宗教団体であるのに、なぜ選挙の支援をするのかとの批判がありますので、 | くにまさのブログ

くにまさのブログ

知っていただきたいことを、主に記していきます。

    (『新・人間革命』第6巻より編集)

          83

        〈加速〉 28

 

 最後に伸一は、なぜ、学会が公明政治連盟を結成して、同志を政界に送り出すのかに言及していった。

 

 私どもに対して、宗教団体であるのに、なぜ選挙の支援をするのかとの批判がありますので、それについて、一言しておきたいと思います。

 

 私たちは、仏法を奉ずる信仰者でありますが、同時に社会人であり、国民として政治に参画し、一国の行方を担う責任があります

 

 もし、自分だけ功徳を受け、幸せになればよいと考え、政治にも無関心であるならば、それは利己主義であり、社会人としての責任を放棄した姿であります。

 

 現在の政治を見ると、社会的な弱者を切り捨て、民衆に本当の意味での救済の手を差し伸べようとはしていないのが現状です。

 

 そこで、私どもは、仏法の慈悲の哲理を根底に、宗教を直接、政治に持ち込むことでもなければ、学会のための政治を行うことでもありません。

 

 仏法者の使命として、全民衆が幸福になる社会を建設するために、あらゆる問題に取り組んでいこうとしているのです。

 

 個人の幸福と社会の繁栄の一致を実現することが、『王仏冥合(おうぶつみょうごう:社会を建設する人間一人ひとりの生き方の根底に、仏法の哲理、慈悲の精神が確立されていくこと)』であり、そのための支援活動であることを、

 

 私は申し上げておきたいのであります」

 

 伸一は、学会に浴びせられる集中砲火のような批判を一身に受け、自らそれを論破しながら、悠々と前進していった。

 

 どうすれば会員が勇気を奮い起こせるかー その一点に彼は心を砕き、猛然と戦い続けていたのである。

 

 

 

 

 『人間革命』は、くにゆきのブログより→

 

 その他は、ゆきまさのブログより→