Tiny Tweaks can lead to Big Changes -17ページ目

考える力の鍛え方

東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方/ブックマン社
¥1,365
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一昔前に比べると、いろんな情報が容易に大量に手に入るように
なりましたが、その弊害としてじっくり考える機会が少なくなって
いるように思います。...
マニュアルは創造力の土台になる大事なものではありますが、与
えられた問題を解くことからはアイデアは生まれません。
考える力があるから、アイデアというものが生まれるといっても良
いと思います。

著者は考える力を
「単に与えられた問題を解く能力ではなく、他の人が疑問に感じな
いところ、常識と考えているところに問題点を見出だし、根本にま
でさかのぼって本質をつきとめる能力」としています。

その考える力と創造力にとって大事なのは、
①問題を見つける
②解く
③諦めない人間力

受験のように問題が設定されているのと違い、アイデアは問題を
見つけることから始まります。
問題を見つけるためには情報収集し、何がわかっているのか、い
ないのか、何が問題なのかを自分で見つけなくてはなりません。

そして解くこと。
受験やTOEICなどでは、1分考えてわからなければその問題は
捨てて、どんどん次に進むなど、点数をあげるマニュアルがあり
ますが、考える力にはそういったものはありません。
解けるまで諦めずに考え続ける人間力が必要になります。

勝手な考えですが、現代人は昔の人より、頭の回転が早いし、
脳も使っているのではないかと思います。
ただ、それは昔に比べて処理すべき情報が多いからで、反射的
に判断したりするのは良いとしても、自分自身の考えをもつという
点ではどうなのだろう、と疑問に思ってしまいます。
情報処理に忙殺され、その情報に影響されるのではなく、しっか
りした自分の考えを持つためにも、「考える力」を鍛えなければ、
という気持ちにさせてくれる本です。

人に強くなる極意

元外務官僚佐藤優氏の「人に強くなる極意」を読みました。

大きな時代の変化の中で、状況に対応できる人間力を強化する
ために「怒らない」「飾らない」「びびらない」「断らない」「お金に
振り回されない」「侮らない」「あきらめない」「先送りしない」
という8つのテーマについてのべています。

私自身が興味深かったのは「あきらめない」というテーマ
「あきらめない」というテーマであるにも関わらず、あきらめること

の必要性を語っています。
あきらめない、という言葉の響きは美しく良い事のように思われが
ちですが、実はそれが単なる執着になっているのではないか。
本当にあきらめずに続けるものと、あきらめるべきものを見極める

のが大事である、というように感じました。

本全体を通して感じるのが、世間や他人の価値観に惑わされずに
自分というものを確立して、判断行動してゆく事の重要性です。
著者はその為には、「内省ノート」を書いて、常に自分を見つめな
おしてゆく事が有効であるとしています。

そういえば、昔は日記を書く人が多かったような気がします。
それで、自分を見つめなおしていたのかな、なんて思いました。

それほど面白い本でもなければ、目から鱗が落ちるような本では
ありませんが(紹介しておいて何ですが..)、たまに読み返した
いなと思う本です。

ルールを変える思考法

ルールを変える思考法 (角川EPUB選書)/KADOKAWA
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ニコニコ動画で有名なドワンゴの社長、川上量生氏の著書。

私にとっては、テレビゲームもオンラインゲームも同じに思える
のですが、著書によればテレビゲームには3つの致命的な欠点が...
あるそうです。それは
①人間がコンピューターの決めたルールに従って、ゲームをプレイ
する
②反射的な思考能力の速さを競うゲームがほとんど
③コンピューター相手にゲームをやっても人間との付き合い方は
学べない

この中でも、著者は①のルールについて、特に言及しています。
ビジネスで優位に立つのはルールを作る側であり、既存のルール
に従っていては、新規参入したものは絶対に勝てないシステムに
なっていることがある。
だから勝つためには「ルールの検証」から始めるのが良い。
綿密に見直せば「変えた方がよいルール」は意外に多い。

ルールを変えるというより別の切り口から考えるということでしょ
うか。
ニコニコ動画は、すでに動画ではYouTubeがサービスを確立
させているので、そこで勝負をしても無理。
それなら「生放送」「ライブ感」でコンテンツを打ち出すという事
から考えついたものだそうです。

決めたルールに縛られ、そのルールの中で一生懸命もがくよりルー
ルから抜けだしてみる考えが出来るかどうかということですね。
YOUTUBEの件で言えば、ルールの中だと、せいぜい画質を良
くする
とかその程度のことしかおもいつかないでしょう。
私も含め、多くの人は決められたルールの中で改善を考えるのが
習慣になっていて、ルールを変えるという発想に欠けるような気が
します。
ただルールを変えるといっても、その為には検証を含め、じっくり
と考える必要があります。
②の反射的な思考能力の速さを競うゲームがほとんど、というとこ
ろにつながりますが、その場での判断ばかりで、じっくりとことん
考える機会が少なくなっているような気がします。
自分自身も反省ですが、じっくり考えるというのも一つの習慣、技
術ではないかと思います。

ゲーマー社員との対談では、正直言って半分くらいしか理解できま
せんでしたが、ゲームでの勝ち方を仕事に応用している点はすごい
と思いました。

ゲーム関係はまったくやらない私でも、この著者の考え方はとても
参考になりました。