それでも購入を検討している方が他にもいらっしゃるということとARC’TERYXのレビューを検索してもショップの紹介記事ばかりで実際に使っている人の声は見かけないので(魚釣りでの使用感は皆無)曲がりなりにもARC’TERYXを9年着用して魚釣りしてきた自分の感想を纏めてみます。
ARC’TERYXのGORE-TEXハードシェルにはアルファ、ベータ、シータ、ゼータとあります。中綿入りのフィジョンや、スキーなどウィンタースポーツ向けのホワイトラインのラッシュ、セイバー、サイドワインダーもありますが、今回は釣り用シェルということで自分の所有するアルファ、ベータ、シータに限定し話を進めていきます。

ちなみにゼータは最近出たモデルらしく?調べてみたところアルファSLの後継モデルっぽい?よく分からんけど、アルファSL廃盤後に出たモデルで価格帯も同じということで、そんな感じかもですけどゼータについては後程書きます。
まずはモデル名の後に続く2文字のアルファベットの表記について説明しますが、検索すれば詳しい説明が出てきますので検索してください(笑)
ここでは自分なりな簡潔な解説にします(笑)
SV(シビア)GORE-TEX.PROシェル3レイヤー。とにかく最強!これさえあれば真冬も余裕!ごついから着心地は硬め。
SVX(シビア)GORE-TEX.PROシェル3レイヤー。性能は基本的にSVと同じらしい。シータにのみラインラップされてます。
LT(ライト)GORE-TEX2レイヤー。たぶんなんだけどアルファLTは廃盤?現在はLEAFアルファにのみラインナップだったような?違ったかな?まぁ、LEAFシリーズはくそ高いので軍人さん以外は無視していいかと思います(笑)
AR(オールラウンド)GORE-TEX.PROシェル3レイヤー。正直これで十分!SVより薄いから真夏も着れる。まさにオールラウンド!自分のベータとシータはARです!
SL(スーパーライト)GORE-TEX2レイヤー。薄くて軽い。これは街着だな(笑)
FL(ファースト&ライト)GORE-TEX.PROシェル3レイヤー。SLと同レベルに薄くて軽いのにPROシェル3レイヤーという贅沢。畳むとめっちゃコンパクトになるので非常時用にボートに忍ばせておくと夏場なんて特に重宝する。
と、まぁ、あたくしが解説するとこんな感じ(笑)
お次は各モデルの着用感。
ARC’TERYXは海外サイズなのでワンサイズ大きめとなり、例えば普段、ジャパンMサイズ着用ならARC’TERYXならSサイズって感じです。それでもけっこうデカくてモデルによってはSサイズでもジャパンLサイズ並になります。
では、各モデルの解説に入ります。
アルファシリーズ
アルファはARC’TERYXを代表する最もスタンダードなスリムフィットなスタイルです。胴回りがシェイプされ着丈は前は短めで後ろは尻の半分くらいを覆う感じです。展開はSV、AR、FLとなります。シリーズ中見た目が最もかっこいいしアルファSVがARC’TERYXのフラッグシップモデルという位置付けでもあります。
ここから画像で解説します。モデルとなるおじさん(あたくし)は身長168cm体重58㎏。インナーにソフトシェル1枚。ちなみにズボンはベータARのSサイズ着用してみました。
アルファFL サイズXS
上記体型の自分はXSでジャストサイズです。見ての通りスリムフィットでかっこいいです(モデルのおじさん除く)コンパクトに畳めるので夏場の急な雷雨などエマージェンシー的なシェルとして着用してます。
ベータシリーズ
ベータはゆったりめな作りでSサイズでも大きめでシリーズ中最も着丈が短いです。尻が半分出ます。3モデル中最も動きやすいので山歩き用に着用してました(過去形)現在は普段着として着用してます。展開はAR、SLとなります。強化モデルのハイブリッドってのもありますね。
シータシリーズ
シータは3モデル中最もデカイ!寸胴スタイルとでも言いましょうか。土管みたいなスタイルでシリーズ中最も着丈が長く尻はすっぽり隠れます。見た目のオシャレさは皆無でとにかく性能を追求したモデルかなと。台風並の土砂降りでの釣りもこれ着てれば普通にしのげます(笑)Sサイズでもとにかくブカブカなのでインナーにソフトシェル、ダウンジャケット、さらにまたダウンジャケットの重ね着までしてインナーだけで5着くらい着込んでもSサイズのくせにまだ余裕があるほどデカイのでXSでも良かったなと。てなわけで釣り用にはもっぱらシータARを着用してます。ここまで酷使してるからSVXにしとけば良かったとちょっと後悔。展開はSVX、ARとなります。SLもあったかな?ま、いいや(笑)
シータAR サイズS
と、ここまで解説しましたが、総合的に見ても、やはりフラッグシップモデルであるアルファSVが最もかっこいいし最高峰な性能なのでアルファSVを買っておけば絶対に後悔しないかと思います。が、SVはお高いですので自分的ARC’TERYX釣り用最適ウェアはアルファARがいいんじゃないか!となります!インナーにいっぱい着たい寒がりおじさんはシータARがいいです。自分は非常に寒がりなんで土管タイプのシータですはい(笑)
自分がARC’TERYXを選ぶ理由のひとつにやはりARC’TERYX独自の立体裁断があります。今まで着用してきたハードシェルの中で最も動きやすい。そして頑丈さ。ベータARはもうすぐ10年経過しますが劣化することなく時の流れをまったく感じさせません。あとはGORE-TEXPROシェル3レイヤー。GORE-TEX社が作ってるので、生地自体はメーカー関係なく同じですけどPROシェル3レイヤーは風は通さず中の湿気は逃がすという構造ゆえに冬場は耐風性はもちろんのこと、夏場の蒸し暑い雨でもまったく蒸れません。2レイヤーでも良いのですが、どうせ高い買い物なので最初からPROシェル3レイヤーがおすすめかもです。これらはあくまでも釣りの観点からの自分なりの見解です。運動量のある登山ともなれば2レイヤーの有難味もありますし。
さて、残るゼータなんですが、スペック的に街着でオシャレするならゼータSLでいいかと思います。が、上記の理由から釣りにはちょっと物足りないかもです。
参考までにもうひとつ画像を
ちなみに自分が最も気に入って着用しているブラックダイヤモンド。ハードシェル、ソフトシェル共に日本人体型に最もフィットすると個人的に思います。自分の超お気に入りでおすすめシェルだったフロントポイントシェルは廃盤で、もう入手不可能なので紹介は省きますが、下位モデルのリキッドポイントシェルは現在も販売中。リキッドポイントはリーズナブルな価格なので気になる方は検索してみて。
以上!
てか、ARC’TERYXやブラックダイヤモンドなどなど釣り人からはまったく関心のないメーカーしか持ってないからWORKMANウェア以外でウェアのインプレッション書いたの初めてでしたが需要があれば他メーカーのインプレッションも…やめときます(笑)