世界一美しいカゴ「ナンタケットバスケット」。

わたしがこれまでに編んだ3つのバスケットをご紹介したいと思います。


    

ナンタケットバスケットとは?

アメリカ東海岸・ボストンの南、ケープコッドから30マイルの沖に浮かぶ小さな島、ナンタケット。そのナンタケット島で伝統工芸品として作られているバスケットがナンタケットバスケットです。

有名な作家さんが作られたものは、バーキン並みのお値段になるというからスゴイ世界です。

ナンタケットバスケットは、フォーマルな席でも唯一持つことが出来るバスケットなんですって。




一番最初に作ったバスケットは4インチ・ラウンド。

コロンとした形が可愛い♡


ナンタケットバスケットは、こんな籐の紐で編んでいきます。




作り方は、まずモールド(型)にベースとなる板をセットし、縦にステイプ(縦軸の籐)をさしていきます。

そして細いウィーバー(横軸)で編み上げていくのですが、きれいに編むのが難しい。


緩すぎてもダメだし、逆に強く引っ張りすぎると形が歪んだり、ウィーバーが切れてしまうのです。

更に、編む時に縦のケーンを軽く持ち上げたつもりがバキッと折れてしまうなんてことも。

慎重に編まなければなりません。


この編んでる時間が大好きです。

ひとりの世界に入ってもくもくと作業をするのは、得意分野。


最後に、バスケットの淵になるリブをはめ込んで、その周りをぐるりと編む→ニスを塗ったら完成です。

素人が作ったものでも、完成すると「それなり」に見えるのは、やっぱりナンタケットだからでしょうか。

2つ目に完成したバスケット、7インチ(だったかな?!)・オーバルのブレッドバスケット。

一時期はフルーツバスケットとして使っていましたが、今は軽井沢に飾ってあります。



そして、3個目のバスケットは、おととい完成した5インチ・ラウンドのパース。

ハンドルやトップ部分はメープルですが、今となってはチェリーにしておけば良かったな、と思ったり。

3年前に決めたものなので、好みは変わりますね。



完成までの道のり













去年秋には完成していたボトム。


編む量は少ないけれど、手間はボトムと同じだった蓋部分。

本当に、本当に大変だったので、完成した時の感動はひとしおでした。


どれも一生大切にしたいです♡