熊野古道、熊野本宮大社をめぐる冒険⑥Day3 「農家民宿・茶の香」 | Smalllest Bar 小野ちはるの冒険

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山形の月山(がっさん)ビールとプレミアムテキーラでおなじみの錦糸町「Smalllest Bar(スモーレスト・バー)」の店主、小野ちはるです。
お店と私の事を書いていきたいと思います。
テキーラ・マエストロ。月山観光大使。2017サハラマラソン完走。

こんにちは。

Smalllest Barの

小野ちはるですおすましペガサス

 

先月行った

熊野古道の旅、

続きです。

 

1, 旅の全容・熊野古道概要

 

2, Day1和歌山県田辺市滝尻まで移動、 民宿「古道の杜あんちゃん」

 

3, Day2熊野古道・中辺路①滝尻王子〜近露王子

4, Day2近露・「民宿なかの」

 

5, Day3熊野古道・中辺路②近露・ 比曽原王子〜熊野本宮大社

 

▷6, Day3 「農家民宿・茶の香」

7, Day4 大峯奥駈道・玉置山「玉置神社」

8, Day4 十津川温泉「平谷荘」

9, Day5 帰路「日本一長い路線バス」

 「谷瀬の吊り橋」

10, 中辺路で気になったエピソード

 「小判地蔵」

11, 中辺路で気になったエピソード

 「奥州藤原氏の伝説」

12, 中辺路で気になったエピソード

 「三体月伝説」

13, 全体を振り返って

 

今回の旅のハイライト、

熊野本宮大社に参拝して

その足で徒歩で

その日のお宿に向かいました。

 

歩いたら小1時間の道のり。

 

その日泊まるのは、

「農家民宿・茶の香」さんです。

 

 

お茶の農家さんのお宅です。

 

今回初めて

Airbnbから予約しました。

 

着くと

離れのお部屋にご案内してくれて、

希望者には日帰り温泉に

送迎してくれます。



 

この日も大汗かいたので

温泉に入れたら御の字!

 

本宮町には

何件も日帰り温泉があって、

日本一歴史の古い

湯ノ峰温泉も

選択肢の一つでしたが、

個人的には

すいている温泉が良かったので、

料金が上から2番目に高い温泉に

(と言っても¥600くらいだったかな?)

送ってもらいました。

 

送ってくれたのは

アメリカ人男性のスタッフの方。

 

お茶作りも手伝いつつ、

接客担当だそうです。

 

帰りのお迎えの

時間のことを聞いたら、

「時間は何時でもいいんだけど、

 お客様が楽しむことが一番大切」

ということを

日本語で言ってくださり、

なんだかものすごく

感動しました!

 

やっぱり

日本人の感覚だと

「夕飯の時間が◯時だから

 ◯時くらいに

 迎えにきましょうか」とか

そういうやり取りを

予想しちゃっていたので!

 

大切なメッセージを

もらった気持ちでした。

 

温泉で気持ちよく汗を流して

(予想通りすいてた)

帰りのドライブで

また少しお話をしたのですが、

彼は最初は

英会話スクールの

講師として来日して(愛媛)、

それが終わってから

アメリカに帰国し、

でもやっぱり

日本に行きたい気持ちになって

今度は日本語も

一生懸命勉強して、

それからご縁があって

熊野に来たそうです。

 

それが

たった去年のことらしいのですが、

日本語がとってもお上手!

 

本当に勉強された人だということがわかる

言葉選びというか、

ボキャブラリーの多さ、

難しい言葉もご存知だし、

努力が垣間見えました!

 

ご本人も

今回の日本での

ライフスタイルが、

思った以上に楽しくて

気に入っているとのこと。

 

実際に

民宿の業務でも、

結果的に

接客担当になったみたいですが、

お客様の95%が

外国人ツーリストらしく、

(古道を歩く人の割合も

 そんな感じだった)

そうなると

英語が話せる彼が

とても心強い人財ですよね!

 

素晴らしいなあと思いました。

 

素晴らしいのは

彼だけではありません。

 

この民宿の

中心的人物のなつみさんも

とってもステキな方でした。

 

思ったよりお若くて、

そんな彼女が

お茶づくりの農家を継ぐ

決心をされたことが、

まず

すごいと思ったし、

そこから派生して

「農家民宿」というコンセプトで

おもてなしの場をつくられたことが

とってもステキだと思いました。

 

お部屋も、

シンプルながらに

ホッとする、

センスの良い

癒しの空間に仕上がっていて、

窓の外には緑と熊野川が見え、

穏やかに過ごせました。

 

洗面所のグラスが

私好みの手作り感だったのですが、

私の予想通り

なつみさん作!

(本宮町に

 ガラス工房があるそうです)

 

この民宿は昨年秋に

オープンしたばかりだそうです。

 

夕飯も出していただけて、

普通バージョンか

お茶コースか選べます。

 

私は

やっぱり興味津々の

お茶のディナーを選びました。



普段は

なつみさんのおばあさんが

作っているらしいのですが、

この日は用事で

外出されていたので、

なつみさんが作ってくれたとのこと。

 

お茶の葉を

いろんなお料理に

活用したものが味わえました!

 

美味しい!

 

クセもなくて

自然な味というか、

野菜と変わらなかったです。

 

それでいて

栄養もありそうだから

うれしい。

 

それから、

野菜も自家栽培の

新鮮なものを出してくれて、

ブロッコリーの味の濃さなんかに

とっても感動しました!

 

美味しいお料理と共に

お酒も楽しみたいなーと思い、

聞いてみると

お酒もご利用OKとのこと。

(どれもいいつまみになりました!)

 

最初、

おばあさんお手製の

梅酒もいただきました。

 

梅の木もお持ちだそうで、

やっぱり自家製は美味しいですね!

 

やっぱり紀州梅すごい!

 

それから

市販の梅酒も飲んでみましたが、

やっぱり軍配は

おばあちゃんの梅酒に。

 

ビールも飲んで、

せっかくだから

地酒も飲んで、

遠慮なくいただきました。笑

 

お皿とか盛り付けとかも

なんだか全部センスを感じました。

 

美味しかったです!



もちろん、

自家製というか

本職のお茶もいただきました。

 

本場で飲むお茶、

格別でした。

 

本宮町エリアは

お茶の産地だったけど

お茶農家は減ってしまい、

今はなつみさんのおうちと

90代の農家さんの

2軒だけになってしまったそうです。

 

さみしいですね、と言ったら

接客担当の方、

「でもまだ時間があるから

 やりたい人を

 見つける可能性はあると思う」と、

これまたポジティブで

ステキなご意見でした。

 

応援したくなりますよね!

 

なつみさんは、

お茶作りや

民宿の他にも、

地元の方達で協力して

イベントとか

地元を盛り上げる

ステキな活動をされているみたいでした。

(部屋に置いてあった雑誌に

 たくさん載ってた!)



お部屋の備品でも

置いてあるのですが、

なつみさんの作ったお茶、

「なっ茶」

通販で入手可能です!

 

 

ご興味ありましたら

ぜひお取り寄せしてみてください!

 

 

そして、

宿泊だけじゃなくて

お茶づくりのほうの

体験コースもあったので、

私は今回

スケジュールが許さなかったけど、

それも楽しそうでしたよ!

 

なんか

参拝以外にも、

じっくり滞在してみたいと

思ってしまうエリアでした。

 

夜も静かでぐっすり眠れて

翌日の大峯奥駈道への

英気を養うことができました。

 

翌朝は登山口へ

また車で送ってもらい、

朝食の代わりに

お弁当を作っていただき、

とても大満足な

滞在体験となりました。

 

作ってもらったお弁当が

これまた美味しくて

センスよかった〜♡

 


お気に入りの

ブロッコリーも入っていて

テンション上がった!

 

本当におせわになりました!

ありがとうございました!

 

命懸けの

山歩き3日目編につづく…