福岡空港過密化対策 吉田市長も26日に表明 麻生知事と会談 連名意見書提出へ
福岡空港の過密化対策をめぐり、福岡県の麻生渡知事は6日、福岡市の吉田宏市長と同市中央区の知事公舎で会談した。麻生知事は現空港の滑走路増設か、海上での新空港建設かを選択し、今月26日に態度表明する。麻生知事は会談後、記者団に「態度表明は同時にした方がいいだろう」と話し、吉田市長も26日に態度を表明するとの見通しを示した。今後、意見集約して両者の連名で国への意見書を出す形を取ることも確認したという。
麻生知事と吉田市長によると、会談では滑走路増設、新空港のどちらを選ぶかという具体的な話にはならなかった。確認したのは「最終段階に入っており、今後も同じ意見になるよう調整を続けていく」との方針だとしている。
吉田市長は2006年の市長選で「新空港は不必要」との公約を掲げて当選したが、就任後は両案のいずれを支持するかの発言は避けている。同市長は会談後、記者団に「県と一緒に調査している立場なので公約の話は出ていない」と語った。
一方、麻生知事は「市長との意見のすり合わせに自信はあるか」との質問に、沈黙した後「自信はある」とし、「吉田市長も政治家だから、柔軟じゃないでしょうか」と最終的判断に含みを持たせた。
会談は非公開で、約30分にわたって行われた。両者は今後も連絡を取り合い、1つの結論へ話を詰めていくという。
北九州―ソウル便20日就航・・・低調な国際線、北九州市PRに懸命
韓国の航空会社「済州航空」が、20日から北九州―ソウル(仁川国際空港)便を就航させる。北九州市は、北九州空港の国際線は運休や減便が続くなど低調なことから、就航を空港利用者増につなげようと「北九州空港利用促進本部」を設置してPR活動に力を入れている。6日には済州航空の客室乗務員らによるPR隊が、小倉北区の読売新聞北九州総本部を訪問した。
同空港の利用率は、国内線(東京、沖縄)に限ると72・3%(2007年度)だが、国際便(上海、ウラジオストク)の定期路線でみると、06年度は54・1%で、07年度は43・4%と低迷している。
国際線は現在、就航自体が立ち行かなくなっている。上海便を運航していた中国南方航空(中国)は、07年に増便を突然キャンセル。さらに、中国製冷凍ギョーザ中毒事件などの影響で利用者が減少し、昨年5月から運休している。夏季限定運航のウラジオストク航空(ロシア)も、06年度の11便から07年度は10便、08年度は4便と減便している。今年の運航については未定だ。
一方、済州航空は昨年7月~今年1月にかけ、国際チャーター便を北九州―仁川間、北九州―済州間で計7往復運航し、利用率はいずれも90%を超える高さだった。北九州市空港企画室の担当者は「済州航空の就航は空港利用者増加につながるチャンス。しっかりPRしていきたい」と意気込む。
市は全庁で空港利用促進に努めようと、関係部局で空港利用促進本部(本部長・志賀幸弘副市長)を設置。JR小倉駅前の大型屋外画面でCMを放映しているほか、商店街にも大型広告を打ち出した。
日本航空、客室乗務員の採用半減 2010年度は100人に
日本航空、客室乗務員の採用半減 2010年度は100人に
日本航空は6日、2010年度の客室乗務員(契約社員)の採用を100人とする計画を発表した。09年度の入社予定(225人)と比べほぼ半減となる。また小型機運航の子会社JALエクスプレス(東京・品川)の客室乗務員の採用は09年度より20人少ない100人を計画。景気低迷で旅客需要が減少し回復のメドも立たないことから、採用を抑制する。
すでに発表している10年度の新卒総合職採用は事務系60人、技術系30人を予定しており、3年連続でほぼ同じ水準を維持する。
JAL客室乗務員の新規採用6割減…ライバルANA2割増
日本航空は6日、2010年度に採用する客室乗務員を、09年度の採用予定人数(248人)より約6割少ない100人にすると発表した昨秋以降、主力の国際線で乗客が大幅に減って業績が悪化しているためだ。
10年に成田、羽田両空港が拡張されて、便数も増えることをにらみ、日航は07年度は254人、08年度311人と客室乗務員を積極的に採用してきた。社内では、「10年度は採用ゼロでも仕方がない」との意見もあったが、2空港の拡大に対応するため「必要最低限の100人」(日航)を採用することにした。
ライバルの全日本空輸は、客室乗務員の採用数を、09年度採用予定(203人)より約2割増やして250人にする。