一家のなかにあっても、息子や娘を指導しきれないことも多いのに、 | くにまさのブログ

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    (『新・人間革命』第7巻より編集)

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         〈文化の華〉 7

 

 会長・山本伸一の講演となった。

 

 「牧口先生は教育界の大先駆者であり、戸田先生も教育者でありました。

 

 ところが、第三代の私は教育者ではないのです。むしろ、学校の先生からは、勉強をしないもので、いつも、叱られてばかりでおりました。

 

 ですから、皆さん先生方とお会いすることが申し訳なくて・・・

 

 会場に爆笑が広がった。

 

 伸一は、学会の組織のなかでの、教育部員の役割について、言及していった。

 

 学会が大きくなるにつれて、指導が徹底されないため、布教の際などに、極端のものの言い方をして社会の誤解を招くというケースが見受けられます。

 

 一家のなかにあっても、息子や娘を指導しきれないことが多いのに、毎月、何万世帯という会員が新たに誕生しているのですから、やむをえない場合もあるとは思います。

 

 しかし、私としては、みんなが理路整然と、道理に則って、納得のいく、折伏や指導ができるようにしたいと念願しております。

 

 そこで、教育部の皆さんは、その模範を示し、誰もが心から納得のできる、理路整然とし、道理に適った弘教、指導を実践していっていただきたいのです。

 

 仏法は道理です。皆さんが常識豊かな、道理に適った話をし、万人が心から納得していく姿を目の当たりにして、多くの会員がそれを見習うようになれば、広宣流布は、さらに進むと思うのであります」

 

 そして彼は、ここに集った、教育者である一人ひとりが、仏法の偉大な指導者に、広宣流布の達人になってほしいと訴え、講演を締めくくった。