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知っていただきたいことを、主に記していきます。

     (『新・人間革命』第8巻より編集)

            42

          〈布陣〉 42

 

 当時、まだ奄美の会員の数は少なかったが、伸一は、広宣流布の大きな力になると信じて、寺を供養したのである

 

 立安寺での班長会で、伸一は、幹部の自覚と責任について語っていった。

 

 彼は、奄美群島の人びとの生活の大変さを痛感していた。

 皆の苦労もよくわかっているつもりである。

 

 しかし、広宣流布の伸展なくしては、奄美の宿命転換も、人びとの幸福もあり得ない。

 

 ゆえに、彼は、広布の活動の指揮を執る幹部の姿勢を語ったのである。

 

 「日々の活動、本当にご苦労様です。

 

 地理的な条件といい、旧習の強さといい、また、経済的な面でも、皆さんのご苦労は筆舌に尽くしがたいものがあると思います。

 

 しかし、皆さんもご存じのように、御書にも「願兼於業(がんけんおごう)と仰せです。

 

 つまり、衆生を哀れみ、救済せんとして、自ら願って悪業をつくり、悪世に生まれてきたのが私たちです

 

 仏法の法理に照らしてみるならば、末法に生まれてきたことは、地涌の菩薩として、広宣流布をしていくためです。

 

 皆さんは、願って、この奄美群島に生まれてこられた方々なんです。

 

 台風は頻繁にくる。ハブはいる。交通の便は悪い、経済的に苦しいー 

 

 そんなことは承知のうえで、奄美広布をしようと誓願し、あえて多くの宿業を背負って、地涌の菩薩として出現してきたのが皆さんです。

 

 それを、こんなはずではなかったとか、ここまで大変だとは思わなかったなどと、不平不満を言っているうちは、まだ、その自らの使命の真髄たる本地を現わしていないということです

 (つづく)

 

 

 

 

『人間革命』は、くにゆきのブログより→

 

  

     その他は、ゆきまさのブログより→