(『新・人間革命』第11巻より編集)
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〈開墾〉 66
ドミニカ支部の結成大会には、六、七十人の人たちが参加した。
最初に岡田一哲から、支部を結成することが発表され、人事が紹介されると、皆の喜びが爆発した。
”ドミニカの新時代が来た。支部が結成されたということは、広宣流布の泉が湧いたということなんだ“
誰もがそう思った。
体験発表などのあと、清原かつを中心に、質問会が行われた。
最後に、清原は訴えた。
「皆さんの手で、皆さんの力で、ドミニカを幸せの楽園にしてください。
そして、『先生、ドミニカの広布を見てください』と、胸を張って言える、見事なる歴史を残して、山本先生に来ていただこうではありませんか!」
この呼びかけに、大拍手がわき起こった。
支部結成大会終了後、一人の婦人が駆け寄ってきて、清原の手を握り締めて言った。
「今のお話で、ドミニカの目標ができました。何年、何十年かかったとしても、私たちは、必ず、このドミニカに、山本先生をお呼びいたします」
・・・清原は、ドミニカのメンバーと語り合って、その信心の純粋さに、驚きを隠せなかった。
愚痴や文句や怨嫉めいた話は、全くないのである。
日本から幹部が来て、指導しているわけでもないのに、なぜ、皆がこれほど強い、すっきりとした信仰に立っているのか、彼女は疑問だった。
しかし、話をしているうちに、その陰には、側面からメンバーを支え、励まし続けてきた、日本に住む一人の婦人がいることがわかった。
