山之口麓文弥節人形浄瑠璃:第124回6月定期公演 | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

○昨日、2023年6月18日に、宮崎県都城市の山之口町麓に伝わる『山之口麓文弥節人形浄瑠璃:第124回6月定期公演』を見に出掛けて来た。山之口麓文弥節人形浄瑠璃は、このところのコロナ禍で、なかなか定期公演を満足に開催することができていない。

○ブログで確認してみると、2019年は3月6月9月11月の四回の定期公演を全て行っている。当古代文化研究所は、その全ての公演を見ている。

  ・テーマ「無題」:ブログ『山之口麓文弥節人形浄瑠璃:第107回3月定期公演』

  山之口麓文弥節人形浄瑠璃:第107回3月定期公演 | 古代文化研究所 (ameblo.jp)

  ・テーマ「無題」:ブログ『山之口麓文弥節人形浄瑠璃:第108回6月定期公演』

  山之口麓文弥節人形浄瑠璃:第108回6月定期公演 | 古代文化研究所 (ameblo.jp)

  ・テーマ「無題」:ブログ『山之口麓文弥節人形浄瑠璃:第109回9月定期公演』

  山之口麓文弥節人形浄瑠璃:第109回9月定期公演 | 古代文化研究所 (ameblo.jp)

  ・テーマ「無題」:ブログ『山之口麓文弥節人形浄瑠璃:第110回11月定期公演』

  山之口麓文弥節人形浄瑠璃:第110回11月定期公演 | 古代文化研究所 (ameblo.jp)

○このままで行けば、2023年度が2019年度に引き続き、全公演が行われるのではないか。もっとも、去年の9月公演は台風で中止となったから、何が起こるか分からない。全公演が開催されることを期待するばかりである。

○ちなみに、今年の第123回3月定期公演は、次のブログに書いている。

  ・テーマ「無題」:ブログ『山之口麓文弥節人形浄瑠璃:第123回3月定期公演』

  山之口麓文弥節人形浄瑠璃:第123回3月定期公演 | 古代文化研究所 (ameblo.jp)

○『山之口麓文弥節人形浄瑠璃』の演目は、基本的に、「出世景清」四段と、「門出八嶋」四段の二つとなっている。3月公演と6月公演で「出世景清」四段を演じ、9月公演と11月公演で「門出八嶋」四段を演じる。したがって、一年四回の公演を見れば、通しで全部見ることができる。

○間狂言は、3月と9月公演で「東岳猪狩」、6月と11月公演で「太郎の御前迎」を演じている。また、『山之口麓文弥節人形浄瑠璃』の最初の演目である娘手踊り「お伊勢参り」は、いつも同じで、華やかに始まる仕掛けとなっている。

○こうやって、毎回続けて見ていると、いろいろ馴染みになって、様々なことが判って、面白い。大夫はもう90歳近い老齢であるにもかかわらず、その声は艶があって、『山之口麓文弥節人形浄瑠璃』では無くてはならない演者となっている。他人事ながら、後継者は大丈夫なのか、心配になる。そういう点では、三味線方も同じである。人形使いも大変だが、人形浄瑠璃で、大夫と三味線方は大事である。

○できたら、今年も通年で『山之口麓文弥節人形浄瑠璃』を見たい。つまらない雑用が入らないことを願うばかりである。台風も御免蒙りたい。