「お?戻ってきたか(笑)」
「…もどって」
「まだ駄目か(笑)」
「…う?」
ご主人さまがわんわんの顔を覗きこんで笑ってる。
少しずつ意識の焦点が合ってくる感じ。
「…あのねえ」
「ん?」
「わんわんぐちゃぐちゃ。なんかいろいろ」
「あー、ぐちゃぐちゃだ(笑)」
顔とか髪とか…なんかもう!もう全部ぐちゃぐちゃだよぅ。
急に恥ずかしくなって手足をばたばたさせて、照れ隠しにご主人さまにチュッてしようと……
「…なにしてんの」
「…ちゅーを…その…」
「動けないのか(笑)」
ご主人さま、ゲラゲラって笑ってからジタバタしてるわんわんにキスしてくれた。
それからガバッと起き上がった。
…そんなあ~
チュッてして、次はギュッじゃないの~
そんなすぐガバッと起き上がらなくたって…
↑一瞬こんなこと考えた。
ほんの一瞬。
ガバッと起き上がったご主人さまはそのままテーブルに向かってって、わんわんの飲みかけのミネラルウォーターを持ってきてくれた。
キャップを外しながら「飲みなさい。喉からからだろ」って。
やっぱり起き上がれなくて、ちょっとご主人さまに支えてもらうみたいにして、横になったままお水を飲んだ。
すごく美味しい。
「あのね、喉からからだったからすごく美味しい」
「だろうなあ(笑)」
「なんで判ったの?」
ご主人さま、ほんとにすごい勢いでガバッて起き上がって、お水持ってきてくれたから。
わんわん…無意識で喉かわいたとか言ったのかな。
「ああ(笑)」
「わんわんが喉からからだって判ったの?」
「判るよ。口唇ガッサガサだったし(笑)」
「えー?」
「すごい乾燥してるよ、口唇が(笑)」
「…やだぁ」
「ガッサガサ(笑)」
キスして(ああ、コイツ喉からからだな)って判るガッサガサって、どんなガッサガサよ~(涙目)
そんなガサガサくちびるヤダよー。
起き上がれなくて、横になったままお水こぼさないように飲むわんわんを見て、ご主人さまが笑ってる。
ペットボトル差し出したら、ご主人さまもお水飲んでた。
すぐ喉がベタベタしてきて、また「ちょーだい」って手を伸ばす。
ご主人さまがわんわんにお水渡してくれる。
なんかしあわせ。
「汗だく」
「汗だくだよ。誰かさんがイキまくるから」
「わんわんのせい」
「その通り。もうセ/ック/スしない」
「やだあ」
「しないよ。苦しくなるし(笑)」
「お風呂じゃなければヘーキだもん。……あれ?」
「ん?どうした」
「わんわんお風呂からどうやってベッドに来たの?連れて来てくれたの?」
「覚えてないのか(笑)」
「…うんとねー…ア/ナ/ルって言われたのは覚えてる。あーん、したかった~」
「したかったのか(笑)」
「したかった~」
「苦しがりかたがいつもと違ったからなあ。よくよく聞いたら呼吸が苦しそうだったし」
「…すごく苦しかった。よく覚えてないけど…ベッドに来たのも」
「なんとか歩いてたよ。かなりよろけてたけど(笑)」
「そっかぁ~(笑)」
にゃははー、なんて笑いながら、ご主人さまにくっ付こうとした。
でも、ご主人さままだ汗だく(笑)
少し落ち着いたら、ベッドもなんだかビチョビチョしてた。
わんわんの下がビチョビチョ。
ってことは、わんわんも汗だく。
汗だくだけど、なんか気持ちいい。
なんかしあわせ。
なんかすごくしあわせ。