苦しい≠苦しい 8 | 夢 出会い 魔性

夢 出会い 魔性

日記だったり思い出だったり願望だったり不倫だったり。



…電話?

いきなり鳴り始めた大きな音に、なんだか暴力的に眠りから引きずり上げられた意識。

ご主人さまが起き上がって、ベッドの脇の電話の受話器を取って、すぐ下ろした。

(モーニング…コール、かあ)

ご主人さまはまたすぐバタンとベッドに突っ伏した。

……やばいやばい、普通に寝ちゃうよ。

ウト…ってしかけて、あわてて体を起こした。
気持ちは慌て気味だけど、動きは静かにゆっくり、ね。

だってご主人さま、またバタンって寝ちゃった感じだもん。
起こしたくないじゃなーい?

そろりそろりトイレに向かって、それからバスローブをハンガーから外した。
すぐに羽織れるようにね。


「…なにやってんの?」

ああ、ご主人さま起きちゃった。

「あのね、朝ごはん来たらすぐ受け取れるように(笑)」

「ああ(笑)受け取ってくれるの?」

「うん(笑)」


フロントに朝ごはん頼んであるから、受け取ってからご主人さまを起こそうと思ってたの。

まだ15分くらい時間があるから、またご主人さまの隣りに転がった。

ご主人さまが、すぐに抱き寄せるように腕を伸ばしてくる。

ああ
きもちいい

「きもちいいね」

「ああ(笑)」

ご主人さまにくっ付くのはすごく気持ちいい。
こころも体も満たされてくみたい。
抱き寄せられたまま甘えてキスしたり。
ご主人さまが「なんだよ」って笑う。
わんわんも笑う。
しあわせはきっと、大切な人と一緒に笑うことだ。きっと。


お部屋のチャイムがなったから、バスローブを来て朝ごはんを受け取った。

女がバスローブ1枚で朝食を受け取る。

ゆうべはたくさんセ/ック/スしました…って感じに見えるんだろうなあ…なんて。
お兄さんから朝ごはん受け取りながら思った。
いや、気付くの遅すぎだろ!とアタマの中でつっこんで可笑しくなった。


わんわんの都合で、9時くらいにはお部屋を出なきゃなんない。



さよならの時間まで、もうちょびっと。