ソムリエ☆メンバーズのブログ。 -8ページ目

ソムリエ第29弾★プロペラを止めた、僕の声を聞くために。(千原兄弟、渡辺鐘)

皆様ご無沙汰です。
最近めっきりソムリエの書き込みがへりましたが…。
オンラインゲームでいうと、
過疎ってる状態ですよ。これは。

いけません。
人でにぎわっていて、始めて楽しいものです。
オンラインの世界とは。

というわけでお送りします、
今日のノムリエは…
志向を変えて。

お笑いDVDでいきましょう。

時に、私は小学~高校までお笑い好きで有名でした。
(嘘です)
小学生時代はダウンタウンにかぶれて一人ごっつ全制覇。
中学時代は、今は無きジョビジョバライブで大盛り上がり。
深夜の時間のお笑いが楽しみだった、高校時代。
という、ごく一般的な日常を送っていた
若かりし頃でした。

で、今日オススメするお笑いビデオはこの一本です。

『プロペラを止めた、僕の声を聞くために。』
出演:千原浩史、千原靖史、渡辺鐘.






この作品、ナニがすごいって、
千原兄弟と渡辺 あつむの絶妙なコンビネーションですよ。
あつむといえば、
今や世界のナベアツ(http://atsumu-watanabe.laff.jp/)
で有名ですけど、
昔はジャリズムというお笑いコンビでした。
で、いつのまにか解散でピンとして、
放送作家として幅広く活躍中のあっくん。
彼のシュールネタは、最高なんです。
それにシュールで切れ味ある千原が一緒になって、
お笑いライブをしてるんですから、
面白くないはずはありません。


お笑いとしても、爆笑しつつ、
全体的にリリカルというか、文学的な香りがする。
そんなビデオです。
是非、是非、お楽しみ下さい。

ソムリエ第28弾★マッシュ・アップ(Mash UP)

『“混ぜる”という話』

あ、もう水曜日。

さて、今週はちょっと趣を変えて、
オススメアーティストではなく、
“マッシュ・アップ(Mash UP)”という
音楽の手法をご紹介します。

“マッシュ・アップ”は、まー知っているかとは思うが、
DJの間で使われているリミックスのスタイルのこと。

1つの曲からメロディを、もう1つの曲からヴォーカルを取り出すなど、
異なる複数の楽曲の中からメロディやリフなどを選び合成して、
新たな1つの曲を作る手法の総称です。

「“サンプリング”とは何がちゃうの??」
と思っちゃいますよね?(以下、時間があったら読んで下さい)

“サンプリング”とは原曲の一部を引用して「ネタ」や「素材」として使う手法ですが、
“マッシュ・アップ”は、構成や細部に変化は加わるものの、余計な演奏や編曲を行なわず、
基本的に原曲そのものを使った手法で、新たな楽曲を生み出すものです。

<最近の“マッシュ・アップ”事情>
以前は“マッシュ・アップ”を行なっているDJの多くが、
オリジナルの楽曲を作ったアーティストにリミックス使用の許諾を得ていないという事情もあるため、
ひと昔前まではクラブでのプレイやインターネットでの無料配布などが普通のアングラなDJの領分として楽しまれていました。
が、近年では、ザ・ビートルズの“ホワイト・アルバム”『ザ・ビートルズ』と、
ジェイ・Zの『ザ・ブラック・アルバム』を掛け合せた、デンジャー・マウスの『グレイ・アルバム』が話題となり、
またジャンルなんでもありのミックス・プレイが話題集めた2 Many DJ'sの活躍などにより、
その知名度が飛躍的にあがり、現在ではMTVにもコーナーが出来上がるほどの注目を集めています。

<オマケ>
“マッシュ・アップ”は、今では音楽の世界のみならず、テクノロジーの世界へも進出しており、
テクノロジーの世界では、無関係な複数の既存サイトを結合して便利なサイトを再構築する手法として使われています。
例えば、レストランのレビューとGoogleの地図サービスを結合して、
地図付きのレストラン・ガイド・サイトを作った「食べログ.com」などが、その好例として挙げられています。

さて、実際にどんなものか聞いてみたい方はCD有枡。

<例>
Rockarfellra Blind Sharona…
FATBOY SLIMのRockarfellra Skankと、The KnackのMy Sharonaを
くっつけちゃった、ナイストラック♪

Born Slippy vs By The Way…
ご存知、UnderworldのBorn SlippyとレッチリのBy The Wayが合体!
3回ほど聞くと違和感は薄れていきます。

他にも、2 Many DJ'sっぽく、“マッシュ・アップ”だけのMixも作ってみました。
Underworld~くるり~RAGE AGAINST THE MACHINE~電気グルーブ~Nirvana~New Orderなど
和洋折衷、ごちゃまぜ。聞き流すには鬱陶しい一枚です。

欲しい人はお知らせ下さい。

ソムリエ第27弾★Carla Bruni/Quel qu’un m’a dit

今日は春の嵐★といった風情ですね。
これから数回、ちょっと方向性を変えて

「春にききたいフレンチ・ラテンポップス(?)」

…をお届けします。
シュールは「冬」な気がするので…。

今日紹介するのは、
Carla Bruni(カーラ・ブルーニ)「Quel qu’un m’a dit (邦題:風のうわさ)」

Carla Bruni(カーラ・ブルーニ)は…
現・フランス大統領夫人です。ファーストレディーですな。

グレースケリーばりの出世をした彼女ですが、実は異色の経歴の持ち主。

生家はイタリアの資産家。若い頃はスーパーモデルとして、カール・ラガーフェルドのミューズとして活躍。
モデルを引退後、歌手デビュー。
ギター一本持って颯爽と歌う気取りのなさと、かすれたアンニュイな声で、フランスを代表する人気歌手になる。
奔放な恋愛でも有名で、不倫の末、哲学者と結婚。その後、旦那の息子と恋に落ち、再婚している。
でも、こんな恋をしているからこそ、含蓄のある歌詞が書けるのかも。
大統領との結婚には眉をひそめつつも、「彼女の歌はスキ」というファンも多い。

大統領選では、左派候補セゴネ・ロワイヤルの集会で歌った彼女。
対して現・夫はバリバリの右。愛に思想は関係ないのか…。

紹介するのは、大ヒットした「Quel qu’un m’a dit」

人生なんて最悪だけど、もし恋人がまだ私を好きでいてくれたら、捨てたもんじゃないかも

…という内容を、つぶやくように歌っています。

歌詞をソッコーで訳してみたので、雰囲気が伝わるといいな(誤訳あり)。
CDを今注文中なので、もしご希望であればCD-Rお配りします?

これを聞いてフランス語を始めた人もいるらしい。 

PVは、なんと「ポンぬフの恋人」のカラックス監督。

http://www.youtube.com/watch?v=fMUedRUJ_HA

歌詞

誰かが言うの(風のうわさ)

人生はたいして価値がない
人生はバラがしぼむように一瞬で過ぎる
すぎゆく時はクソ野郎
時は私たちの悲しみでマントを織る

でも、誰かが言った…

誰かが言った
あなたはまだ私を愛してるって
あなたはまだ私を愛してるって言ったのは、そう、誰かだったの
そんなことってありえるかしら?

運命は私たちをからかう
私たちに何も与えず、私たちに全てを約束する
幸福は手の届くところにあるみたい
だから手をのばして、狂気に陥ってしまうの
でも誰かが言った…

refrain

でも誰が、あなたが私を愛してるって言ったのかしら?
思い出せない、夜の遅い時間だった
いまだにその声を聞くけれど、その顔はもうみえない
「彼はあなたを愛している、秘密だよ、私が言ったっていわないで」
ほら、誰かが言ったの…

refrain