ワーゲン・ビートル
今回は、11月に車検整備で入庫した。H13年ワーゲン・ビートルです。
以前からフューエルリッドオプナー(給油口)の調子が悪く、車検の時に直す事にしていました。
ドアにあるスイッチ操作で、フューエルリッドを開くようになっています。
フューエルリッドのロック解除は、アクチュエーター(電磁石)で、ワイヤーを引っ張り、ロックを解除していました。
そのワイヤーの動きが悪くなり、解除ができなくなっていました。
ワイヤーの交換は、右リヤ・タイヤを外し、タイヤハウスのカバーを外してワイヤーを見る事が出来たのですが、
それだけでは済まず、
内装の右半分からトランクまでを外さないとアクチュエーターにたどり着きませんでした。
外車の修理をやっていて、いつも思うこと、「外人はとても器用なんだろーな。?」
ワイヤーの両端から、アクチュエーターとロックを外し、新品と交換して、動作のチェックを
良く行います。
やり直しだけはしたくない。
部品屋さんの話では、このワイヤーは良く出ると言うことでした。
かわいい車なので、長く付き合って下さいね。 o(^-^)o
画像クリックして下さい。
文字まで入れられる様になりました。
まあ~、この程度ですけど。しかも、1時間も掛けて。
(ノ_-。)
ステップワゴン
今日は、H11年ホンダ・ステップワゴンのタイミングベルト交換です。
B20B型ツインカムエンジンです。
タイミングベルトは、何処に付いてるか?よく質問されるので画像をご覧下さい。
上が作業前のエンジン。
下がタイミングベルトを外した状態のエンジンです。
銀色パイプの後ろにある歯車にタイミングベルトが掛かります。
画像を拡大すると部品の位置が分かるかも?・・・上手に文字が入れられません。(^人^)
外したタイミングベルトは、それなりに痛んでいました。10万キロ走行。
タイミングベルトにひび割れがあります。
タイミングベルトといっしょに、ウォーターポンプとカム・クランクシャフトのオイルシール交換の必要性を
ご説明し、交換しました。
まいったなあ~!!
今朝は、車の引き取りがあり、昭和63年のセルフローダーに乗り込みました。
グウ~!!グウ~!!セルモーターが回りません。
最近、「バッテリー弱いかな?」感じてましたが、「爺ちゃん。頑張れよ。」
とりあえず、ブースターを使い、引き取りに間に合いました。
お客様には、「バッテリーは、消耗品です。」なんて言ってるてまえ、「充電して、しばらく使う。??」
訳にもいかず、交換。
交換作業の途中、「燃料臭い。」事に気付き点検。
燃料ホースから漏れていました。
古くなるとゴム部品が、劣化して来ます。ホースにひび割れが起きていました。
フレームは、びしょ濡れで、ホース交換後、洗浄。
またしばらくは、「キゲンそこねず頑張れよ!!。」
まだまだ、働いてもらいます。 (TωT)
オイル漏れ
今日は、H7日産パルサーの車検整備です。
エンジンオイルの漏れが見つかりました。
写真は、エンジンを下から見た所です。全体にオイルが回り光っています。
原因は、クランクプーリーのオイルシール不良の様です。
クランクプーリの回転によりオルタネーター(直流の発電機・ダイナモとよく言われています)
などの補機類にまでオイルが回っていました。
このままだと、オルタネーターの故障の原因になります。
クランクプーリを外し、オイルシール(茶色の部品)を交換したところです。
古いオイルシールは、劣化して硬化していました。
日産のエンジンは、タイミングチェーンを張るテンショナーのパッキンから漏れる事も
あるので、ファイバースコープで点検(すごく見ずらい)、良好でした。
ブローバイの詰まりも、オイル漏れの原因になる事もあるので、点検。良好です。
前々回の車検までは、他工場で整備されていたようで、ドライブシャフトブーツが交換されていました。
このブーツは、割りブーツと呼ばれ交換作業が短時間で出来るため、使われる工場さんも
増えています。ただ、このブーツは、接合部を接着剤などで付けるため、接合部がはがれグリスが
飛び出るケースが多く、私は使うことはありません。
このブーツを交換した工場さんは、丁寧な作業をされています。グリスのにじみも有りませんでした。
4年以上、よい状態で保っているのは、初めて見ました。
作業した人を褒めたい。すばらしい。o(^▽^)o
「こんな部品を使うのは、修理屋じゃねー。」と思っていた私は、
「やっぱり、整備する人によるか?」と考えを改めました。
「でも、使わない。」 (`Δ´)