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skycafe canser station

2012年冬に甲状腺がんと判明された道産子女子のゆるめな記録。
2014年夏から「絶対に勝たなきゃいけない戦い」に入ります。

放射線治療もはじまって2週間近く経ちます。
病院が休みのとき以外はほぼ毎日、片道1時間かけて通っています。

季節的に移動で時間がかかります。
車だと危ないからとはいいますが、電車のほうが逆にしんどい状況です。
(乗り換えだけでも3回かかる)

幸い、放射線治療の影響は出てはいません。
ただ、問題なのは腰のあたり。

何回か、MRIをするなどしていますが、今のところ転移などはありません。

化療のときから筋肉などが落ちてるなーとは思っていますが、放射線治療になってもそれは変わりません。陽子線などの治療ではないので、部位以外のところにも焼いてしまうというリスクを考えるとほんとうに大丈夫なのか気がかりになります。



今日みたいな吹雪いてる中でも、片道1時間ほどかけて通院しています。



朝、CX系の「報道2001」という番組で、がんの治療の話が紹介されていました。

ゲストも長尾和宏さん(「「平穏死」 10の条件 胃ろう、抗がん剤、延命治療いつやめますか? - 」著者)や川嶋朗さん(「医者が教える 人が死ぬときに後悔する34のリスト」著者 )など見知った人などで、話を聞いていても面白かったです。




世の中にはたくさんの治療方法が生み出されていて、新しい技術も増えています。

陽子線治療やダビンチなどの医療用ロボットなどが広まりつつあります。
しかし、残念なことに患者さん自身やその家族に経済力がないと、治す方法も限られてしまいます。

通常の化学療法などが30万前後に対して、陽子線治療などはその10倍近くの金額

そうなると、家計を見直すなどしてお金を調整したり、働き方を変えるしかないのです。





実際、私のところもそうです。

私の場合は、半年に1度の定期健診でホルモン補充療法をしているので、それほどお金はかかりません(ただ、ずっと飲み続けないといけないということはあるけど)>先発薬でも1000円前後(90日分で)
しかし、父の場合は種類も多く、先発薬なので毎回1万は超えてしまいます(ジェネリックとしては出ていないものが多いため)その上化学療法など金額も大きいので、例え高額療養制度を活用しても負担が大きいのです。

年令的にも、体調的にも厳しくなりつつあるので無理に働けとはいえません。だからいろんな形での経済活動が必要ではないかと思ってしまいます。



ところで。
近年、小学生がお年玉を貯金する理由として『老後のため』っていうてたというブラックジョークを思い出します。
しかし、お金はないよりあったほうが正解です。老後のためじゃなくても、ヤマイはいつ襲ってくるかわかりません。国民年金に加入していない段階かも知れませんし、「そんなの必要がない」と言い張ってた時かもしれませんし。


だから、お金がないとヤマイが治せない…というのが現実なのかもしれないのです。
(※なお、生保などの受給者は(以下略)とはいってませんのであしからず)



手術してからまもなく2年になりますが、未だに手術痕が消えません。
皮膚科の定期外来に先日通いましたが、治す方法が次の3つとのこと。

薬を塗る。
注射を打つ。
貼り薬を使う。

ドクターなりに考えているんだと思うので、その選択にお願いするしかないのです。
ただ、季節的に痒みなどでしんどいなーって思うこともしばしば。


ケアの問題なんだろうね、結局。




1月から放射線治療が始まったので、その間は何をしていたかというと…




いつものようにすごしていました。 




これ大事。何事もないように過ごすのって、誰が見ても当然だから。
その間ですが、体調に合わせて出かけることもしました。

その1つが念願のジンギスカン!!!(ジャーン)





家族で行ってきました。
もう入院中からずっと「ジンギスカン食べたい」と言ってましたし。
ちゃんと焼くものだから、ナマじゃないし(これ大事)


移動などを考えて、札幌の地下歩行空間経由で行ける、日生ビルまで行ってきました。


まつじん札幌駅前店
http://www.matsujin.net/mj_ekimae/ekimae.html

ここの本店は何度かいってたんですが、札幌に進出してからは多分初めてかも。
思った以上ににおいもなく、美味しく食べることができました。



あとは、自宅でゆっくり過ごしたまま年を越すことができました。
そんな年末年始を過ごしていたのです。



年が明けた1月7日より、放射線治療が始まりました。
入院して行うという方法もありますが、敢えてその選択をしないで通院しながら行うことになりました。

これまでの病院と同じなので、車で往復2時間。雪が降るなどの悪天候だとそれに拍車がかかるのはいうまでもなく。

ちなみにこれまでのドクターとはまた別の、放射線治療専門のドクターが関わり始めました。


そもそも放射線治療というのは、これまでの「薬物療法(化学療法)」や「外科的治療(手術など)」と併用して行われます。
治療方法としては、体の外から放射線を当てる「外部照射」と、体の内側から、がんやその周辺に放射線を当てる「内部照射」の2つに分けられます。
父の場合は、外部照射っぽい感じで腫瘍のある胸元に狙い撃ちする場所が記しつけられていました。

治療は週5日で、1日30分弱で済むみたいです。
受け終えてからフツーに生活ができるということになっています。


ちなみにこの治療としては今月いっぱいぐらいで終了になるみたいです。
ただ、なんとも言えないのでいい方向に進めたらいいなと思っています。