自分の内側の声と しっかり向き合う。
文句を言っている自分を
ただ 宥めるだけじゃなく
ちゃんと寄り添い、理解して
気が済むまで それに付き合う。
こだわって、執着して、
それでも かなわないのに
しつこく しつこく 付き纏ってくる
根深いものは 一体なんなんだ ？ と
深く深く 探求する。
そこにあるのは、
『 無視しないで！ ないことにしないで！ 』
という 苦しそうな声。
顕在意識では、
自分が なにを無視しているのか
皆目 見当がつかない。
隠しておきたいことは
山のようにあったけれど、
ひとつひとつ 感じ切っては
手放してきた。
それでもまだ、
なかったことにしなければならない
と 思っていること が あるらしい。
すこし、それを 掴めそうな気がしている。
求めて、拒絶して、離して
それでも まだ 求めてしまうもの
それはきっと、ただの好奇心では済まない
掴まれると 痛いものなんだろう。
実物への執着は 消えているのに
なおも残るのは 感情。
人の思いの深さは、まことに
計り知れないものがある。
だから、地縛霊のようになった『 感情 』を
浄化しなければならないんだ。
強い思いだけが 取り残されている。
土地に たくさん残っている
感情の残骸は 力を持っている。
それに 引きずられないような
強さと明るさが 必要だから
自己責任として、もう懲り懲りだ
というところまで 付き合って、向き合って、
離し 浄化していくんだ。
ふと
こうやって 卒業していくんだな
と、内側から 厳かな声が聞こえた。
いつも 側にいてくださる存在たちは
こんなふうに 見守ってくださっている。
この子が 成長していく様子を
乗り越えていく様を
固唾を飲みながら
見守ってくださっているんだ。
目頭が 熱くなるような瞬間。
あたたかく やわらかい光に
感謝をせずにいられない。
胸騒ぎが 止まらない。
強くなろう。
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