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Koh Tao

Koh Taoはバンコクから南へ、バスで6-7時間、小さな港町チュンポンを玄関とする、


タイ湾に浮かぶ小さな島。チュンポンからは、高速ボートで2時間ほど。


最後に行ったのが、3年近く前になるので、今はもっと便がいいかもしれない。


ちなみに飛行機で行くとしたら、バンコクからサムイへ飛び(1時間20分ほど)、


そこからボートで1時間ちょい。


ともすると、タイ湾側は、サムイ島とパンガン島に目が行く。


サムイはリゾート島として、パンガン島はパーティーのメッカとして。


けど、僕はタオ島が好きだ。


そして、多くの人がこの島に1度来ると、魅了されていく。


青い空に、透き通った海。


島中にしげる椰子の木と、癒しをくれるバー。


毎日沈み行く夕日は、心を洗い流してくれる。




Koh Tao(タイ)の一風景

透き通った海と空が素敵です。


何よりも、このタオ島の見所は、なんと言っても海。


海、海、海。


この島は、近年ダイビングのメッカとして、人気を出し始め、


多くのパッカーが旅の途中にライセンスを取っていく。


何しろ、ここは数少ない、ジンベエザメと巡り会えるスポットの一つ。


サメの中で一番大きくて、小さなものでも、5-6m。


大きいものになると、ゆうに12mなど当たり前だから、


物凄い。


それ以外にも、グレイリーフシャークの群れが見れたり、


バラクーダの群れや、ギンガメアジの群れなど、見所も沢山。


ミクロも凄いです。


とにかく、僕自身、約5年前の3月にこの島に行ってから、ぞっこんだ。


毎日、潜り、ゆっくりとハンモックに揺られながら読書をしたり、海でのんびり泳いだり。


ゆっくりと時が流れるその空間で、ただただ脳みそを溶かしては、


自然の悠久に身を委ねる。


夕日が出る頃に、ビーチに出て、2時間近く、その夕日を眺めながら、


人生と日々に思いを馳せる。



金色に輝く海と空

夕日の時間は1日で1番美しいと思う


夕日を眺める時間が、1日の中で美しいと感じ始めたのは、この島だ。


僕は、それ以来、旅をするときは、どこに行こうと、夕日を眺める頃にしている。


太陽は一つ。けれど、夕日が訪れる時間は、世界中違い。


この1分1分ごとに違った場所で夕日が見られていく。


それでも、変わらず僕らは一つの雄大な太陽が沈みゆく景色を、同じ瞬間を共有しているのだ。


僕は、そこにロマンを感じざるを得ない。




悠久の時が流れる島々がある。


ここは紛れもなく、その内の一つ。


特にダイバーの方々と、バックパッカーの皆さん、タイ在住の方々におススメです星



また、興味のある方が、もし僕の愛する島に行かれるのなら、


それ以上嬉しいことはないですにひひ


もし、機会があれば是非、タオ島に行ってのんびりして下さいニコニコ




船が浮かぶ先に眩しく輝く夕日

毎日それを見ては魂が解放されていく

初めての旅



Chitlom Zen&伊勢丹、BIG C(バンコク)


初めての一人旅。


それは、2001年、20歳の夏だった。


初めてのタイ一ヶ月一人旅は、多くの事が新鮮で

新しいものを見ては、感動ばかりしていた。

その20という多感さ、と大人に向かっていく、変わり目の時期に初めて触れる世界と巡り会えたこと。

心から感謝している。

そして、この出会いと旅が、今後の海外滞在への決定的な転機となっていった。


その一方で、行く前、海外に一人で行くのが、正直怖かったのを覚えてる。


今だったら、当たり前のように出て行くが、


何も分からないその当時は、一人で海外を旅するというのが、ひどく不安だったのを覚えてる。


人生なんでも、きっとそうなんだと思う。


初めてやるものは、どんなものかさえ分からないから。


ただ不安ばかりが選考して。


人は見えないものを怖がるから。


けど、実は勇気を出して、一歩踏み出してみると、


不安だったことは、何でもなかったり、対したこと無かったりする。


だから、きっと思ったことがあれば、やった方がいい。


ほんの少し、勇気を出してみるだけで、違った景色がきっとそこには見えるから。


僕はそう思う。





Limor


愛する島Koh Taoの夕日(タイ)


1998年3月初めてその女性に出会ったのは、高校2年の終わりの頃だった。


当時、新宿が高校への乗換駅だったこともあり、


よく、立ち寄っては、のんびりしながら時間を過ごしていた。


そして、そんな17歳の春に僕は、イスラエルからきたLimorという女性に、新宿の路上で出会った。



彼女は新宿の伊勢丹の向かい側のビルの一角の露店で、アクセサリーを売っていた。


そんな彼女は、初めて出会った時から、太陽のように明るくて、


多くの行きかう人々を、惹きつけていた。


気がつけば、僕もLimorに話しかけ、気づけば僕らは友達になっていた。


それからというもの、学校が終わっては、彼女の露店に顔を出し、


店を手伝うようになっていた。


その傍ら、英語を教わったり、彼女の大好きなタイについて、話を聞いたり。


思えば、初めて一人旅に行ったのが、タイだったのもある意味運命だったのかもしれない。


彼女は仏教の考え方に深く、感銘を示していた。


そして、僕も仏教の国、タイを訪れたいと思うようになったのだ。



Limorは、気づけばいつも笑っていた。


歌を歌いながら、踊りながら、そこには光しかないかの如く、振る舞い。


闇の中にいた僕の心は、その空間にどんどん癒された行った。


「こんなにも人生を、楽しんでいる人に出会ったことがない。

何で、この人は毎日幸せそうに、楽しんでいるのだろう…」


そう思っては、その人の笑顔と明るい声に人生の面白さを教えられた。


お姉さんのように僕の面倒を見ては、時に先生のように、人生の意味を


その心で教えてくれた。


そんな彼女と過ごした3ヶ月は、僕の考え方を変えるほど、


人生を変えるほど、大きく、そして、優しかった。


10歳くらいの頃から、抱えていた闇を、彼女は取り去り、


人生は楽しいものだ、と。


人生は美しいものだ、と。


その豊かな心で示してくれた。


彼女は、3ヶ月の滞在期間の後、また彼氏と旅へと出た。


その後、彼女がどこにいるかさえ、僕は知らない。


けれど、彼女の残した、心の光と人生を楽しむ心は、今もこの胸の中に生きている。


何があろうと、僕は前を向いて進む。


何よりも、いつも人生を楽しみ、そして、多くの人を笑わせたい。


彼女がそうやって生きていたように。