寂しい話だとは思うが、それでも血のつながった母親だ。不思議とそんな母親の期待にもこたえてやりたいという気持ちもあった。
しかし安易に店を継ぐことを覚悟した次の日からが地獄だった。
身内だけの葬儀を簡単に済ましてからは、親父のラーメンの味を再現するべく厨房にこもり、それこそ寝る間もないほど忙しかった。 
見よう見まねの連続は、同時に失敗の連続でもあった。
しかしお袋はそんな俺を他所目に、一ヶ月後のテレビの番組の収録を通じて、店の復活イベントも行いたいという。
どうすればいいのか・・・、親父のラーメンの味は暗闇の中、特に肝心のスープの作り方が見えてこない。
作り方だけではない、出汁に何を使っていたかすらまるでわからない。
材料を購入した際にもらうはずの領収書・・・、不思議とそれらが全く見つからない。
俺は確信した。
親父の事故は、自殺だったのだと・・・。
金への執着が加速していくお袋を憂い、自殺したのではないかと・・・。
だからお袋に二度とラーメンを作らせまいと、全ての情報を処分してから死んだのだ。
愛情を生む自分のラーメンが、次第に金を生む道具に変わっていくことが許せなかったのだろう。
俺には無理だ・・・。
俺には親父のラーメンを再現することはできない・・・、そう思い始めた時、一本の電話が鳴った。
「もしもし、『少年ぢゃんく』さんですか?」
軽薄な声の主はグルメレポーターとして有名なヒラバタケという芸人だった。
一ヶ月後のグルメ番組の収録で、この店の味を紹介する予定になっているらしい。
確か、この店の近所出身の芸能人だったはずだ。
だから地元に帰るとちょっとしたヒーローだったりもする。
茶色のスーツに蝶ネクタイの出で立ちが思い出された。
今でこそ人気レストランの隠し味を『なぞかけ』で解き明かすというキャラクターが人気となったが、元々は地元のローカル番組で顔を売ってきた芸人だ。
まあ、このお店のリポーターとしては悪い人選ではないだろうし、店にとってはありがたい存在だ。
しかし地元でのリポートというプレッシャーがあったのだろうか?
あるいは慢心があったのか?
ヒラバタケは俺に信じられないことを相談してきた。
「番組で使う良い『なぞかけ』を準備したいんで、使っている出汁と噂の隠し味をちょっとだけ教えて欲しいんですヨ」
俺は呆れてしまった。
これがグルメを気取り、即席の『なぞかけ』を披露するとされてきた芸人の正体だ。
才能もないのに背伸びをしたがるヤラセリポーターだ。
「隠し味は、隠し味だろ。隠し味の秘密なんて誰にも教えられないよ!」
無粋に答え、俺は受話器を置いた。
無性にイライラした。
俺だって知りたいよ・・・、心の中でつぶやいた。
才能がないのは俺も一緒だ。
どうやったらあの香りと味わいを再現できるのだろうか・・・。
 
 
 
それからというもの、スープのことばかりが気になり、眠れない日が続いた。
記憶の中にある親父のラーメンを呼び起こそうとする。
食べたのは一度や二度のことではない。
しかし食べたことがあるといっても、その時にはそれが好みか好みでないか程度にしか味わってはいなかった。
そもそもラーメン自体がそれほど興味のある食べ物ではなかった。
そんな俺が、今やこの世界のプロになっている。
番組の収録まで残り一ヶ月・・・、その時までに結果を出さなければ大恥をかくことになる。
どうすればいいのか・・・。
その時突然、あることが思い出された。
この店が人気店となるきっかけとなったあのブログの記事・・・。
「少年ぢゃんくという店のスープの味に驚いた。Mんりすとのスープとまったく同じ味をしている。しかも誰にも気付かれたことのなかった隠し味までもがコピーされいてる。これは真似をしたというレベルではない。うちの店の厨房に忍び込みレシピ帳を盗み撮りして作ったラーメンに間違いない!」
・・・そうだ!
・・・そうだった!!
Mんりすとの厨房からレシピ帳を盗めば、すべてがわかるじゃないか!!
俺はその日の夜、居ても立ってもいられずMんりすとの厨房に忍び込んだ。
誰もいないことはわかっていた。
従業員の出入りは、その日の朝から入念にチェックした。
裏口から忍び込み、厨房に入る。
厨房の奥にぽつんと置かれた机の引き出しに手をかける。
その瞬間、全てが終わった。
けたたましいまでに電子音が響き渡り、部屋中の照明が点灯した。
慌てて逃げようとしたが、既に遅かった。
店舗脇の階段を抜けようとした時、二階から飛び降りるようにして現れた大柄の男が俺に襲いかかる。
身長2メートル、体重は150キロはあろうかという超巨漢、そしてどこかで見た顔・・・。
そうだ、あのブログの男だ!
男は俺の体を地面に叩きつけた。
頭を打ち、意識がもうろうとした。
Mんりすとの店主はその強い腕っ節で俺を完全に抑えつけると、二階にいる家族に向かって叫んだ。
「レシピ泥棒だ! 誰か警察に電話しろ!!」
 
 
 
頭がひどく痛い・・・。
気付いた時には朝だった。
遠くで騒ぎ声が聞こえた気がして目が覚めた。
あれからいったい何時間寝たのだろう。
厨房で仮眠をとるつもりが、すっかり寝込んでしまった。
ストレスが溜まって、少し飲みすぎる癖ができたのかもしれない。
床に転がるウイスキーのボトルが、目に入った。
火が心配になり、コンロの前に進む。
灰汁取りを忘れ、煮込まれ続けた寸胴からは、なぜかいつもより滑らかで美味しそうな鶏の香りが漂っていた。
何時だろうか? とりあえず時間を確認したくなった。
眠い目をこすりながらテレビをつけると、茶色のスーツの男が土下座をしながら大勢の記者に取り囲まれている。
フラッシュの点滅が寝起きの俺にはやけに煩い。
突然、体を起した茶色いスーツの男の上半身がアップになった。
特徴的な蝶ネクタイ、イメージカラーとも言える茶色のスーツ・・・。
この男・・・、どこかで見覚えがある・・・。
そうだ、この男っ!!
俺に電話をよこしたあいつ・・・、グルメリポーターのヒラバタケじゃないか!
 
 
 
こんなに多くの記者に囲まれたのは、グルメリポーター・・・、いや芸能人になってから初めてのことだ。
多くのカメラに囲まれることは長年の夢だったが、まさか窃盗未遂で逮捕という形で実現するとは・・・。
眠い目をこすりながら、朝から日本中がこの姿を見ているのか・・・。
俺は事務所に言われた通り、何度も何度も土下座をした。
いつか復帰したいと思うならしっかり謝罪しろとは、急に態度を大きくしたマネージャーの言葉だ。
しかし、どうせ二度と芸能界に復帰できることはないだろう。
いや、そもそもよくここまで、この世界に残ることができたと不思議に思うくらいだ。
才能がないことは自分が一番わかっていた。
『なぞかけ芸人』、あるいは『グルメ芸人』などという放送作家が作ったキャラクターには、限界を感じていた。
この仕事はもう十分だ。
地元に帰って、地に足のついた仕事がしたかった。
心にもない土下座を繰り返して謝罪の言葉を述べながらも、本当は全く違うことばかり考えていた。
さて、これから何の仕事をしようか・・・。
許されないことは承知だが、ラーメン屋という選択も悪くないように感じた。
大好きだった『少年ぢゃんく』の親父なら、こんな俺でもきっと許してくれそうな気がした・・・。
親父の愛情が染みわたったあのラーメンを、俺も作ってみたいと思った。
 
 
 
記者に囲まれるヒラバタケ・・・。
いったい何が起こったかを理解するのには、寝起きの頭でも時間はかからなかった。
画面の半分が見えないほどに、事件の内容を知らせるテロップが踊り続けていたからだ。
響く芸能記者たちの収集の利かなくなった怒声よりも、テロップは要点だけをわかりやすく伝えていた。
その時、店のチャイムが鳴った。
さらには店の電話、携帯電話が一斉に鳴り響き、さらに誰かが店のシャッターを叩く音が続いた・・・。
理由は予想できた。
しかし俺は、それらがまるで聞こえていないかのように、テレビを注視した。
事件の内容はこうだ。
ヒラバタケは、Mんりすとの厨房からレシピを盗もうとして捕まった。
動機は一ヶ月後に俺の店をリポートする際、スープの隠し味に自ら気づいたふりをするためだ。
この店と同じ味のスープだといわれるMんりすとに忍び込み、レシピを盗もうとして捕まったというのだ!!
なんてバカな・・・。
これで、あのグルメ番組も終了になることだろう。
俺も一ヶ月後の収録の心配はなくなったわけだ・・・。
この顛末を、天国の親父はどう思っているのだろうか?
俺の四月からの仕事はどうなる?
そして破り捨ててしまった製薬会社の内定通知書は、再発行できるのだろうか?
混乱していたのだろう。
そんなつまらないことまでもが次々と頭をよぎる。
そしてこんな時、普通の人たちはいったい何を思うんだろうかなどという意味のないことまで考え始めていた。
自分が今何をすべきか、何を考えるべきか、まるでわからなくなっていた。
だっせーっな、俺・・・。
腰を上げ、コンロの火を止める。
生き生きと踊っていたスープが、すっと静けさを取り戻す。
その様子に、少しだけ落ち着いた気がした。
テレビでは相変わらずヒラバタケが土下座を続けている。
今頃ヒラバタケは何を感じているんだろうか?
案外、俺と同じで、一ヶ月後の収録がなくなったことにホッとしているのかもしれない・・・、そんな笑えない話を想像してみた。
 
 
 

記者に囲まれ、多くのフラッシュをぶつけられながら、ふと考える。
こんな俺を、天国にいる『少年ぢゃんく』の親父はどう思っているのだろうかと・・・。
そして新しく店主となった親父さんの息子は何を感じているのだろうかと・・・。
案外、俺と同じで、一ヶ月後の収録がなくなったことにホッとしているのかもしれない・・・、そんな笑えない話を想像してみた。
 
 
 
-あとがき-
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

基本色の文字は私の言葉、そして茶色の文字はヒラバタケの言葉という、1%の方にとっては終盤までわかりにくい文章形態であったことをお詫びします。
それにしても、この事件からもう十年が経ちました。
『少年ぢゃんく』二代目店主・・・、それが今の私の肩書です。
最近では厨房をもっぱら弟子に任せ、私の仕事はお客さんからオーダーをとり、時にお客さんの好みのアレンジを提案し、食べていただいた作品の感想をうかがうことが中心となっています。
作り手の思い、お客さんの好み、時流といった三つの要素をバランスよく整え、それを作品として提供するのが、私の役割だと思っています。
完全予約制というスタイルで、ゆっくり食事をしていただくラーメン屋・・・、悪く言えば世界一仕事の遅いラーメン屋であることが、親父にはなかった私のスタイルです。
一見すると親父とは真逆のスタイルですが、そうではありません。
私なりに、自分の持てる愛情や感謝の気持ちを最もラーメンに、そしてお客様に提供できるスタイルを目指した結果がこれだったのです。
このお店の柱は、愛情にあります。
しかし基本の味は親父譲り・・・、いや親父と変わらぬ味になっているはずです。
実は、この事件には後日談があるのです・・・。
 
くしくもあの事件から一ヶ月後・・・、事件さえなければこの店のテレビ収録が行われていたその日に、ヒラバタケは仮釈放されました。
そして偶然にもその日、ある方が休業日にも関わらずこの店を訪問しました。
身長2メートル、体重150キロはあろうかという超巨漢のあの人です。
あの人は店に来るや否や一冊のレシピ帳を机に置き、大量の食材を持ち込みました。
そして一言も話をすることはなく、ただただスープの仕込みを始めました。
日本一と語られる職人の集中力、そして技術、その一つ一つの動作、呼吸までもが私にとっては刺激的であり、同時にラーメン屋としてとても勉強になるものでありました。
私は、わけもわからないまま必死でその様子をメモしました。
そして十時間後、ついに彼は一杯のラーメンを私に差し出します。
「このスープを飲んでください」
鶏をベースとしながらも、優しさに満ち、そして感情をくすぐる高貴な香り・・・。
私はゆっくりとそのスープを味わい、そしてこう答えました。
「親父のつくったラーメンの香り、そして親父のつくったラーメンの味がします」
あの人は、小さく頷きました。
「かつて私は、あなたの親父さんをレシピ泥棒と批判したことがあります。しかし実際には全くの誤解でした。それでもあなたの親父さんは無礼な私をも怨むこともせず、寛容な心でそれを許してくれました。親父さんには本当に申し訳ないことをしたと思っています。最後まで直接会って謝ることができなかったことを非常に後悔しています。今日は私のラーメンを食べていただきありがとうございました。そのレシピ帳は私にとってはもう昔の味です。常に新しい味に挑戦するのが私のやり方です。必要無ければ捨ててください。私はあなたの親父さんから人を怨まないこと、そして常に人に優しくあり続けるべきということを教えてもらいました。そのことは一杯のラーメンのレシピよりもずっと価値のあるものです」
「あ、ああ・・・・あっ・・・」
感情が高まり、そして目からは涙があふれました。
「ありがとうございます、ありがとうございます・・・」
私は肩を震わせながらその超巨漢の顔を見ることもできず、ただただ頭を下げたまま感謝の言葉をただひたすら繰り返しました。 
人を怨まないこと、人に優しくあること・・・、親父はこの世を離れましたが、このラーメンを作り続ける限り、親父のメッセージはきっと誰かに伝えていける気がしました。
 
今日も『少年ぢゃんく』では、あの日教わったラーメンが作られています。
私にとっては初めての・・・、そして最初で最後の弟子が、夜明け前から入念にスープを仕込んでいます。
その弟子も、いつの間にかたくましい体つきとなり、そして表情もキリリと締まったように感じます。
今朝も私は眠い目をこすりながら、厨房の弟子に声をかけました。
「この仕事が板についてきたようだね」
一瞬、「フフフ・・・」という小さな笑い声が聞こえました。
「蝶ネクタイよりも、手拭いハチマキ長靴の方がすっかり似合うようになりましたヨ」
「それはいいね」
相変わらずの軽薄な声・・・、しかし言葉には重みを感じました。それでもつい冷やかしの言葉が出てしまうのは、私の悪い癖です。 
「で、その心は?」
弟子は一瞬固い表情を見せましたが、すぐに笑顔を取り戻しました。
「『なぞかけ』はとっくに卒業しましたよ。かけるのは愛情だけです」
「じゃあ、愛情マシで頼むよ」
「それならご安心ください。『少年ぢゃんく』の暖簾では、愛情と優しさはいつもマシマシですヨ」
そう答えたヒラバタケの横顔が、少し親父に似てきたように思えました。

  
厨房には美しい琥珀色を宿した瓶が置かれています。
白トリュフオイル・・・、これが「鶏×白湯風ラーメン」の隠し味です。

めんりすと非公式ファンクラブ


「鶏×白湯風ラーメン」は「トリパイタンふうラーメン」と呼ばれてきましたが、その実は「白トリュフラーメン」だったのです。

そうです、「鶏×白」の「×」は「鶏」と「白」の文字を入れ替えて読めという意味の記号だったのです。

「鶏×白湯風ラーメン」は、「白鶏湯風ラーメン」・・・、これを続けて読めば「白トリュフラーメン」となるのです。 
皆さんならすぐに気付いたであろうこのアナグラムと隠し味によって、私の人生も、ヒラバタケの人生も大きく変わってしまったようです。
 
もちろん、それはきっと良い方向に・・・。

 

そう思った瞬間、「鶏×白湯風ラーメン」のスープがもつ優しく、高貴な香りに視界が包みこまれたような気がしました。

それはまるで親父の笑顔のように優しく、温かく・・・。

 

 
そんなスープの香りに包まれながら、私は仕込みを行うヒラバタケに再び近づくと、一つの問いかけをしました。

「この店、しばらく君に任せるよ」
「えっ?」


それは思い付きにも似た、突然の告白でした。

「実は、この場所をしばらく留守にしようと思うんだ。大した理由なんてないんだよ。私がこの店を始めて明日でちょうど1年、ちょっとお店を変化させるには良い頃だと思ってね」
「そんなこと、いきなり言われても・・・」

「大丈夫、君一人でこの店は十分やっていけるはずだよ。それに私もしばらくしたら戻ってくるつもりだしね、ただ、それが3日後なのか、数ヵ月後なのか、今の私にはそれがわからないというだけなんだ。1年以上も同じことを繰り返しても飽きられないものをつくることってことは、とても難しいことだからね。いずれにしてもこれまでとは違う、ヒラバタケならではの味を出して貰いたいんだよ」
「じゃあ、ブログはどうするつもりなんですか? 『Mんりすと非公式ファンクラブブログ』にくるお客さんだって多いんですよ!?」

「ブログか・・・、そうだな、これだけ多くの人にお世話になっておきながらいきなりお休みってわけにもいかないかもな。そうだ、それなら君がこの店のブログを書けばいいじゃないか!」
「えっ、私が???」

「いいじゃないか、『少年ぢゃんく』のブログ・・・、これまで私が書いてきた『Mんりすと非公式ファンクラブ』とは味付けの違うレビューのブログを見せてくれよ。これまでは鶏×白湯風ラーメンのレシピを教えていただいたMんりすとさんの人気にあやかったブログタイトルだったから、変化することできっと読者の数は減るとは思う。しかし少ないお客さんだからこそ丁寧に対応するのがこのお店のコンセプトだったはずだろ? 新しいブログでの君の素直な表現を楽しみにしてくれる人もきっといると思うよ」
「本当に私が・・・、本当に私がこの店のブログを書いてもいいんですか?」 

ヒラバタケの表情に、小さな笑みが浮かんで見えました。
これなら任せられるな・・・、私は安心して頷きました。
 
 

 
・・・と、いうわけで!!
 
皆様、これまで本当とぉーにありがとうございました!!
麺屋めとろぽりたんでは、本日も皆様のご来店をマシマシの愛情に数滴のトリュフオイルを加えてお待ちしています。
新たにお店を任されたヒラバタケが作る鶏×白湯風ラーメンの香りと味わいを是非お楽しみくださいませ。
 
なお、これまで多くの方にご訪問頂きました『めんりすと非公式ファンクラブ』は、数日か数ヶ月かの間、更新をお休みいたします(・・・といいつつ、こっそりとは更新したりしますw)。
開設1年まであと数分のところでお休みに入ることで、このブログはもうしばらくの間、聞く耳持たない永遠の0歳児でいられそうです。
ずるいでしょ(笑)。
 
そして明日からしばらくは当店の新しいブログ『少年ぢゃんく』にて、ラーメン情報を発信いたします。
もちろんお世話になったMんりすとさんのレビューも、これまで同様に頑張ります。
何より、読者の皆様にはそれを一番期待してもらっていますからね。
そして今後は、今まで書いてこなかったタイプのものにも挑戦できるかもしれません。
 
そして新ブログ開設にあたり、一つ誤解のないようにお願いしたいのは、この「移転」は「少年の家出」にすぎないということ。
きっと我が家である『Mんりすと非公式ファンクラブ』に戻ってくる日は遠くないはずですし(だって家出したって、すぐに飽きちゃうと思うからw)、家出してもなお「史上最ディープなMんりすとファンサイト」であろうとし続けることは間違いありません。
 
ブログタイトルに「Mんりすと」って入れないだけで、間違いなく訪問してくださる方が激減することと思いますが、その分コアに語っちゃえるかもしれませんよね。
今はドキドキよりもワクワクな気分なのであります。
 
それでは皆様、最後までお読み頂きありがとうございました。
最後の最後も、『Mんりすと非公式ファンクラブ』らしい空前絶後の長文レビューで締めさせていただきました。
 
 
だからアメーバブログ様、どうか文字数制限に引っ掛けずに、この文章を無事アップさせてくださいませ!!
 
 

 
では、次のブログはここだよ!!
めんりすと非公式ファンクラブの1年目の家出を、是非是非ご覧くださいませm(__)m

   

New Blog ⇒ http://ameblo.jp/sirodori/


 


※ 最後まで長文で御免ね。ちゃお♪


めんりすと非公式ファンクラブ


あけましておめでとうございます!1


2011年が終わりました。

素晴らしい1年でした。

 

基本的にラーメンのことを書くブログなのですが、これがあるのも本当に素晴らしい才能あふれるラーメン屋さんの存在があってこそ。

 

ラーメンのことなど知りもせず、スープに使われる素材など当てられようもない癖に、「僕はこう感じたよ」で書きすすめさせて頂いた背景には、多くのラーメン屋さんの寛容な気持ちあるいは諦めの気持ちがあり、同時に読んでくださる方の一歩距離を置いた上での正しい判断力があったわで、それらに依存しちゃったからこそ、ここまでやることができました。

 

このブログがスタートしたのは2011年の1月21日。

元々ラーメンがめっぽう苦手だった私が、めんりすとさんの作品に出会い、ラーメンってちょっと探ってみるべき題材だったなと今さら気付き、めんりすとさんに「ファンブログをやらせてほしい」とお願いしたのが始まりです。

 

多分、めんりすとさんは2つ目のミクシーのコミュニティーができるのかな位の気持ちだったと思いますが、結局は更新頻度の比較的まめな非公式ファンブログが生まれちゃったわけです。

 

同時に、めんりすとさん同様に才能にあふれる方の作品を数多く紹介させていただきました。

 

食べれば食べる程、理解は深まり、食べれば食べる程、それぞれの料理人さんの才能に惚れていきました。

 

 

とはいえ、めんりすとさんのファンブログという形態をとっていることもあり、ブログを開始した当初はそんなに長く更新できると思っていませんでした。

流石にメニューの数に限りがあるし、ブレで語ることができない完成度故に日々の感想に意味がないお店ですから・・・。


ところがどっこい、予想以上にめんりすとさんのクリエイトパワァーが凄すぎて、どんだけ紹介しても仕切れない程の新しいメニューが生まれていきました。

 

しかも全部作り込まれたとしか思えないクオリティーの作品がね!!

 

 

おかげで、随分と美味いものばかり食べさせてもらいましたよ。

 


多くのラーメンブロガーさんのように、ラーメンに対してしっかりとした情熱を思っているかと問われれば、正直言うと解答に窮する面がある私です。

元々グルメ全般をレビューしていながら、長きにわたってラーメンだけは興味がわかずに放置していたのは事実です。

自分でも、いつかラーメンに飽きる日が来るのか? いや永遠に最愛の恋人として付き合って行けるのか? 全く分かりません。

 


本当にどうなるんだろ?

 


と、何の役にも立たない話しながら、本音のところを書いてみました。 



とはいえとーぶんは飽きさせて貰えそうもない話も一杯です。

 


めんりすとさんも大幅にメニューのリニューアルを検討しているようですし、麺工房海練さんも2月から新天地に進出です。

新店だってこれでもかのペースで出てきています。

 


あー、なんかラーメン食べたくなってきた!! 

というわけで、1年間・・・ってか、正確には11ヶ月間、本当にありがとうございました!!



で、本年もよろしくお願いいたします!

追伸:写真はめんりすとさんの作品ではありません。私のブログによく登場するお店のものですが、わかったら神ですね。ってかお店の人以外は誰もわからないでしょ。「こいつ、変なことやりやがったな~」って、思えるのは関係者だけだろうからねw。

 

めんりすと非公式ファンクラブ


1年の最後の日の出来事。


美食家でもないのに、美食を求めて大晦日に勝負。

色々あって、失恋。

雪の舞うアスファルトに崩れ落ちる僕。

 

しぶしぶ某チェーン店に向かって歩く。

ちょっと道を間違う。

すっげー迷う。

で、ようやく知った道に出る。


あー、このまま真っすぐ行けばいいんだ!!


そしてすき家の前を通る時、横のカップルがお店の中の一人身の男性たちを見て呟く。

 

「すげー寂しいな・・・」

 

ここ1年で最も恐怖を感じた一言。

 

そして同時に、これから一人で食事をするであろう私。

一気に思考回路が切り替わる。

お店まであと少し。


このカップルの横で一人お店に入るのはかなり抵抗がある。

その後の呟きが怖い・・・。

 

足並みを早める僕。


カップルと距離をとる、カップルはいくらか後方に。

 

お店の前に来た、

で、突然携帯電話が鳴ったかのようなアクション。

 

携帯使うんでちょっと歩道から外れます的に、海老のように後ろに進みこみ、お店へ。




最大のミスは、そのお店の扉が、強風のため自動ドアを手動に切り替えていたこと。

むろんドアは開かず・・・。


カップルが近づく・・・。

カップルの視線を確認できるはずもなく店内へ。

 

 

心を痛めた僕・・・
でも美味しさが優しかった。

 

ちょっと気分が癒されたので、募金箱にアルミニウムを一杯入れてみた。

 


そんな2011年12月31日。


ちなみに1年の最後の食事は、帰り道で買ったおつまみベビースターピーナッツ入りでした。

 

みなさん1年間ありがとう!!


読者のみなさんあっての私です。読んでくださった皆様ありがとう!

 

めんりすとさんありがとう! 技巧美に毎回酔いました! 限定をこれかもバシバシ開発してください!


海練さんありがとう! 麺に対する愛情感じました! 限定で天の才能感じさせられました!


ろたすさんありがとう! 好き嫌い割れる店になると思ってたのに、どうかんがえてもすげー美味いぞ~っ。


中川さんありがとう! 麺美味すぎです。香貫店さん、格好良すぎ! 日本一のガテンです!!


心さんありがとう! 塩油そばに強烈なセンス感じました。あの超スタイリッシュな味わい、どんどん攻めて欲しいです!


わさらびさんありがとう! あそこまで料理技術の幅が広いと、食べる側は大変だよって思うくらい巧いし美味かった!


鯨さんありがとう! 鯨の日の限定がヤバすぎです。そして公式ツイッターさんお勧めが神ラーメンだった!


卓朗さんありがとう! 常連さんの裏メニュー、美味すぎ。そして大将の作るラーメン美味すぎ!!


麺湯一さんありがとう! 一年間、仕事の悩みを全部麺湯一さんのメガ盛りにぶつけましたw。


ふじもりさんありがとう! 新店舗おめでとうございます! ワイルドにみせつつも料理が綺麗で、私好み!!


白虎さんありがとう! 極麺美味すぎです。開店時より、ますます美味いです。野菜の味わいヤバすぎ!!


やくみやさんありがとう! コガシネギ濃口醤油美味すぎ、そして味噌ラーメンのクオリティーにひれ伏す!


毎度さんありがとう! 麺美味すぎです、優しいスープの中で淡く浮かぶスープの穀物感・・・、作り込み度高過ぎです!


田ぶしさんありがとう! 細かいところに拘って着々と進化する姿勢が格好良すぎ! 極み豚骨の復活を待ってます!


まるいさんありがとう! やっぱりつけ麺の濃厚さの奥にあるデリケートさが圧巻ですよ。濃くて太い以上の魅力が、魚介の丁寧な味わいに感じられました!


伽羅さんありがとう! ここまで心がホカホカするラーメンって、他の店にないっす! 美味いし子供に食べさせたい味!


大山さんありがとう! 神の味わいの大麺にまた何度も出会っちゃいました。本店のカリスマ性は無論ですが、中里店がスーパー隣接店というイメージを払しょくする位に味わいがリッチに感じられて堪らんです。でもらうどんが復活しないことだけは困った!


鯵斗さんありがとう! 鯵ラーメンのお店ですが、実は鯖やつけ麺まで美味くってびっくりです。


松福さんありがとう! これだけリピートしたくなるラーメンってないでしょ? とんこつが大好きでしたが、今年はうまいラーメンにやはり回帰する年でした。やはりうまいんだ!


じぇんとるめんさんありがとう! 完璧な味わいの家系をこれからも貫いてください! ひょっとして日本一美味い家系なのかもって思ってます。


ゆき坊さんありがとう! いつも挨拶や笑顔が素敵な店主さんの、大胆リニューアルにビビりました。家系の塩はお勧めだよ!


JACKさんありがとう! つけ麺がやっぱり外れないよね。でも醤油ラーメンもまたすっげーハマル時があるので、やっぱり頼んじゃうんだよね。

 

大勝軒みしまさんありがとう! あの往年の味を、この地でわざわざ提供してくださったことに感動!

 

鶏頂天さんありがとう! どのメニューも美味いのですが、まさか冷やし中華までもがあそこまで美味いとは!


キング堂さんありがとう! モヤシラーメンの素朴で染みる味わいは最高でした。これぞ染みるラーメンの最高峰ですよ!


くろもんさんありがとう! 季節の限定メニューが500円って、ありえない値段ですよ。もちろん味がいつも優しく柔らかいけど、それいて複雑だから売れるんでしょうね。お勧めはつけ麺だよ!!


石本家さんありがとう! 新店の立ち上げお疲れ様です。石本家の味がどんどん広がることを期待しています・


超とんこつさんありがとう! あのとろける豚骨スープのチャーシュー麺の映像は永久保存版で脳内記憶されています。

 

大勝軒○秀さんありがとう! やっぱりあそこまで安定感ある美味さの濃厚スープは凄過ぎです!!


藤堂さんありがとう! 細麺復活嬉しいです。やっぱり藤堂さんのデリケートさは細麺で光ってました!!


五轍さんありがとう! 柚子の塩ラーメン、すっげー美味かったです!


穂坂さんありがとう! 復活して欲しいんだけどな。キラリと光るセンスに満ちたラーメンだったのに!

 

そしてラーメン屋さんじゃないけど301餃子さん、美味しいラーメンありがとう! 自家製XO馬鹿美味いです!!


と、酔っぱらいながら羅列しましたけど、うっかり漏れちゃったお店にももちろんありがとう!!

 

そしてこんだけラーメン食べても、健康状態がみるみる改善しちゃったボディーにありがとう!!


それをくれた親にもサンクスだな。


そして、もちろんあの人にもサンクスだよ(=⌒▽⌒=)