本日は、念願の 北岳バットレスへ アタックする日。

 

朝 2時に起床すると、雨は降っておらず風も無し。

簡単に朝飯を食べ、トイレを済ませ 登攀道具をサブザックに詰め準備OK

3時にテン場出発し、予定通り、取り付きまで向かうことに、

さて どうなることやら?

 

北岳バットレス 第4尾根主稜ルートで登りました。(写真は、翌朝 広河原で撮影)

 

4日の3時に御池小屋テン場を出発し大樺沢二俣まで下る。

佐俣側に進みDガリー付近まで、先行パーティを追いかけるように急斜面の

ガレ場を登る。これが、一番辛かった!  暗闇のガレガレをルートを探しながら

登るので、無駄に力を使ってしまうこととなり、不覚にも足が攣るハプニング 

まいったな 

前日下見が出来てれば、無駄な歩きは減らせたのではと反省。

東の空には、朝焼けが広がる。晴れてる!! 鳳凰三山、オベリスクも見える。

迷いながらも、5尾根へのアプローチ道が見つかり草付きの斜面を登っていく

5尾根取付き 手前はお花畑でしたね 

威圧感ある綺麗な三角錐の大岸壁(ピラミッドフェース)が目の前に迫る!!

ヤマホタルブクロ            ミネウスユキソウ

夜が明けました。  雲海の中、左奥に見える山塊は、八ヶ岳ですね。

5:18  5尾根取付き 先行パーティが登っているのが見える。

1P  東向きの岩は、少し濡れ 慎重に登る。  2P 乾いた南面 軽快に登る。

3P 緩傾斜を登る。ガイドが抜いていく。  4P 左面を登ったが,こちらのルンゼが正解

ルンゼの苔が濡れてて乾いた左面を登るが,上部が悪くて草を掴んで草付きトラバース(-_-;)

5P 横断バンド  ロープ無くても歩けるが、落ちたらアウト(-_-;)  7:45~

苔桃 (コケモモ) の赤い実 

ガレガレのCガリーを登っていく

8:40 左側にヒドンスラブが見えてくる。 6P 東斜面が濡れ怖くて、途中 左に抜けた

4尾根取付きテラス 陽当たりよく 小休憩    K番長 ルート確認中   9:25

ここなら、2人テン 2張は大丈夫かな  前に見えるは 八本場のコル

7P 4尾根主稜登攀開始 最初はクラック   上は暖傾斜なのでロープ一杯まで伸ばす。

ここは、緩やかなので気楽に登れます。

8P 高度感あり 下に雪渓が見える。  9P 50m一杯で白い岩のクラックを抜けた。

白い岩のクラック、ルート把握してなくてカム持たず、支点遠く冷や冷やもので登る。

10P ガスが広がり、とうとう周りの景色は見えなくなった。

この小垂壁がツルツルで一番難しかった。抜けるため 自分はA0でクリア(;^_^A

ハーケンの連打です  濡れてたらフリーは無理、エイドで抜けるしかない感じ

両側は、切れ落ちてますが、ガスでよく見えず 恐怖感は感じず。

あの先が、マッチ箱  快適なリッジ   向こうに、mさんパーティが見えた。

11:35  P11 マッチ箱にて ここから 20m程 懸垂下降

背後には、ピラミッドフェースが迫る!!  威圧感がすごい 

下降中の、K番長            枯木テラスに向かうmさんパーティ 怖っ

P12 右コーナーを登る。         振り向いて、マッチ箱を望む

上をみれば、枯れ木テラスで待機するmさんパーティ  先行者が城塞ハングで苦戦中らしい

K番長 ガンガン登ってくる。      P13 枯れ木テラスへカンテ側から登る.

枯れ木テラスは、ルンゼからも登れる。 ルンゼのほうが怖くないかも。。。

枯れ木テラスで支点構築中     ガスの切れ間に、ラスボスの城塞ハングが見えた。   

P13 崩落個所の脆いナイフリッジを慎重にトラバースで抜ける。

P14 クラック好きのK番長 ラストクライム 旨く岩を抜けていきました。

※昨日の雨で、クラックの中はグジョグジョでした。 見た目よりムズかった。

13:50 この棚(通称:靴脱ぎテラス)に抜けて、第4尾根主稜ルート 完登!! 

Mさん達が 拍手で迎えてくれた!!  やりました!! めちゃ 嬉しい!!  

ここで登攀装備はかたづけて、歩いて北岳山頂にむかう。

途中から登山道に合流し、何度か休憩を入れながら、山頂に向かいました。

14:30 なんとか北岳山頂にたどり着く。  トップアウトできましたよ。

パートナーのK番長と登頂記念に記念撮影をパシャリ    しかし

もう 体力を使い果たした感 アリアリ シャリバテか? あー疲れた。(-_-;)

イワベンケイの紅葉

北岳肩の小屋にて 休憩 14:50~15:30  コカ・コーラ 600円だったかな?

K番長は、もう動けん なんと うどんをオーダー 1200円なり 元気取り戻してた

エネルギーチャージ これで、白根御池小屋まで降りる元気を取り戻し、1時間30分程で、御池小屋へ下る。

標高 3000m付近では、ウラシマツツジの紅葉が始まってました。

17:10 白根御池小屋にて 小雨に変る。 岩場で降らなくて助かった。

一足先に下ってた、mさんパーティと バットレス完登の祝杯を挙げる!!

お疲れ様でした。  また どこか登りに行きましょー

 

北岳バットレス 自分には 足が攣るほどのガレ場登りで、アプローチ核心でした。 

岩は、乾いてたので順調に登ることができ楽しめました。

2年越しの挑戦で完登できたのも 何事も諦めない K番長の熱意のたまものです。

ありがとうございました。 

Mさん ムーさん 一緒に登ってくれて 励みになりました。

ありがとうございました。