その時に、ふと昔の話をきいてました。
父のふるさとは、同じ北海道の僻地。
母のふるさとは、長崎の港町。
キタとミナミ。
そして、どちらも末っ子同士。
それぞれの親の話。
教育論。
「こんなことされたよ」という記憶。
話を聞いていると、「人としての土台」がそこにあるんだなって思いました。
年上のいうことは絶対、という父の考え方は祖父の教育論の上にあって。
「とうちゃんが帰ってくるから片付けなきゃ」という母の口癖は祖母から受けてきた環境であって。
なんだか山崎まさよしの『セロリ』という曲を真っ先に連想したのはいうまでもなく。
「なんか、同じような話を繰り返してるような気がする」
そういうてたけど、今なら少しわかる気がします。
あの口癖や、考え方はこういう土台があって成り立っているんだと。
そんなことを考えていました。
