人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMAを見学 | 初めて子を授かった親のブログ

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 先週はパシフィコ横浜で開催されていた人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMAを半分仕事で見学してきました。これはビジネスショーの要素強めですが、日本の自動車関連の研究者や技術者で構成される自動車技術会が主催しているため、近未来の技術展示が多く、技術系の学生も姿も多く来場しています。事前登録制で入場は無料です。

 

 私はほぼ毎回見に来ています。

 

 初日の午前中に訪れたのですが、すでに多くの人で賑わっていましたアセアセコロナは完全に明けましたね。

 

 パシフィコ横浜全体を使っての開催で、590社が所狭しとブースを連ねています。今年は3日間で7万5972人が来場し、盛況に終わったようです。

 

 主要な自動車メーカーもブースを出しています。どこも電気自動車や水素やら、カーボンニュートラルやSDGsといった環境系の展示ばかり。写真上はマツダの新型ロータリーエンジン8C型。かつての13B型との比較展示です。これを搭載するMX-30ロータリーEVの実車とともにディスプレイされ、たくさんの来場者がのぞき込んでいました。

 

 8C型は駆動用ではなく発電用のエンジンですが、ロータリーにはもうしばらく生き残ってほしいですね。

 

 マツダやトヨタ、ヤマハは廃材の再利用もアピールしていました。先日ホンダの事例は紹介しましたが、他メーカーも同様の取り組みに力を入れ始めています。

 

 写真上はトヨタの本革シートの端材を活用したペンケースやカードケースなど。「自動車用なので丈夫です」とアピールしていました。クルマ好きにはこんなアップサイクル製品は刺さりますねねー

 

 ビックリしたのはトッパン印刷12インチデコラティブサーフェースディスプレイ。木目調パネルの裏側にTFTディスプレイを配置し、木目パネルの中に映像を透過させる技術です。木の触感はそのままに、トッパンの印刷技術により光もしっかり透過させるというものです。画面が消えればただの木目パネルに戻ります。

 

 すでに建材用としては普及が進んでいますが、自動車用はこれからとのこと。数年後、どこかの自動車メーカーが採用していることでしょう。

 

 東芝のSCiB™ 鉛代替バッテリーも気になりました。見た目は普通の補機用バッテリーですが、これは外観だけで、中身はリチウムイオン電池のパックが入っています。

 

 すでに船舶・産業用は販売されていますが、自動車用はまだこれから。ここがリチウムイオンになれば、通常の10年10万kmなら代替え(交換)不要になるそうですから、気になります。重さも約半分だそうです。

 

 バイク用も開発中とのことですから、あまり長持ちしない小さなバッテリーを積むバイク乗りには、待望のバッテリーになるかもしれません。来年以降の発売を目指しているそうです。

 

 最新モデルと技術が居並ぶ中で、ホッとさせられたのがこちらのスズキ・マイティーボーイ。浜松のTakayanagiさんがコンバージョンEVにして展示していました。

 

 同社は各種木型製作、プロダクトモデル開発試作が主業務の開発会社で、「こんなこともできます」と技術力をアピールしていたのでした。

 

 最後に、村田製作所の疲労ストレス計でチェックしてもらいました。これは最新アイテムというわけではないのですが、私は初体験。その名称の通り、脈拍と心拍からストレス状況を測定してくれます。

 

 従業員の健康管理だけでなく、作業前後で測定し、その仕事の負荷量なども測定しているそうです(わが社にも導入してほしい…)。

 

 結果はスマホやタブレットですぐに確認できます。私の結果は「要注意」ガーン自律神経の機能年齢は2歳若かったほっこり

 

 係のお姉さんに「最近忙しいからかなあ」と聞くと「これはお仕事モードに入っているから神経が過敏になり、かつ活動的になっていると考えられます」との説明を受け、ちょっと安心するとともに、村田の技術力に感心しました。

 

 人とくるまのテクノロジー展は自動車関連の展示が主なのですが、これ以上は載せきれないので、興味のある方はぜひ一度訪れてみてください。7月には名古屋でも開催されます。