くにまさのブログ

くにまさのブログ

知っていただきたいことを、主に記していきます。

     (『新・人間革命』第11巻より編集)

            216

          〈躍進〉 23

 

 

 そのなかで、住宅難、交通渋滞、通勤ラッシュ、下水道の不備、公害の増大など、東京は深刻な問題を抱え、もはや対症療法的な対策では打開は困難な、危機的な状況を呈していた

 

 それだけに、未来を見すえ、全く新しい発想で、国際的な視野から大東京のビジョンを描き、実現できる人が都知事として嘱望されていたのである。

 

 矢部は、まさに、そのための最適な人物であったといってよい。

 

 また、公明党として、この時、独自の候補者を推したのは、中道政治の実現と党の福祉政策を、真っ向から訴えていきたいとの考えによるものであった。

 

 それが、学会員をはじめとする支持者の、強い意向であり、要請でもあった。

 

 この統一地方選挙において、公明党は、道府県議選挙で前回の三十九人を大きく上回り、八十四人が当選したほか、五大市議選でも六十七人中六十一人が当選するなど、各地で大勝利を収めた。

 

  しかし、東京都知事選では、社会、共産の推薦する美濃部亮吉が、自民、民社の推薦する松下正寿を約十三万六千票引き離して当選。矢部孝一は善戦したものの、三位であった。

 

 だが、首長選で中道主義の立場で政策を訴え抜いてきたことから、生命の尊厳を守らんとする公明党の、人間優先の政治への理解が、大きく広がっていったのである