夢 出会い 魔性 -22ページ目

夢 出会い 魔性

日記だったり思い出だったり願望だったり不倫だったり。




朝ごはん食べてからご主人さまは、ごく当たり前に服を着てる。

帰り支度ってやつ。

さみしい
けど仕方ない

服を着たご主人さまがベッドのふちに腰掛けてた。

わんわんはバッグからパンツ出してピラビラ振って見せた。

ほらほら、ゆうべはノ/ーパンだったけど穿いちゃうよ~みたいな(笑)


「あっ」

「なに」

「マーキングしてもらってない~」

「いいだろ、もう(笑)」


ご主人さま、もうお洋服着てる。
なんていうか…オンとオフのスイッチが切り替わったみたいに感じた。

パンツだけでマーキングしてもらいたがってるわんわんに、ちょっと苦笑い気味。


「あのねぇ、ここに…」

「なんだよ(笑)」

「…マーキング…キスマークキスマークここに~」


ちっちゃいおっぱいをグイッと張って、ここ、ここ、って指差しながらご主人さまにおねだり。

苦笑いしてるけど、両手が広がってるよ、ご主人さま。

(ほら、おいで)ってことでしょ、ご主人さま。

ご主人さまの両手がわんわんの腰を抱き寄せて、口唇が胸元に柔らかく貼り付いてくる。

ぎゅっと、両手でご主人さまの頭を抱え込んだ。
弾力のある髪が気持ちいい。

ご主人さまはお洋服を着てて
わんわんはほぼ裸んぼ

夜と朝のすき間、とか
夢と現実のすき間、とか
オンとオフのすき間、とか

わずかにしか存在しない時間のすき間に、スコンと堕ちたみたいだ。

わずかだから、すぐにすき間の次が来る。
朝とか現実とかオフとか。

それが判っているから切なくて苦しい。

わたしが服に手を通したら、おそらくすき間の時間は終了だ。

「いくか」

「うん」

ほら、完全に終了。

ホテルの自動ドアが開いて外の空気を吸ったら、ゆうべのこと思い出した。

「外の空気は気持ちいいね」って言ったら、ご主人さま笑ってた。




わんわんの運転で、ご主人さまを最寄駅まで送ってった。

「ありがとう」

「…うん」

「なに、その顔(笑)」

あは、きっとまたわたし、泣きそうな顔してるんだろう。
行かないで~、って顔に書いてあるに違いない。


「…気をつけてね」

「ああ(笑)」

ご主人さまが車を降りて歩いてく。

少し歩いたとこでこっちに振り向いた。

わんわんの車は1ミリも動いてない。

ご主人さまが手を振ってる。

わんわんも手を振った。

ご主人さま…きっとご主人さまが見えなくなるまで、わんわんの車は1ミリも動かないって気付いたんだろう。

何度も何度も、こっちを振り返って手を振ってくれてる。

わんわんはずっと手を振ってた。
いつご主人さま振り向いてもいいように、ずっと。

見えなくなるすぐ手前でこっちを見て、パタパタって手を振ってくれた。




もうご主人さまはみえない。





…電話?

いきなり鳴り始めた大きな音に、なんだか暴力的に眠りから引きずり上げられた意識。

ご主人さまが起き上がって、ベッドの脇の電話の受話器を取って、すぐ下ろした。

(モーニング…コール、かあ)

ご主人さまはまたすぐバタンとベッドに突っ伏した。

……やばいやばい、普通に寝ちゃうよ。

ウト…ってしかけて、あわてて体を起こした。
気持ちは慌て気味だけど、動きは静かにゆっくり、ね。

だってご主人さま、またバタンって寝ちゃった感じだもん。
起こしたくないじゃなーい?

そろりそろりトイレに向かって、それからバスローブをハンガーから外した。
すぐに羽織れるようにね。


「…なにやってんの?」

ああ、ご主人さま起きちゃった。

「あのね、朝ごはん来たらすぐ受け取れるように(笑)」

「ああ(笑)受け取ってくれるの?」

「うん(笑)」


フロントに朝ごはん頼んであるから、受け取ってからご主人さまを起こそうと思ってたの。

まだ15分くらい時間があるから、またご主人さまの隣りに転がった。

ご主人さまが、すぐに抱き寄せるように腕を伸ばしてくる。

ああ
きもちいい

「きもちいいね」

「ああ(笑)」

ご主人さまにくっ付くのはすごく気持ちいい。
こころも体も満たされてくみたい。
抱き寄せられたまま甘えてキスしたり。
ご主人さまが「なんだよ」って笑う。
わんわんも笑う。
しあわせはきっと、大切な人と一緒に笑うことだ。きっと。


お部屋のチャイムがなったから、バスローブを来て朝ごはんを受け取った。

女がバスローブ1枚で朝食を受け取る。

ゆうべはたくさんセ/ック/スしました…って感じに見えるんだろうなあ…なんて。
お兄さんから朝ごはん受け取りながら思った。
いや、気付くの遅すぎだろ!とアタマの中でつっこんで可笑しくなった。


わんわんの都合で、9時くらいにはお部屋を出なきゃなんない。



さよならの時間まで、もうちょびっと。





えと、ずっとお付き合いくださってるお嬢さんはご存知かも、ですけど、
相変わらずロト6など買っております。

でね、いつもご主人さまと「当たったら車買う」とか「温泉行こう」とか話してるのね。



『もうそろそろ温泉って感じでも無いなあ(笑)』

『温泉入らなくてもいいや。ご主人さまをくんくん出来れば(笑)』

くんくん、って言うのは、匂いをかぐことじゃなくて、くんくん鼻を鳴らしながら甘える…みたいなかんじ。

『くんくん禁止(笑)』

『当たったら温泉じゃなくてくんくんがメインなのに(笑)』

『当たらなくてもくんくんしてるでしょ(笑)』

『あ、そか。じゃあ当たらなくていいや(笑)』



その時の口数とかによるけど、当たれば2億とか3億とか。

まあ、たいていのモノが手に入る金額なんじゃないかなあ。

…大豪邸、とか、自家用ジェットとか、そゆモノは含めないでさ(笑)

一般市民が一般的に欲しいと感じるモノはたいてい手に入る金額だよ。

でもわたし、当たらなくても、すでに欲しいモノは握ってるみたい。

たいていのモノが買えるだけのお金は必要ないみたい。

2億とか3億とか。

そんなものより、もっともっと欲しいもの。




わたし、それを手の中に握っている。


ご主人さま、眠たそう。

当たり前か。
わんわんと会う前にお酒飲んでるし。
てゆか、もう普通に眠い時間だろう。

ホントは腕枕が良かったけど、わんわんもご主人さまも汗でべたべただ。

バスタオルで拭ったけど、どんどん噴き出してくるから、あんま意味がない。

仕方ないからご主人さまの腕に自分の腕を絡めた。
それだけでも充分すぎるくらいべたべたする。


「もう少し待って」

「ん」

腕枕はもうちょっと待っててね、ってことだろう。

ご主人さまは「もうちょっと待って」って言いながら、ご主人さまの腕に絡ませてるわんわんの手を握ってくれた。

指と指を絡ませた恋人繋ぎでぎゅっと握ってくれてる。

そのままだんだん呼吸が規則正しくなってきてる。

もう眠りかけ、かな。

ちょっとおトイレに行きたくなったけどガマン。

今ソロっと手を離したら、せっかく眠りかけてるご主人さまが起きてしまいそう。

もう少し
もう少しってガマンして、
ちょっとずつ繋いだ指を抜いてった。

ほっ。
寝ちゃってるみたい。大丈夫。

そろそろとトイレに行って、まだ喉がからからで洗面台のとこでお水を飲んだ。

携帯を見たら3時すぎ…くらいだったかな。
ヤダ、全然眠くない。
体はくたくたのはずなのに(よくわかんないけどあちこち痛かったし)
妙に意識だけが冴えちゃってる感じ。

ひとことみたいな記事をブログに上げて、ご主人さまの隣りにコロンって転がった。


「いてっ」

ご主人さまの腕が、ゴツンって感じでわんわんのアタマに当たった。

わんわんの体を確認すると、ぎゅっぎゅって抱き寄せるみたいな動きしてる。
すーすー気持ち良さそうな寝息のまま、手だけぎゅっぎゅって(笑)

おとなしく抱き寄せられたら、満足したみたいにご主人さまの動きが止まった。


無意識にだれを抱き寄たんだろう。

わんわんのものじゃないご主人さま。

ご主人さまのもののわんわん。

わんわんの無意識はいつもご主人さま向き。

ご主人さまの無意識は、よくわかんない。

わんわんの隣りにいる時は、わんわん向きだと嬉しい。



無意識がわんわんに向いていて、抱き寄せてくれたなら嬉しいな。




「お?戻ってきたか(笑)」

「…もどって」

「まだ駄目か(笑)」

「…う?」


ご主人さまがわんわんの顔を覗きこんで笑ってる。

少しずつ意識の焦点が合ってくる感じ。


「…あのねえ」

「ん?」

「わんわんぐちゃぐちゃ。なんかいろいろ」

「あー、ぐちゃぐちゃだ(笑)」

顔とか髪とか…なんかもう!もう全部ぐちゃぐちゃだよぅ。

急に恥ずかしくなって手足をばたばたさせて、照れ隠しにご主人さまにチュッてしようと……


「…なにしてんの」

「…ちゅーを…その…」

「動けないのか(笑)」

ご主人さま、ゲラゲラって笑ってからジタバタしてるわんわんにキスしてくれた。

それからガバッと起き上がった。



…そんなあ~
チュッてして、次はギュッじゃないの~
そんなすぐガバッと起き上がらなくたって…


↑一瞬こんなこと考えた。
ほんの一瞬。

ガバッと起き上がったご主人さまはそのままテーブルに向かってって、わんわんの飲みかけのミネラルウォーターを持ってきてくれた。

キャップを外しながら「飲みなさい。喉からからだろ」って。

やっぱり起き上がれなくて、ちょっとご主人さまに支えてもらうみたいにして、横になったままお水を飲んだ。

すごく美味しい。


「あのね、喉からからだったからすごく美味しい」

「だろうなあ(笑)」

「なんで判ったの?」


ご主人さま、ほんとにすごい勢いでガバッて起き上がって、お水持ってきてくれたから。

わんわん…無意識で喉かわいたとか言ったのかな。



「ああ(笑)」

「わんわんが喉からからだって判ったの?」

「判るよ。口唇ガッサガサだったし(笑)」

「えー?」

「すごい乾燥してるよ、口唇が(笑)」

「…やだぁ」

「ガッサガサ(笑)」


キスして(ああ、コイツ喉からからだな)って判るガッサガサって、どんなガッサガサよ~(涙目)
そんなガサガサくちびるヤダよー。


起き上がれなくて、横になったままお水こぼさないように飲むわんわんを見て、ご主人さまが笑ってる。

ペットボトル差し出したら、ご主人さまもお水飲んでた。

すぐ喉がベタベタしてきて、また「ちょーだい」って手を伸ばす。

ご主人さまがわんわんにお水渡してくれる。

なんかしあわせ。


「汗だく」

「汗だくだよ。誰かさんがイキまくるから」

「わんわんのせい」

「その通り。もうセ/ック/スしない」

「やだあ」

「しないよ。苦しくなるし(笑)」

「お風呂じゃなければヘーキだもん。……あれ?」

「ん?どうした」

「わんわんお風呂からどうやってベッドに来たの?連れて来てくれたの?」

「覚えてないのか(笑)」

「…うんとねー…ア/ナ/ルって言われたのは覚えてる。あーん、したかった~」

「したかったのか(笑)」

「したかった~」

「苦しがりかたがいつもと違ったからなあ。よくよく聞いたら呼吸が苦しそうだったし」

「…すごく苦しかった。よく覚えてないけど…ベッドに来たのも」

「なんとか歩いてたよ。かなりよろけてたけど(笑)」

「そっかぁ~(笑)」


にゃははー、なんて笑いながら、ご主人さまにくっ付こうとした。

でも、ご主人さままだ汗だく(笑)

少し落ち着いたら、ベッドもなんだかビチョビチョしてた。

わんわんの下がビチョビチョ。
ってことは、わんわんも汗だく。

汗だくだけど、なんか気持ちいい。
なんかしあわせ。



なんかすごくしあわせ。