オイル漏れ
今日は、H7日産パルサーの車検整備です。
エンジンオイルの漏れが見つかりました。
写真は、エンジンを下から見た所です。全体にオイルが回り光っています。
原因は、クランクプーリーのオイルシール不良の様です。
クランクプーリの回転によりオルタネーター(直流の発電機・ダイナモとよく言われています)
などの補機類にまでオイルが回っていました。
このままだと、オルタネーターの故障の原因になります。
クランクプーリを外し、オイルシール(茶色の部品)を交換したところです。
古いオイルシールは、劣化して硬化していました。
日産のエンジンは、タイミングチェーンを張るテンショナーのパッキンから漏れる事も
あるので、ファイバースコープで点検(すごく見ずらい)、良好でした。
ブローバイの詰まりも、オイル漏れの原因になる事もあるので、点検。良好です。
前々回の車検までは、他工場で整備されていたようで、ドライブシャフトブーツが交換されていました。
このブーツは、割りブーツと呼ばれ交換作業が短時間で出来るため、使われる工場さんも
増えています。ただ、このブーツは、接合部を接着剤などで付けるため、接合部がはがれグリスが
飛び出るケースが多く、私は使うことはありません。
このブーツを交換した工場さんは、丁寧な作業をされています。グリスのにじみも有りませんでした。
4年以上、よい状態で保っているのは、初めて見ました。
作業した人を褒めたい。すばらしい。o(^▽^)o
「こんな部品を使うのは、修理屋じゃねー。」と思っていた私は、
「やっぱり、整備する人によるか?」と考えを改めました。
「でも、使わない。」 (`Δ´)