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skycafe canser station

2012年冬に甲状腺がんと判明された道産子女子のゆるめな記録。
2014年夏から「絶対に勝たなきゃいけない戦い」に入ります。

放射線治療のために車で病院に行く時、便乗という形で載せてもらっています。
その時に、ふと昔の話をきいてました。

父のふるさとは、同じ北海道の僻地。
母のふるさとは、長崎の港町。
キタとミナミ。
そして、どちらも末っ子同士。

それぞれの親の話。
教育論。
「こんなことされたよ」という記憶。

話を聞いていると、「人としての土台」がそこにあるんだなって思いました。
年上のいうことは絶対、という父の考え方は祖父の教育論の上にあって。
「とうちゃんが帰ってくるから片付けなきゃ」という母の口癖は祖母から受けてきた環境であって。


なんだか山崎まさよしの『セロリ』という曲を真っ先に連想したのはいうまでもなく。




「なんか、同じような話を繰り返してるような気がする」
そういうてたけど、今なら少しわかる気がします。
あの口癖や、考え方はこういう土台があって成り立っているんだと。

そんなことを考えていました。






父の誕生日がきたけど、木曜日に延期です。
この半年であっという間でしたけど、元気でいるのが何よりだと思います。

リハビリがあるからということで、今日の病院の時に用意をしていました。
スニーカーとジャージと。
あとは普段通り。

留守役だったので、自宅で「何もなきゃいいなあ」って思ってて。
昼過ぎに戻ってきたら予想外のことに。


私「リハビリは?」
母「それどころじゃないよ」
私「なして?」
母「骨折だって」


ファッ?!



どうやら圧迫骨折らしい。
父の話によると、薬の影響らしいが…そういや、年が明けてからずっと「腰が痛い」っていうようになってたなって。
普通に生活もできてたんだが、それが見えないところでなってたらいし。


暫くの間、コルセットのお世話になるらしい。
ただ、放射線治療はまだ続くそうな。


皮肉なことに、今日は父の誕生日。
これもなんというギフトというか、なんというか。





ネットで見た、釈由美子さんのブログを読んで涙が出た。
最近、お父様をなくされたばかりだという。
肺腺がんで、診察した時はステージ4だったとか。

なんか切なくなって、涙なしでは読めませんでした。
そして、新しく出た本にお父様との話が書かれてたとか。


山の常識 釈問百答 教えて! 山の基礎知識 YS011 (ヤマケイ新書)/釈 由美子



若い時の感情のもつれもあって、それから回復できたからそういう風に見ることができたのかもしれない。

この言葉なんて特に感じます。

「ごめんね、お父さん。」

もっともっと、親孝行できていたら。
という自責の念にかられます



父との長い確執を経て
やっと少しずつ恩返しをしていきたいと思っていた矢先でしたので

親孝行って、どんなにやってるつもりでもこれで充分満足なんてできるものではなくて

やっぱり悔やまれるものなんですね





あとは悲しみの作業の話も読んでて辛かったです。
タイムリーすぎるのかな。


なんとも言えない気持ちになったのはいうまでもなく。


ヤマイになろうと、いろんな治療をされようと。
基本としては「好きなようにして生きること」を前提にしています。
ただ、薬の関係などで「これはNGかな」と思うもの以外は。

ヤマイが怖くてオドオドビクビクしてるほど時間がたっぷりありませんし。

だから、とりあえず好きなコトして生きるように考えています。



あくまで私のことではないけど。



放射線治療が始まって2週間たちました。
その間、フツーに過ごしてはいるのですがここ数日ほど「のどつまりがする」と訴えてきます。

そのたびに母がなんとかして食べてもらおうと、ご飯をおかゆさんにしたりしています。
そして、医者に訴えるなどもしています。
「我慢しなきゃいけない」というので片付けられる時代ではありませんから。
クオリティ・オブ・ライフ(QOL:Quality Of Life)が叫ばれるような時代になっちゃいましたから。

同時に、放射線治療での副作用についてこんなのがあったので引用してみました。→参照

【放射線治療の主な副作用と対策】
副作用は、主に放射線を当てた場所に起こります。治療中や治療直後(急性期)に現れるものと、半年から数年たってから(晩期)現れるものがあります。症状の起こり方や時期には個人差があります。

◯疲労感、だるさ:疲れやすい、だるい、気力が出ない、などの症状が現れることがあります。
 [対策]治療中は過度な運動を避け、疲れやだるさを感じたら、無理をしないで休みましょう。治療中に感じた疲れは、治療が終了して数週間のうちには感じなくなります。

◯食欲がない:治療中に食欲がなくなることがあります。腸に放射線が当たることによる直接的な影響だけでなく、がんの治療に対するストレスも関係すると考えられています。
 [対策]放射線により障害を受けた正常細胞の修復などのために、普段以上にカロリー、栄養素をとることが望まれます。少量ずつでも数回に分けて食べたり、高カロリーの食事をとるなどの工夫をします。食事がとれないときは無理をしないで、担当医や看護師、栄養士に相談しましょう。

◯皮膚の赤み、かゆみ:放射線を当てた部位の皮膚が日焼けしたように赤くなったり、乾燥したり、かゆみや痛みを感じたりします。
 [対策]こすったり、かいたりしないようにしましょう。衣類は皮膚を刺激しないものにし、入浴やシャワーは短時間で、ぬるめのお湯にし、刺激の少ない石けんを使って泡で流すようにして、ゴシゴシ洗わないようにします。冷たい風や直射日光を避け、痛みや熱感が強い時期には冷やすと軽くなることがありますが、冷やしすぎないようにします。なお、かゆみ止めの軟こうなどの塗り薬を付けるかどうかは、医師の指示に従うことが必要です。

◯吐き気:腹部への照射のために胃や腸管の粘膜が荒れることで吐き気を感じる場合と、頭部への照射による影響で吐き気を感じることがあります。
 [対策]食事は無理なく食べられるものを少しずつとるようにします。担当医から吐き気を抑える薬を処方されることがあります。

◯下痢:腸への照射によって腸が荒れると、下痢や軟便になることがあります。
 [対策]消化のよい食事と十分な水分補給を心がけましょう。担当医から、整腸剤や下痢止めの薬を処方されることがあります。

◯口の中の渇き(口腔乾燥)、口内炎:頭頸部(とうけいぶ)のがんなどで口の中やのどに放射線が当たることで、口の中が渇く、のみ込みにくいなどの症状が現れたり、口内炎(口腔粘膜炎ともいいます)になったりします。
 [対策]起床時と就寝前、毎食後にやわらかい歯ブラシで歯を磨き、口の中を清潔にしましょう。こまめにうがいをすると、乾燥を防ぐとともに、感染の予防にもなります。食事は、粘膜を刺激しないように、かたいものや熱いものは避けましょう。痛みがあれば我慢しないで担当医に相談しましょう。炎症を抑えるうがい薬、塗り薬や痛み止めなどを処方されることがあります。

◯脱毛:頭部に放射線を当てると、頭皮が荒れたり、毛の根元にある細胞が影響を受けることによって脱毛が起こることがあります。治療が終われば、多くの場合再び生えてきます。
 [対策]脱毛の起こる時期や、再び生えてくると予想される時期を聞いておくと、心の準備ができます。脱毛が始まったら、医療用のかつら(ウィッグ)や帽子などを上手に取り入れるのもよいでしょう。直射日光や乾燥に気を付けるなど、頭皮を保護することも大切です。髪を洗うときは地肌を強くこすらないように注意して洗い、すすぎはぬるま湯で流す程度にします。


もしかしたらこれは、やむを得ないことなのかもしれません。
医者にも話をしたところ、栄養価の高いゼリー(いわゆるウィダーインゼリーみたいなやつ)を補給したらいいと返ってきたそうです。
幸い、飲み込めないこと以外はなにもないようなので、無理をしないようにしたいなと思っています。