小学4年生になる頃には、
英語はすっかり遠い存在になっていて、
「そう言えば、アメリカ住んでたんだっけなぁ」と
時々アメリカ生活を思い出すくらいに。
そして家から歩いて3分もかからない公立中学へ進学。
今でも苦い想い出として
記憶に残っているのが英語の授業。
小学生の間は、
あまり英語に触れてこなかったとは言っても、
英語の歌を歌ったり、
アメリカ時代の幼稚園の先生に手紙を書いたり、
嫌がるわたしに気を遣いつつも
母親が折りに触れて
機会を作ってくれていたので、
発音とリスニングはかろうじて残っていました。
そのため、英語の授業では「帰国子女」扱い。
ことあるごとに先生に指されて、
みんなに注目される中、
英文を読んだのを覚えています。
それが嫌だったわたしは、
途中からアメリカ訛りの英語を隠すようになり、
わざとカタカナ読みをするように。
それでも周りからは、
「帰国子女=英語ができる」と思われていたので、
「英語が話せない」ことを隠すかのように
教科書は丸暗記するほど猛勉強しました。
県立高校に進学したあとも、
「帰国子女」扱いは変わらず。
「悪い点数を取ったら恥ずかしい」と、
わたしも英語は他の科目の倍は勉強していました。
そのため英語は常に得意科目。
話せないけど、成績はいい
そんな状態が6年も続いたので、さすがの わたしも
「英語ができる」と勘違いしてしまいます。
今思えば、英語コンプレックスのお陰で
ここまで頑張れたのかもしれないけれど、
我ながら「よく頑張ったなぁ」と思います。
ですが、その自信もそう長くは続かず、
英語に力を入れている大学に入って
見事に崩れ去ります 。
自己紹介④『大学生って大変!』につづく