羽毛ふとんの状態をチェックしてみましょう!専門家による無料診断も行っています! | ウメナ寝具の快眠BLOG

ウメナ寝具の快眠BLOG

静岡県三島市の寝具店「ウメナ寝具本店」の【店長(睡眠健康指導士・sleepdesigner)】が書くブログです。睡眠の話、睡眠に絡めた寝具(布団)の話、お店の情報などを載せています。
※6月18日にWebサイトをリニューアルし、記事内のリンクが一部切れています。

そろそろ夜の気温が高くなってきて冬用の羽毛ふとんが使い辛くなってきましたね。


そんな羽毛ふとんを押し入れに片づける前に「状態のチェック」だけはしておきましょう。


【チェック①】側生地は汚れていませんか?



羽毛ふとんは原則として本体の布団の上にカバーをして使います。しかし、長年使っていると寝汗が浸透し布団本体に黄色く汗ジミが付くことがあります。


特に襟元部分を見てみましょう。


【チェック②】臭いは気になりませんか?



自分の臭いは気にならないものなので、家族(特にパートナー)に確認してもらいましょう。仲良く暮らしていく上でのエチケットですね。


1人暮らしの方は“いざっ”という時の為に友人など誰かに確認してもらいましょう。


【チェック③】中身が片寄っていませんか?

羽毛ふとんのマチ

羽毛ふとんの内側のマチ(壁)が破損していると中身のダウンが上下左右に移動し片寄ってしまいます。


羽毛ふとんを広げてマスを押すように触れてください。

羽毛ふとんのキルトマス


スカスカのマスがあるかどうか確認しましょう。


【チェック④】中身は噴き出していませんか?



羽毛ふとんの中身のダウンは側生地の目に見えない小さな穴からでも噴き出してきます。羽毛ふとんの外周部分から側生地が傷み噴き出してきますので、気を付けてチェックしてみて下さい。


また、羽毛ふとんをバタバタと煽ってみてダウン(ダウンファイバー)が舞わないかも見てみましょう。


さて、以上4つのポイントをチェックしてみて…


お使いの羽毛ふとんが上記のどれにも当てはまらない場合は、天日干しをして湿気をしっかり飛ばしてから押し入れにしまいましょう。布団を良い状態で保管する、使う時の基本は乾燥させる事ですよ。


もし天日干しだけでは不安な方は当店の『徹底乾燥サービス』をご活用下さい。




【当店の羽毛ふとんの徹底乾燥価格】※税込価格です。

・SLサイズ(冬用) … 1,650円

・SDL/DLサイズ(冬用) … 2,000円

・QLサイズ(冬用) … 2,400円

※冬用かどうかの判断はダウン量で行います。

■当店の徹底乾燥サービスについて詳しくはこちらで!
当店Webサイト
『ふとん・マットレスの乾燥料金表』



もし①や②の状態に該当する場合は『丸洗い(クリーニング)』をオススメします。




側生地のシミや臭いは丸洗いで大体落ちます。もちろん丸洗いに出す場所(コインランドリーなのか専門業者なのか)にもよりますし、シミや臭いの程度にもよりますが。


ちなみに、丸洗いは洋服の洗濯と同じで汚れを落とすメリットの裏に、モノを傷めるというデメリットもあります。


羽毛ふとんの場合、側生地が傷んで吹き出しが早まりますし、中身のダウンが互いに絡まって膨らみが悪くなります。丸洗い直後は乾燥させてあるので、膨らんだ様に見えますが使い始めると割とすぐにしぼみます。


大体、丸洗いの頻度は3~5年に1度位になると思います。


【当店の羽毛ふとんの丸洗い価格】※税込価格です。

・SLサイズ(冬用) … 4,900円

・SDL/DLサイズ(冬用) … 6,000円

・QLサイズ(冬用) … 7,000円

※冬用かどうかの判断はダウン量で行います。

■当店の羽毛ふとん丸洗いについて詳しくはこちらで!
当店Webサイト
『羽毛ふとんの丸洗い(クリーニング)』



そして③や④の状態に該当する場合は『作り直し(リフォーム)』をオススメします。




羽毛ふとんは中身を取り出して洗浄と乾燥を行い新しい側生地に吹き込み直す事ができます。このシステムを業界では「羽毛ふとんのリフォーム」と呼んでいます。


③の場合、部分的に中身を補充する事も仕組みとしては可能ですが、原因(マチの破損)に対処しないとあまり意味がありません。結局、スグに同じ様に片寄ります。


当店(専門店)の羽毛ふとんのリフォームは「個別管理」と「温水洗浄」を基本にお見積りしますので料金は決して安くありません。ただ、自分の羽毛ふとんに知らない人の羽毛が混ざるのは嫌な場合、新品の様なふっくら感やキレイさを求めるなら当店のリフォームをオススメします。


■当店の羽毛ふとんのリフォームについて詳しくはこちらで!
当店Webサイト
『羽毛ふとんの作り替え(リフォーム)』


■こちらの関連記事もご覧ください!
・当BLOG【寝具のなるほど活用術】 2016年5月14日更新
『羽毛ふとんは仕立て直せる!』(羽毛ふとんのリフォーム)

・当BLOG【快眠アドバイス】 2015年6月18日更新
『羽毛ふとんのリフォーム(仕立て直し)の価格差について』

・当BLOG【お知らせ】 2016年4月14日更新
日本羽毛ふとん診断協会認定の『ダウンプロフェッサー』を取得しました。


もし、自分のチェックだけでは不安だな~という方は気軽に当店へお持ち込み下さい。日本羽毛ふとん診断協会認定のダウンプロフェッサーが丁寧に「診断(プロフェッショナルチェック)」します。




もちろん無料ですよ。チェックだけなので。




それから保管時に注意して欲しいのが圧縮です。押し入れが嵩張るので圧縮して収納したい気持ちは凄く分かりますが、羽毛ふとんは中に羽毛(ダウン)だけじゃなく羽根(フェザー)が混じっています。圧縮させると、このフェザーの軸部分が布団の側生地を内側から突き刺す恐れがあります。




側生地に少しでも穴が開けば羽毛の吹き出しに繋がりますので。長持ちさせたければ圧縮は厳禁です。


保管の際は通気性の良い不織布の羽毛バッグに入れたり風呂敷に包むのがオススメです。


こちらの不織布の羽毛バッグは当店で販売してます。



【不織布の羽毛バッグ価格】※税込価格

・SLサイズ用(中国製) … 600円

・DLサイズ用(中国製) … 900円

・SLサイズ用(日本製) … 1,800円

・DLサイズ用(日本製) … 2,500円


販売総数は日本の人口を超えた羽毛ふとんですからね。多くの方が愛用していると思います。


使われている側生地も中身のダウンも大切な地球の資源です。しっかりお手入れをして、長く大切に使いましょう。


羽毛ふとんのお手入れの他、寝具や睡眠の相談は電話やメールでも受け付けていますので、お気軽にどうぞ。

【電話番号】055-977-2200(営業時間内にお願いします。)

【E-Mail】info@umena.biz(48時間以内の返信を心掛けています。)


by sleepdesigner:圭(睡眠健康指導士・ダウンプロフェッサー)


【2019年4月の最もアクセス数の多かった記事】
●当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2015年10月13日)
『寒いはずなのに布団を蹴るのはなぜ?』




■一緒に読んでほしいBLOG記事
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2018年11月16日)
『これは産地偽装よりもヒドイ!危険な羽毛「グルーダウン」』

当BLOG ⇒ お知らせ(2016年5月7日)
『朝日新聞掲載のフランス産羽毛ふとんの産地偽装について』

当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2016年1月24日)
『安すぎる羽毛ふとんには必ず意味がある!』

当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2015年1月12日)
『羽毛ふとんをラベルだけで判断してはいけない』


◆当店Webサイト(ホームページ) ⇒ 快適な睡眠を求めて『ウメナ寝具』


◆当店Facebook ⇒ ウメナ寝具本店(マニフレックス正規販売店マニステージ三島)
Facebook開設

◆当店Instagram ⇒ ウメナ寝具本店(マニフレックス正規販売店マニステージ三島)


■ウメナ寝具本店のもう一つの顔『三島のタオル屋さん』
タオルがいっぱいコレクション


≪店舗情報≫
住所:静岡県三島市梅名371-8(国道136号線沿い)
電話番号:055-977-2200
FAX:055-977-7756
E-Mail:info@umena.biz
営業時間:10時~19時
定休日:毎週水曜日(祝日の場合は営業)※年末年始は臨時休業します。


★ウメナ寝具通信~2019春号~発行しました。
メインテーマ【春にちょうどイイふとん「真綿の掛ふとん」】



●ウメナ寝具通信を全て見たい方はこちら
当BLOG ⇒ ウメナ寝具通信(2019年3月7日)
『「ウメナ寝具通信~2019春号~」発行しました』