J2横浜FCが、1月11日、FW三浦知良選手(カズ)と来季の契約を更新したことを発表しました。
52歳という年齢で現役。
プロ生活33年目のシーズンに突入することになります。
そんな三浦知良選手の食事管理のどのようにされているのでしょうか?
若い頃から食事を気にしていたわけではなく、
30代半ばまでは、食には無頓着だったことには驚きました。
好きな物、食べたいものを食べていたのです。
内容は、トンカツ、ラーメン、すき焼き、ホールケーキ丸々1個、ということもあったようです。
ヴィッセル神戸に在籍の2年目、
2004年、37歳の時です。
その年、スランプに陥ったことがきっかけで食事管理も、身体を改造することのひとつとして取り組み始めました。毎日の食事の根本的な見直しです。
(30代半ばまで、好きなものを食べていた)
その取り組みとは、体の切れを取り戻すために体脂肪を減らすことですが、食事に関して、担当栄養士に確認の電話をしてから食べるというところからでした。
毎晩、飲食店から、その担当栄養士に「いまからメニューを読むので、どれを食べればいいか教えて欲しい」と電話していたそうです。
また、その日に摂る食事の写真を撮って、栄養士に送って、尋ねたりすることもありました。
肉を脂肪の多い霜降りのサーロインから脂の少ないフィレ、
サラダもドレッシングの替わりにオリーブオイルと塩、
牛乳も低脂肪、
揚げ物もほとんど食べないようにと、
食生活を一変させました。
悪い油の徹底的な排除ですね
アドバイスは「基本的に高タンパク質・低脂肪」というものでした。
(イメージ)
血液検査の結果から
また、血液検査の結果などでも栄養素が足りないものは意識して摂る、ということを徹底していたそうです。
例えば、鉄分が足りないと出ると、その日から1週間、夕方4時頃に食事とは別に、レストランにレバーだけを単品で食べに行くようになったり、レバーを食べて家で自炊するということを繰り返したというエピソードがあります。
担当栄養士に直接聞くことからが始まりでした。
体重や体脂肪率について
毎日4~5回は体重や脂肪率を計測しています。
年齢とともに低下する体力を考慮し、エネルギーを生みやすいようにと、心掛けていることは、体重計を持ち歩いている。
体重や体脂肪率が変化していれば、それを次の食事で改善しようと努めますが、体脂肪率が低ければいいというわけでもなく、今現在は2ケタ台をキープ。そのほうが体の抵抗力もあり、動きもいいということです。
毎年恒例のグアム自主トレについて
専属トレーナー、専属シェフなども帯同し6名(全て経費は三浦知良選手の負担)で、毎年恒例として1月、2014年からは12月年末にも行くようになり、オフシーズンに2回、それぞれ約2週間、身体を整えるためのグアム自主トレをおこなっている。
毎年、テーマを持って行っており、
昨年は『オーバーホールと来年に向けた体力作り』、
今年2019年の自主トレテーマは、
『体のバランスと有酸素運動での基礎体力強化』です。
グアム自主トレでのある1日
グアム島がまだ闇に包まれている朝5時半に起床、部屋でひとり体幹トレーニングを始める。黙々と足を、手を、動かし続ける。
心拍計を胸につけ、腕には、GPSのついた運動計測のための時計「ガーミン」を装着。走った距離、運動データが自身のスマートフォンに瞬時に記録されるもの。
6時半前にはグラウンドに向かい、走り始める。5キロのランニングのあと、軽い全身運動とダッシュ、ストレッチなどをこなして、朝食前の運動は終わる。
(ヤフーニュースより)
朝食は、2005年(シドニーFC在籍時代)からずっと帯同し続けている専任シェフ石川勝則がつくる。和食中心のメニューで、3食すべてを自室でとる。
こののち、午前中にボールを使ったフィジカルトレーニング、午後に筋トレを中心にした体幹やバランストレーニング、ストレッチと続く。
それぞれの練習のあとには、クールダウンを兼ねて、併設プールでゆっくりと50メートルほど泳ぐ。
練習後には、1999年から内外を問わずほとんどの旅に同行しているトレーナー竹内章高のマッサージを受ける。
(ヤフーニュースより)
とにかくスポーツ栄養の食事は機械的になりやすく、食事が選手の負担になることがあると聞きますが、病院の治療食でもLEOCでは美味しいと言われることが当たり前だと思っていますのでその点は注意しています。
私は、カズ選手の食事を作る時も、病院でミキサー食を作る時も、同じ気持ちで同じ真剣さで食べて美味しい食事提供が大切だと思っています。
海外での生活が長い選手からも、海外でこれほどの料理が毎日食べられる事が凄く不思議だと仰っていました。
料理については、普段は和食中心の和洋折衷での提供をしています。
献立のポイントは極端な油を抜くというような事はせず、蛋白質は多めですがバランスの良い内容で、選手の張り詰めた気持ちが癒されるような一日の楽しみになる料理を心掛けています。
専任シェフ石川勝則氏が三浦知良選手にグアムで提供した食事メニュー
(LEOC facebookページより)
食事管理の情報をまとめました
食事の時間は決まっている。朝は6時半位、昼食は12時半位、夕食は6時位に取る。
炭水化物をエネルギーとして使う試合以外の日には、炭水化物の制限をして体型を維持。
デザート(スイーツ)を控える。
野菜をたくさん摂る。
油の管理(トランス脂肪酸などの悪い油は摂らない)。
血液検査の結果からも参考にする。
データを照らし合わせながら体のバランスを整えたいため、筋肉量検査からも参考にする。
※今現在は、専属シェフ・専属栄養士により、
もっと徹底、洗練されているかと思います
主な参考サイト:
サンスポ、スポニチ、ヤフーニュース、
日刊大衆、ビジネスオンライン、AERAなど。
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(脇阪寿一氏のインスタグラム(2019.1.10)より)