このブログを

読んでくださっている方は

少なからずきものに興味が

ある方々だと思うので

感じ方は少し

違うかもしれないですが

 

きものと聞くと

「苦しい」というイメージを

持たれている方は

残念ながら

とても多いと思います悲しい

 

 

でも、よく考えてみれば

昔の日本人は皆

きもので生活していたので

日常的に「苦しい」と感じながら

毎日きものを着ていた

なんてことは

きっとなかったと思うのです。

 

 

そう考えていくと

ではなぜ現代では

きもの=苦しいという

イメージになってしまったのか

その原因はどこにあるのか・・・

 

その点について

少し前にとても興味深い

お話を伺いました。

 

 

 

大きな括りで簡単に説明すると

きものを着ている時と

洋服を着ている時では

身体の中の

動かす部分が違う

というお話。

 

現代の日本人はほとんどの人が

洋服で生活しているから

その人が普段使っている

(動かしている)身体の部分が

きものを着た時に

動かせない部分だったりすると

「苦しい」と感じることに

繋がる=きものは苦しい

ということになるのだと。

 

 

前回の投稿で書いたように

歩き方や歩きやすさも

洋服と和服では違うし

洋服の時には

普通に動かせるけど

和服だと動かしにくい

という身体の部分もあって

 

特に今私たちが

普段着ている洋服は

身体を固定する部分が多い

という種類のものでは

ないと思うので

全身自由に、自分が楽な姿勢で

いつも生活している人が

きものを着たら

窮屈に感じてしまうことは

多いのかもしれません。

 

 

例えばきものは

帯で胴体を固定して

その部分はあまり動かせないので

自然と背筋が伸びて

姿勢が良くなりますよね。

 

でも、洋服の時に自力で

背筋を伸ばしていようとすると

結構腹筋も使うし

疲れてしまうので

普段から背筋を伸ばす姿勢で

過ごしているという人は

きっとあまり多くはなくて

 

そしてそんな人たちはやはり

きものを着ると

窮屈に感じてしまうのかも

しれません。

 

 

KIMONO SMILEの夏きものと
墨流し四重仮紐のコーディネート♪

 

 

 

でも私がそのお話を伺った時に

一番興味深かったのは

農家で田植えをする人たちが

腰紐を締めて作業をする

というお話。

 

腰紐で腰回りを固定してあげると

一日中屈んだ姿勢でいても

腰痛になりにくいのだとか。

 

 

そういえばきものを着ると

腰痛や肩こりが治った

なんていう話もよく聞きます。

 

つまりきものを着ることで

身体の歪みを防いだり

歪んでしまったものを

元に戻す助けをしていたり・・・

ということが

自然にできてしまうのですね合格

 

 

 

先ほどの

背筋を伸ばす姿勢の話も

そうですが

本当は猫背になるより

背筋を伸ばしている方が

身体にとっては良いはずで

 

それを自動的に

強制的にさせてくれる

きものって

実は自然と身体を守る役割を

してくれている

とっても優秀な衣服なんだな

と、あらためて思いましたキラキラ

 

 

 

そんなふうに細かく

いろいろなことを掘っていくと

きものの良さって

まだまだたくさんあるのです。

 

もっと多くの人に

その良さを知ってもらって

きもの=「苦しい」のイメージが

どんどん減っていって

くれたらいいのになぁ・・・🌈