スマートトーク~成功する伝え方
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タイトルで察しがつくと思いますが、コミュニケーションに関する
本です。
コミュニケーションに関する本はよく読んできたので、読む気はな...
かったのですが、目次に
「あなたのカリスマ性を引き出すには」
という章があったので、興味を持って読んでみました。
ここでいうカリスマ性とは、コミュニケーションが上手で、相手が
「素晴らしいエネルギーをもらった」と思える不思議な力をもってい - る人の事です。
一般的なカリスマ性としては、先見性やら表現力、支配力等いろい
ろあるのでしょうが、まずは人を引き付ける魅力を持つことが重要
としています。
何故なら、カリスマ性を持った人は相手に対して大きな影響力があ
るからです。
では、どうやって好感度をあげ、魅力を持つか?
それは、会話の相手を一番の重要人物のような気分にさせること
です。
そのためには、相手の良いところや強みを見つけて、それをほめ
て伝えてあげること。
比較的関係のいい人の好きなところは見つけられますが、嫌いな
人のいいところを見つけるのは厳しいですよね。
でも無理をしてでも見つけようとすると、必ず良いところが見えて
きます。
そしてそれを伝える事で相手の態度も良くなり、関係も良くなる。
かつて、私の会社でも冷静に判断するとあまりたいした仕事は出
来ていない人がいたのですが、相当の地位に出世し、人脈や周り
への影響力が非常に強い人がいました。
何故だろうと考えてみると、この人は常に周りの人に気を配り、誰
にでも気さくに声をかけ、以前話した内容をよく覚えていて「あれ、
どうだった?」
などと聞いていることが多かったです。
ほとんど、好き嫌いなく声をかけていたのは覚えています。
こういったことで、相手は自分が大切にされているという気持ちに
なったのではないかと思います。
くどいのですが、先見性、判断力など本人の仕事の能力は大した
ことはなかったと思います。
ただ、本人が好かれていたせいで周りの人がよく助けてくれたの
で、あの人は実績を出せる人だというイメージが出来ていたよう
な気がします。
カリスマなんて言っても、自分ひとりで出来る事は限られている。
大事なことは、周りが協力してくれるような魅力を持つこと、その
為には周りの人を大事にすることだと感じました。
ローマ法王に米を食べさせた男
- ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?/講談社
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過疎地である石川県羽咋市の神子原地区の地域村興しに取り組
んだスーパー公務員高野誠鮮氏の取り組みについて書かれた本。
いや~何となく知った本でしたが、無茶苦茶面白い!
この人、本当に公務員?と思うほどの行動力です。
実際、ここまでの行動力だと公務員の世界ではそうとう嫌われる
ようで、農林水産課にいったのも飛ばされたからだそうです。
タイトルにあるようにローマ法王に米を献上して神子原の米をブラ
ンド化しただけでなく、空き農家を若者に貸して若者を集めたり、
農作物の直売で農家の収入を数倍に倍増させたり、UFOで町おこ
しするにあたっては、ロシアの大統領やらNASAなどかたっぱし
から連絡を取る。
奇跡のりんごの木村秋則氏と組んで無農薬の作物に取り組んだか
と思えば、人工衛星で米の食味測定のビジネスに取り組むなど、
すごい行動力です。
その都度、怒る反対派を説得してゆく様子も、なかなかエキサイ
ティングです。
やっている過程で失敗はいくつかあったようですが、何度も述べて
いるのが、失敗したらまたやり直せばいいではないか、という事。
公務員だけでなく、住民も含めて多くの人が、失敗することを恐れ
て初めの一歩が踏み出せず、前例ばかりに縛られていい知恵も出
てこない事を強烈に批判しています。
なお、ちょっとしたエピソードですが、素行が悪かったアメリカ人
の高校生が神子原地区の人たちの暖かさに触れ、変わっていった
という話は感動です。
この本、お薦めです。
君に友だちはいらない
- 君に友だちはいらない/講談社
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過激なタイトルですが、読み進めるうちにとても納得のゆく内容の
素晴らしい本でした。
...
友だちはいらないとしながらも、著者はチームや仲間の力が大事
だとして、例として黒澤明監督の「七人の侍」について述べていま
す。
黒澤監督ばかりが有名ですが、あの脚本は黒澤明、橋本忍、小国
英雄という3人の脚本家のチームによって作り上げられたものだそ
うです。
よいチームの条件としてあげているのが
1.少人数
2.メンバーが補完的なスキルをもつ
3.共通の目的とその達成に責任を持つ
4.問題解決のためのアプローチの方法を共有している
5.メンバーの相互責任がある
この辺りは非常に納得できます。
会社も創業の頃や、規模が小さいうちはこういった条件を維持して
いると思うのですが、大きくなるにつれ、だんだんとこういう気持
ちが薄れて、同じ組織に属しているだけで仲間とは言えない状況に
なってゆくような気がします。
この本で印象深いのが「仲間というものは必要性があるから作るも
ので、仲間を見つける事が目的ではない」という考え方です。
よって、当初の目的を達成して、互いに必要とする時期が終われば、
離れるのが自然であると。
「友だちはいらない」という言い方は過激に聞こえますが、確かに
SNSで「いいね!」するだけの友だちならいらないかもしれません。
私も同じ目標の中で、一緒に頑張れる仲間の方が欲しいと思います。
「友だちも仲間も他人から配られるものではなく、自分自身の生き
方を追求することで自然に出来上がっていくのだ。」
この言葉が、とても心に響きました。